くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

不安定な夜のそばにあるもの

 


最近、防災バックリストの中身を検索すると、ライトや非常用トイレなどの実用物が並ぶリストの中に、好きな漫画や小説も混ざったものに出会うことがある。

私も好きな小説には大変救われた。

災害が起きて停電し、夕方暗くなってきたら早く寝るのみなのだけれど、日中はかなり手も頭も宙ぶらりんな状態になる。

それなりに安全な状態で宙ぶらりんになるのは怖くないけれど、あまり安全ではない状態で宙ぶらりんになると、色々危ない。

 

私の家は本を買わない家だったので、私自身も自分のものとして持っている本が少なかった。本は借りる派。

でもこの日を境に、お気に入りが手元にあることの意味をすごく感じた。

 

たまに芸術なんて意味ない、無意味、非常時に役に立たないって言われるけど、

非常時にもマジで役に立つ。

誰かに優しい自分であるために。

 

おやすみなさい。