金曜ロードショーで定期的に流されるので、数年に一度のペースで必ず鑑賞している気がします。
前回鑑賞の時に思ったことはこちら。
本当にその年代ごとに憧れる女性像(少女漫画とは全然違う)が描かれていて、どの視点からでも楽しめるからジブリは何回も観てしまうのかなあ、と思ったり。(他の作品に置いても、全世代ごとに素敵キャラが散りばめられているんですよね、ジブリ)
今回観て考えたこと・感じたことめも
◯キキの素直になれない気持ちを思い出す
警察に注意されてしょげた後、ホテルの人に頑なになったり、同年代の街の子と会っても挨拶しなかったり、トンボに誘われても行かなかったり。
素直になれないキキの描写はたくさんあったのですが、キキは特に何か台詞を喋るわけでもなく、心の声がナレーション的に入る訳でもないため、キキと同い年(よりもう少し幼かった頃)頃、描写の意味を理解することがとても難しかったことを覚えています。
本当の意味でその頑さを理解できたのは、高校も卒業して大学に進学し、それこそキキと同じように親元を離れて一人暮らしを始めた頃だったと思います。
思春期特有なモヤモヤ。
友達関係に大きな変化も中々起きない上、周囲に遊ぶような場所がないど田舎でずっと過ごしていたことで自分には遅れてやってきたんですかね。
台詞が細かくないからこそ、自分と重ねられるのかな。
こういう見方ができるから、きっと何度も観てしまうんだろうな。
◯ロケ地に行きたい欲求はやっぱりわかない
ジブリ映画の中でもかなり魔女宅は好きな作品なのですが、スウェーデンのストックホルムに行ってみたい欲求はあまりないんですよね。
行ってみたら興奮はするんだと思いますが、わざわざそれを旅の目的にする意欲まではわかないんですよね。
それは多分、私の中での魔女の宅急便は、あくまで角野栄子さんの魔女の宅急便で、原作を読みながら想像した自分のコリコの街、がストックホルムと重ならないんだと思います。
ストックホルム行ったことないんだけど笑
行ったらあーってなるのかなー。
◯仕事と生活すること
キキを観ていて改めて思ったことは、人間が生活することと仕事をすることはとても密接なことで、生活が仕事を喰ってしまってもだめだし、逆に仕事が生活を喰ってしまうのも、健全ではないんだな、ということです。
生活が潤うから良い仕事に繋がるし、仕事で達成感があるからこそ生活も楽しい。
そんな人生にしたいな、と改めて思いました。
というわけで2020年3月視聴の感想は以上です。
また次に観るときはどんなことを思うのかな。
おやすみなさい。