くろやんの日記

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Bakeoffを観て学んだ、「表現する」ということについて

 

昨年に引き続き、どハマり中のブリティッシュベイクオフ(The Great British Bake Off)。修士論文関連が落ち着き、大学の授業もひと段落したのでシーズン5を鑑賞し始めています。Pastry、Savoryなどお菓子の英単語語彙力も上がってきました。

 

シーズンを重ねてみていると、勝ち上がりそうな人というのが一話、二話で見えてきます。その考察の中で考えさせられたのが、「表現する」ということについて。

「表現する」という言葉で私が思い出すのが現在の学習指導要領。「表現する」という言葉をみていると、自分の頭の中にあるものを出力して周囲の人に見えやすいようにする、というのをまず思い浮かべるのですが、Bake offを見る中で、それは第一段階で、第二段階「自分が思い描いたものを出力する」ということを見逃してしまっていたかもしれない、(言われてみればそうなんだけど、ちゃんと納得してなかった感じ)と思いました。

平成29・30・31年改訂学習指導要領の趣旨・内容を分かりやすく紹介:文部科学省

 

一話や二話を見て、勝ち上がりそうだなと感じ、実際勝ち上がる人はこんな人

・題材(ビスケットとか、パンとか、ケーキとか)についてその原理を理解しているか(どうして膨らむのか膨らまないのか、なぜ焦げるのか、あるいは焦げやすくなるのか、など失敗要因を論理立てて説明できる)

・その上で常に工夫を試みる

(大会ということもあって、審査員は結構この冒険心を大事にしている様子が度々みられる。シンプルで簡単なものを完璧にしたものと、難しいことに挑戦して一定のレベルに到達したものでは、お題の最低レベルについて失敗していない限り、難しいことへの挑戦が評価されることが多い)

 

この題材について原理を理解している、ということが知識理解の部分であり、そして自分が思っている通りに「表現する」ということの能力につながっています。

レシピ通りに忠実にできていても、この原理を理解して人に説明できるような人でないと、多分工夫段階で表現につまずき、結果として「レシピ」は表現することができても、「自分が思う通りの」あるいは「自分が思い描いたこと」を表現することは難しいのです。

 

なので、工夫ができるってやっぱり基本を理解しているからできることなんだな、と思いました。

おやすみなさい。