今年の目標の1つが読書の質を上げること。
一冊から吸収する情報量を増やす為に、今まで行ってきた読書法とは違うやり方を学ぼうと読んだ一冊がこちら。
『東大読書』
現役東大生(今もかな?)の著者が東大生の多くが特別だと思わずに実践している読書法をかなり細かく方法として落としこんで解説してくれている一冊です。
方法として、というのは数在るハウツー本は往々にして、
「本を読む」という問題があったときに、
・三回は読む
・章ごとに要約する
みたいなレベルで書かれていることが多いのですが、この本は違っていて本当に具体的な行動リストにまで落としこんでくれているということです。
実際に読書をしながら、次は何をやるんだっけ?と読み返したりするので、もはや今の私にとっては本の読み方の説明書状態です。
内容としては速読とは真逆。
現代文や古文の一作品を一週間かけてクラスで細かく読み進めた高校までの授業における読み方にかなり近いです。
(思えば、学校でさんざんあの読み方をやったのに、実生活であの読み方で読書しようって思ったことなかったな……)
結果として一冊を果物を絞り器にかけるがごとく、凝縮した情報を自分の中にしっかり取り込むことができるようになってきました。
その中で私が気がついたことが、
「分かっている(と思っている)ことをあえて書出すことの重要性」です。
「分かっている、と思いつつ実際はどういうことか説明できない」ということに気がつく為に、本に書いてあるタイトルや章のまとめ文は付箋にでも書出してみた方がいいということに気がつきました。
分かりきったと思ったことでも、書き出してみて「あれ?やっぱりよく分かってなかったかも?」と気がつけたり、もしくは改めて今自分が考えていることを意識できたりするのです。
特に自分は声に出すよりも、書き出して視覚化する方が効果的に感じたので、今年一年はこれを続けてみたいと思っている次第です。
100均で大量に買った付箋がバラバラするのをまとめる付箋用の筆箱が必要になってきたなあ……
おやすみなさい。