くろやんの日記

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やめるor続ける、仕事との付き合い方

 

入社1年目の教科書

入社1年目の教科書

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私の場合、公務員なので入社ではありませんでしたが、めちゃくちゃ参考にしていました。今思えば当たり前のことしか書いていないのですが、当たり前のことをしっかりできる人は意外と少ないです。

 

そういえばこの小説でも、当たり前のことを当たり前にすることの描写がありますが、それって本当に難しいよねっていう描写も面白かった。

 

もう『社会人1年目の教科書』は手元にはないのでうろ覚えですが、30点でもとにかくすぐにアウトプットは出してしまって先輩に見せる、という習慣にはいまだにめちゃくちゃお世話になっています。とにかくレスポンスが早いやつ、そして修正ポイントを伝えたらしっかり直して即出力して返信してくれる安定したやつ、というポジションを獲得しました。自分が一番向いている得意分野だったのかも知れません。

(色々な頑張った方がいい要素がありますが、これだけは、という1つ、自分が向いている「当たり前のこと」だったのかも知れません)

新人だったり初めての分野において自分が出せるアウトプットの質はやっぱりたかが知れているので、さっさとここまでは自分で思いついて出力できたぞ、という部分で一旦その道のことがわかっている人にアポイントをとってすぐに見てもらって、ダメ出し食らったところを直して、また出して、という方が先輩にも安心してもらえます。

(自分は今は、仕事によってはダメ出しを出す側になったのですが、マジで連絡一切くれなくて、お客さん側に提案する1時間前みたいな時にしょうもないものを出された時の絶望たるや。何したらいいかわからない時点ですぐ連絡欲しいし、せめて私にダメ出しさせる時間ぐらいくれやって気持ちになりました...後から私だけでなく色々な人に対してそういう感じだったので、部下とかではない、共同プロジェクトを遂行する関係だったのですが、その仕事一回でほぼ関係切らせてもらいました...)

 

今でも新人として頑張らなければいけない案件もあり、その時に、

・早めにアウトプット出す

・締め切りに余裕がある状態で修正を出せるように日程管理しながら案を出す

など、30点でもとにかくすぐにアウトプットは出してしまう、を繰り返したらめちゃくちゃ信用してもらえるようになりました。ダメ出しはもらいたい、くらいで30点だったり、5点くらいの初発のアウトプットを出しています。

 

この30点アウトプットを出した後は、修正しなければいけないと教えてもらったところをどれくらい完璧に出せるか(つまり、解法を教えてもらった状態でテストで何点取れるのか、みたいな)というところで、できるやつがこの仕事向いてないよねーって評価されるか、というところが決まっていく気がしますし、私自身解法教えてもらってもいまいちよくわからない仕事は向いていない仕事なのだと思って、違う方向で頑張ろうと舵きりしたりしています。(自分にはできないことだと諦めて、すごく魅力的に見えても自分には力不足だと違う人に回したりとか)

 

4月は入社の時期ではあるものの、最近だとすぐにやめてしまう人などもメディアでよく取り上げられますよね。個人的には、相当なブラック企業に引っかかってしまった、病気になりそう、という場合でない限り、一通りの仕事を解法もらってやってみて、ということを全部試してからやめる方が自己理解も進むし、その分野での人脈も一通り身につけられるしで、費用対効果が高いと思うのだけれどもなーと思います。

てか、これから就活な人には、自分の時間と新卒切符というレア切符を投資する分は回収できるような場所、少なくとも2、3年は居られそうだな、と思える場所を選ぶ、という視点は大事かなと思います。

一生その場所にいるのはレアなケースなので(特に子育てしっかりやりたい気持ちがわくと、色々考えたくなる)、まずは2、3年、大学を選んだ時や高校を選んだ時くらいの感覚で選んでみてもいいんじゃないかなーと思います。

 

とりあえず信用できるやつだぞ、と思ってもらえてたら、だんだんと偉くなっていく友達に仕事誘ってもらえたり、という状況も生まれてきます。実績はチャンスがないとなんやかんや生まれないので、チャンスさえない、という状況にしないようにする基本の術が、「入社1年目の教科書」には詰まっていたように思います。

 

そんなこんなで4月1日。

新年度で色々な情報がオープンになり、ありがたいことに色々な新規案件連絡が盛りだくさんだった本日です。「レスポンス早い」「安定したやつ」という自分のよさを活かして、色々な仕事を今年度も楽しんでいきたいと思います。

 

おやすみなさい。