くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

夫婦でオンラインゲームにハマって変化したこと

 

昨年の夏休み、特にこれを観ようみたいな計画性があったわけではなく、コロナのため引きこもって家で過ごしていた短い夏休みの間にアマゾンプライムで無料だったのと、なんか面白そうだね、という軽い気持ちで観た映画「光のお父さん」がきっかけで、今年の1月にPS5を購入し、FF14をプレイし始めました。

私自身は子どもの頃からFFをプレイしていました。父が私の歳の離れた従兄弟からお下がりでゲームをもらっていて、父がゲームを始めて私や弟も一緒にやる、みる、な環境だったこともあり、私にとっても父は光の戦士。光のお父さんってお父さんのことみたいだなーなんか共感できるかなーっていうノリで鑑賞。なお夫はゲーム禁止の家で育ったため、FFのことはほとんど知りませんでした。

鑑賞後は私は号泣、夫も自分が父親とコミュニケーションがほぼ取れないまま死別してしまったことから強く共感。そして芽生えた、オンラインゲームってちょっと面白そうじゃない?という興味関心。

 

私はゲームO K家庭で育ちましたが、ゲームに飽きて読書に走ったため、最後にゲームをした記憶が中学生くらい。親が従兄弟の友達に頼んで、家にPCを格安で設置してもらったので、脱出ゲーム的なものでは遊んだけれど、オンラインゲームまではしたことがありませんでした。

そして夫はそもそも友達の家でやるくらいしかしたことがないため、オンラインゲーム?って状態。

 

まずゲーム環境について調べるのに秋、冬と季節が過ぎ、年が明けてPS5を2台揃えよう!(品薄で大変そうだけど!)という決断をし、私は毎日Twitterの販売情報を追いかけて、どういう店舗で抽選に参加したら良さそうか、などの分析を始めたのが年明け。

運良く1月末にはPS5が2台(それぞれディスク有りとディスクなし)揃い、それまでサーバー混雑で新規参入がストップしていたFF14も参入が再開して、ついにヒカセン(光の戦士=FF14プレイヤー)デビューを果たしました。

ゲームというものに触れたことがない夫と10年以上ぶりの私なので、そもそもゲームをどうやって買えばいいのか、というところから躓いたりしちゃって始めるまでも大変でしたが無事ゲームを始めることができました。

(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

夫は仕事でも使うように欲しかったし、ということでそんなに高くないけど一応ゲーミングをうたっているディスプレイでプレイ。私は地デジ化した頃に安くなっていたので買ったみたいな10年前くらいのテレビでプレイ。そのテレビでさえこの画面の美しさ!

購入してから今に至るまで、いろんなところでスクリーンショットを撮っていつも旅行している気分です。

(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

また、ゲーム内でのお友達もたくさんできました。色々教えてもらったり、一緒にダンジョンに入ったり、言ってみれば架空であり虚構の世界の冒険なんですが、これがとても楽しい。NPCと行くよりも、みんなで強い敵を倒せた時は達成感がありますし、とても感動します。光のお父さんがめっちゃ感動した気持ちを追体験できました。(そして光のお父さんがめちゃめちゃゲームうまいじゃんということにも気がつきました)

ダンジョンに行くときは、勝手に他のプレイヤーとマッチしてくれて行く場合もあるのですが、そこでたまたま一緒になった人とその後Twitterで繋がる、なんてこともありました。

ちょっと難しいダンジョンで、おまけに途中で一人がネットの通信環境が悪かったせいか、何か停電などが起きたのか、落ちてしまったことがあったのですが、初心者の夫と私は何をしたら良いのかわからず、けれども、もう一人いたプレイヤーの方が、一人を募集する操作を行なってくれて、再募集をした一人を待つ間、ダンジョンの安全な場所でみんなでダンスを踊ったりしながら待つなど、楽しい時間を過ごしたりしました。

チャットだけでなく、キャラクターを色々動かすことで色々なコミュニケーションが取れることも面白いですし、こうして知らない人と交流するのもとても新鮮でした。

 

ものすごく難しいコンテンツに挑んだ時は、ディスコースという通話アプリを使ったこともありました。昔、オタ活をしている友達に教えてもらい、アプリだけは入れていたものの一度も使ったことがなかったのですが、FF14を機に大活躍でした。(なおディスコースの使い方もヒカセンの皆さんに教えてもらいました)

みんなで、ごめーんとかやばいやばいとか言いながら負けて、次はどうしたらいいかを話し合いながら戦うのはとても楽しく、気がつけば日を跨ぎそうな時間になっていたことも。そうしてなんとかクリアできた時は本当に嬉しくて、とても楽しかったです。

 

こんな感じでどハマりしている元ゲームとは縁のなかった夫婦が感じる一番の変化は、休日の過ごし方です。運動不足を避けるため、自転車には引き続き乗りつつ、その後はおうちでゲームをしていることが多くなりました。雨の日は基本FF14の世界にいます。

 

ゲームに集中するためにお酒を飲まない週末も増えたことも変化の一つかもしれません。一生懸命プレイしたい&眠くなりたくない!という気持ちから、ビールではなくただの炭酸飲料を飲むことも増えました。今はビールの箱ではなく、炭酸水の箱が家にあります。また、料理のレパートリーにも変化が生まれました。がっつり料理することもありますが、パッとつまめるものを食べてまたゲームに戻ることも。新しいメニューのレパートリーも増えました。

 

FF14は課金要素がほぼないため、かかる費用は毎月の利用料金のみ。サブスク感覚です。二人で3000円/月ほどでしょうか。電車に乗って出かける、みたいな「イベント<FF14をやる時間」になったので、貯金が増えました笑

ゲームにはハマっても、グッズを買うみたいなハマり方をしていないせいかもしれません。

 

また、遊ぶ友達に新しいカテゴリーができたような気がします。自転車仲間、ボドゲ仲間、そしてオンラインでしか会わないFF14仲間。新しい人との出会いは、生活に新しい刺激をもたらしました。自分にとってオンラインゲーマーは自分の現実の友人にはいなかったので、彼らが好むものやよく行くところ、お金をかけるものなど、ツイッターなどから垣間見えるそうした人となりは自分にとって新鮮な発見が多かったです。なお、そうしたコミュニティから影響を受けた一つとして、冷凍食品に最近関心を持っています(ゲームをしている途中でチンするだけでご飯を食べてまたすぐゲームできるので)最近の冷凍食品はとても美味しくてびっくりしていますし、海外の冷凍食品も色々入ってきているのを知って、自分の世界が違う方向でも広がりました。

 

外には出かけなくなりましたが、確実に私たち夫婦の内的な世界は広がったような気がします。夫婦での会話も、ゲームに例えたものが出てきたり、これ○○っぽいという比喩にゲームの中で出てきたキャラを使ったり、コミュニケーションの道具が増えたこと。新しい人間関係が構築できたこと。そして語ることができる世界が一つ増えたこと。他のゲームの情報にも敏感になった気がします。FF14でいっぱいいっぱいで手を出したことないけど。なお最近はこのゲームが気になっています。本物の人間が、AIになってみようとする感じなのかなあ?この発想が面白すぎる。

news.denfaminicogamer.jp

 

さて、熱く語ってみましたが実はまだFF14は最後までクリアできていません笑 毎週末結構プレイしている気がするんですが、サブクエストも面白いしと寄り道しているのもあって、まだまだ先は長いです。こんだけ長い間遊べるなんて、なんてすごいコンテンツなんだろうと感動してしまいました。

自分がクリアできる頃に、自分はアクションっぽいゲームは無理、とオンラインになってからはFFに触れていないFFシリーズ大好きな父をFF14の世界に誘ってみようかと思っています。

この前チラッとFF14を始めてみた話をしたら、なんと、父は映画公開当時に光のお父さんをわざわざ映画館(車で2時間以上かけて)に見に行ったらしいです。めっちゃFF好きな人なのに、アクションが苦手、人とやるのが緊張しちゃう、という理由でやってないのが勿体無さすぎるので、早く誘えるように頑張ってクリアしよ。(そしてもっと上手くプレイできるように研究しよ)

 

まだまだ私の冒険は続きそうです。

おやすみなさい。

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