くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

急がせてくる全てのものに抗いたい

 

社会人を経てから大学院に入学し、早4年。入学以前からやっている仕事をチマチマとしつつ、最近では研究に関連した仕事の案件もいただけるようになり、研究をしつつもそうした仕事も楽しみつつ、という感覚としてはのんびりとした学生生活を送っています。

ストレートで院生になった他の多くの学生よりはかなりのんびりしているなあという自覚はあるのですが、そんなのんびりとした自覚もあって、なんなら社会経験もあって「就職」への焦りも大きい方ではないと思うのですが、そんな私でさえ周囲に論文を多く書き、投稿してアクセプトをもらう(=つまりは院生的には「結果」を出す)ことをせっつかれるような(そして実は指導教官はそんなこと言わない)環境を目の前にして、ああーこりゃー普通にストレートで上がって、結果がスパスパ出せればいいけれど、年数がかかりそうなテーマだったり、たまたま時世があっていないテーマで研究をしようとのんびり構える人にとっては大変な世界だな、ということを実感している最近です。

指導教官よりもむしろ周りの圧の方が強い、出さなきゃいけないよね、という圧。社会経験もまだなくて、学振取れたとしても期限付きの収入というちょっと心細さもあって、という状況の院生さんが、同じ世代の人からせっつかれるのは、なまじ指導教官みたいな上の人からの圧よりも、強く感じるのではないかなと思いました。

 

急がせてくる全てのものに抗いたい。

おやすみなさい。