くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

公園から消えた人々から考える、人生の楽しみ方の手札の数について

 昨夜はなかなか寝付けず、金曜日の夜だしまあいいか、とスマホで漫画を読むうちに就寝。時計の針が真夜中の1時を指していた記憶はあるので、それなりに夜更かしはしていたはずなのに、今朝目が覚めると朝の6時30分でした。

休日なのに思わぬ早起き。

 

朝から雨がふったりやんだりを繰り返した午前中でしたが、午後になると落ち着いてきたので散歩に出ました。

緊急事態宣言は解除されましたが、我が家の休日スタイルの基本は自粛期間中と大して変わらず。

散歩をしてお気に入りのコーヒー豆のお店に行って豆を買い、また散歩をしながら帰る。行きと帰りは違う道を通るようにしています。歩数計は2万歩近くをカウントするくらいの長距離散歩です。

 

週末に雨が降ったりなんだりで久しぶりの散歩で、いつもと違う、と感じたことがありました。正確には”いつも”ではなくて、"自粛期間中とは"違うなんですけど。

公園がえらくガラガラでした。

散歩中広めの公園をいくつか通過するのですが、どの公園も自粛期間中より人がいなくて、静かな公園になっていました。

(これが本来の姿だったのか……)

 

公園にいるのは、まいるどヤンキー風のファミリー。海外から来たファミリー。そして異国の言語で世間話に勤しむ海外から来た方(私たちと同じ世代か少し下の世代)

のんびりと余暇を楽しんでいるそれぞれのグループと公園に流れている時間はなんだかいつもの時間とは違う流れのように感じました。

そんな流れの中に、今は私たち夫婦ものっているのかもしれません。

あくせくした休日は消えて、まさに「余暇を楽しむ」休日を過ごしています。4時間近く散歩だけして楽しいねえ、と思う休日。

お出かけせずに近所で楽しむメリットが私たち夫婦にとって非常に価値のあることだと感じたから、こうして自粛が解除されても散歩に勤しんでいるんだと思います。

一番のメリットは、くだらないことからまじめなことまで、夫婦での会話の時間がとても長くとれるようになったことかな、と思います。散歩しているとスマホも全然いじらないので、相手の話に耳を傾けるし、自分もしゃべることに夢中になります。

毎週末何時間もおしゃべりをするので、同じ話題だと飽きる→話題が広がる→色んな知識・知見が広がる……という循環も、知的好奇心が強い私たち夫婦にあっていたみたいです。

 

就活の選択肢が必ずしも企業に入社することではないように(農業や漁業への就業など、働くの意味はもっと広いはずなのにその選択肢は、就活生に質問してパッと出てくる人ほとんど出会ったことがないように)

余暇を楽しむ、の手札の数もたくさんもっている中から選びたい人生にしたいと思ったので、これからも色んな「余暇の楽しみ」を増やして行きたいなあ、

ということを公園から消えた人々に想いを馳せながら考えさせられました。

 

さて、公園から消えた人々はみんなどこにいったのだろうか。

 

おやすみなさい。

 

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