世界史の資料集の端に載っていたのが出会いのきっかけで、さらに世界史の先生にもことあるごとにオススメ(教室内で先生からみたら多数への呼びかけという形だけれど)されて、高校を卒業して相当年数が経った本日、初めてチャップリンの独裁者を鑑賞しました。
美化された先生のオススメの言葉と年数のせいか、最後の演説はものすごく感動的なのだと期待値が超絶高くなってしまっていたせいなのか、最後の演説は納得部分もありつつも、あまりにも民主主義を完全視しすぎているようなメッセージにも聞こえて、2021年を生きる私に完全な感動はやってきませんでした。
きっとなんらかの支配に置かれている状態だったら、喝采していたと思う。あのメッセージを、懐疑的に受け取ろうとすることができる民主主義の中に生きることができていることに感謝したいとは思いました。
おやすみなさい。