美味しそうなタイトルに釣られて読み始めたシリーズでしたが、ついに最終巻を読みました。
江戸の町に生きた人たちが感じていた季節をさまざまな食べ物を通して一緒に楽しみつつ、見え隠れするサスペンス。
そしてちょうど今やっている大河ドラマとも重なるラストに、では今の時代を作り上げているのはなんなのか、ということを問いたくなりました。
明治に変わる様な時代の節目なのか、まだまだ変わる兆しが見えない中でもがく時期なのか。
色々なことはおこるけれど、それでも日々の日常があり、腹は減るのだ、というあたりはちょっとこの漫画(映画)も思い出したり。。
シリーズが終わり、もうお妙さんの新しい料理に会えないのかと思うと少し寂しいですが、お妙さんがいた江戸の町で、自分もまたこの時代の中で美味しくて楽しい料理を日々つくって生きていきたいなあと思いました。
おやすみなさい。