働き方革命
プレミアムフライデーが始まって、電通の事件からの労働時間に関する監視が厳しくなって、労働者にとって働きやすくなっているかと思えば、それで成功している人(会社)もいるにはいるけれど、私の周りには違う人もいる。
やらなきゃいけない業務量は減らないのに、時間だけ減らせって言うのは無理がある。そういった設備投資をしてから時間を減らして欲しい、という声だ。
他にはこんな声も聞こえる。
仕事が好きで好きでしょうがなくて、それだけをやっていたいのに、時間監督が厳しくなって辛い。
経営者さんの中には、働く事が大好きで死ぬほど働いて幸せっていう人も多いようですが、上のような主張はいわゆるホワイトカラーの人から聞く事が多い。
ある程度のクリエイティブを求められる仕事で、時間監督が厳しくなった事によって、逆に辛くなった、とのこと。
その方がぽろっとおっしゃった一言が忘れられなかった。
工場労働じゃないんだから。と。
仕事が好きな彼は言いました。休みの日に、もしくは有休を取っていた日にとても良いアイディアが思いついて、今すぐ会社のある資料にアクセスしたくなっても出来なくなってしまって。辛い。
強制的に休みを取らせようとする事で、不当に労働させられている人達を救おうとしていることは理解しているけれど、
そもそもホワイトカラーの仕事って、ある一定の場所でないとできないもの、というわけではないものが多いと思うし、逆に休みの日であっても何かがアイディアが思いついたりして、いわば労働時間なんていつでも、どこでも、と言っても過言ではないきがした。
自分にしか出せないアイディア、そして四六時中それが脳の中にあること。だからこそのお給料でもあるとも思った。
労働時間が長いとストレスなのか、労働時間中嫌な人と一緒にいる事がストレスなのかは考えた方がいい問題な気もした。
あと、時間を短くしたら、生産性が上がっていない限り給料が減るのは当たり前な気がした。だって生産量が減るんだもの。
時間だけ減らせば良いって問題じゃない、でもそこを強制しなきゃできない社会にすごく問題を感じてしまう。