Oisixをはじめ、各種個人の農家さんがやっているものなど、野菜を定期的に購入できるサービスが、コロナ禍の自粛も手伝ってか、周囲でも利用者が増えてきたように思います。
私自身はOisixを何度かお試ししてみた後、最終的には農家さん個人がやっている定期便を利用しています。
段ボールに野菜がどっさり入って月一で届くコースを選んでいます。お値段は月3000円程。大体刻んで味噌汁の具用に冷凍保存しています。大人二人で1ヶ月ちょうどいいくらい。
毎月一つ二つは聞いたことがなかったり、スーパーでは見たことない珍しい野菜も入っていたりして楽しいです。
見た感じだと、たしかに私は野菜定期便で野菜を購入はしているんです。
けれどもこのシステムをよくよく考えてみた時、実は私が購入しているのは野菜ではなく、毎月、毎週どんな野菜を買おうかなと考える時間や考えるために調べる時間、野菜に関する知識、そして新しい野菜に挑戦するための決断などなど、脳の思考時間と決断の力を購入しているのでは?ということです。
決断の力は侮れません。炎上してしまいましたが、Daigoも人間いちばん脳のエネルギー使うのは何かを決める時、って言ってました。
これはほんとそうだなって思うんですが、何かを流れでやる作業よりも、何かを決めたりするために思考するときの方がめっちゃ疲れるし、疲れている時にはできないんですよね。
今スーパーに行くと野菜もたくさんの種類があって選択肢もたくさんあります。
けれども選ぶのが面倒で、決断する力を温存しようと思うと毎日スーパーで同じ野菜を買って同じようなメニューを食べることになります。
それができればそれでいいと思いますが、私は食いしん坊なので、毎日作るのは味噌汁であっても具材は毎日ちょっと変えたりしたい派です。
そういう時に毎月自動的にちょっとずつ違う野菜が、しかも季節感とかも取り入れて届くのは本当に楽しくて、人生に彩りを添えてくれます。
というわけで私が野菜定期便で購入しているのは、野菜というより、新しい野菜との出会いや決断するための思考時間だということに気がついた、という話でした。
来年も面白い野菜や初めての野菜にたくさん出会えるといいな。
なお今年いちばん面白くてびっくりしたのはロマネスコです。
おやすみなさい。