最近、防災バックリストの中身を検索すると、ライトや非常用トイレなどの実用物が並ぶリストの中に、好きな漫画や小説も混ざったものに出会うことがある。
私も好きな小説には大変救われた。
災害が起きて停電し、夕方暗くなってきたら早く寝るのみなのだけれど、日中はかなり手も頭も宙ぶらりんな状態になる。
それなりに安全な状態で宙ぶらりんになるのは怖くないけれど、あまり安全ではない状態で宙ぶらりんになると、色々危ない。
私の家は本を買わない家だったので、私自身も自分のものとして持っている本が少なかった。本は借りる派。
でもこの日を境に、お気に入りが手元にあることの意味をすごく感じた。
たまに芸術なんて意味ない、無意味、非常時に役に立たないって言われるけど、
非常時にもマジで役に立つ。
誰かに優しい自分であるために。
おやすみなさい。