くろやんの日記

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ドラゴン桜でめちゃくちゃ共感するシーン

 

------ネタバレあります-------

私は大学受験の終盤に正しい勉強法に出会い、大学入学後にいろいろな勉強方法を知り、その中でドラゴン桜を読んだのですが、今自分がインプットしたいと思うことへのヒントをもらうためにたまに見返しています。

 

最近読み返して、ずっと水野さんに共感している部分があるけれど、意外と読んだみんなと噛み合わないなという部分があることをふと思い出しました。

それは水野さんが冬季講習を受けて、その後矢島の家でエリカちゃんと矢島と一緒に本田先生の授業を受けるシーン。

ここで矢島母が、水野さんに対して図々しい子、みたいな表現をしますがここでの矢島母の感覚って別に変じゃないと思うんですよね。

 

学校(桜木先生)がお金を出してくれるものに水野が行きまくるのは、学校は水野さんが東大に行ってくれれば再建の目処が立つ、という学校側のメリットもあり、バランスが取れている感じがしますが、矢島家に行き、しかも高いお金を払って呼ばれている本田先生の講義を受けると思うとやっぱ躊躇少しすると思うんですよね。直前に大沢くんも同じようなシチュエーションで断っていますし。

でも、水野さんは矢島の家に行きました。大沢くんの節度の話を聞いた後であっても。

私はこの水野さんの行動について、なんだかものすごく共感してしまうのです。こういう、自分の目的のためにちょっと貪欲に、節操なく行動するようなこと、学生であればちょっとくらいいいんじゃないかなと思ってしまう。

(大人にやられたら何かなーって感じもしますが、でも自分は熱心にこられたら断れないし、なにか差し出してしまうかも)

 

それは自分もそういうふうに受験を乗り越えたからかもしれません。

大学受験の時に、暗記系の参考書は先輩からもらって手に入れていたのですが、やっぱり演習系の問題集はなかなか手に入れられず、(お金もないので)秋くらいまでひたすら学校配布のプリントと教科書についている問題を繰り返し解くだけでした。

数学は学校側が指定したワークがあり、それは教科書購入時に一緒に購入できたのですが、それ以外を買うにはなかなかお金が捻出できない。

特に当日現代文と古文のワークが欲しかった私は、とりあえず受験学年ではないけれど自分が一度授業を受けていたことがあった国語の先生にこっそり相談。

勉強を見てもらいつつ(その当時違う学年担当だったためこっそり)、素直に全部やりこなしたのもあって先生との信頼関係が築けたあたりで先生が前年度などで先生がもっていたワーク集などを貸してもらいひたすら問題を解きまくれる環境を手に入れました。

公立なので残業代とかもない中、本当にありがたかった。最後は受験のお守りの先生お手製折り紙お守りもいただきました。

今思えば結構ちゃっかりしたやつだし、ちょっと節操ないやつっぽいけれど、熱心で貧乏だけどがんばって国立行きたい素直な生徒をなんとかしてあげたいという同情票も手伝って、結果を手に入れられたような気がします。

こういう自分の経験ともなんとなく重なるせいか、水野さんのこの行動がこの漫画の中では一番グッと心に来るのかもしれないです。

でも矢島母の反応は全然正しいと思います。(そして大沢くんも)

今の自分は多分子どもができても参考書とか買ってあげられるけれど、この矢島母の気持ちと水野さんの行動もマルッと呑み込める自分でありたいな、と思います。

 

そういえば一般人だけど教科書10回解くのは本当に効果抜群だったよ。当時、宇宙人系の友田がそうしていて、真似して10回解いたらめちゃ点数伸びて、以来ずっとこの戦法の勉強方法は大事にしている。

 

おやすみなさい。