くろやんの日記

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東京マラソンボランティアに参加して考えた「平時のボランティア」について

 

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今日は朝から雨が降り肌寒い中、東京マラソンのボランティアをしてきました。天気予報では午後から降り出す、とのことでしたが、がっつり朝から降り出しました。

 

夏のトライアスロン大会以来のボランティア。今回は初めてマラソンの大会でのボランティアです。

服装はこんな感じの黄色い雨具のようなものと黄色いアシックスのキャップが通常ボランティアお揃いのコスチューム。ちなみにボランティアリーダーさんは緑色でした。

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ちなみにウエアは東レ、キャップはアシックスで、今後の自分のランニングに普通に使えそうなくらい質がいいです。

ランニング用キャップを買おうかどうか迷っていたのですが、思わぬところでゲットすることができました(笑)

 

今回のボランティアはコース整備。コース沿いに立って、基本はランナーの方への応援&事前に渡されていたゴミ袋を広げてランナーからのゴミ(補給食、簡易の雨具)の回収、そしてたまに交通規制の中反対側に渡りたい観衆の方に渡れる場所のご案内をするなどがお仕事の内容。

 

普段自分が走っている時、声をかけてもらえるとめっちゃ嬉しかったことを覚えているので、ずーっと「がんばれー!」って応援していました。

外国からのランナーさんもめっちゃ多くて、ハイタッチしてくれたり、片言の日本語で「アリガト!」って言ってくれたり、一瞬一瞬なのに本当にいろんなコミュニケーションが生まれて面白かったです。

 

ただ、山用の雨具を着込む等、準備は念入りにしましたが、あんまり動かないので結構寒かったです。

 

終わって思ったことが、

平時のボランティア活動への意識について

前回のトライアスロン含め、こうした有事(災害時など)ではないボランティアで自分たちと同じ年代、働いている世代と会うことってほとんどありませんでした。

ふと思い返すと、自分の周りでも、同年代でボランティアしているよっていう人はほとんど出会ったことがありません。(有事はやったことがあってもそれ以外のゴミ拾いとか子どもと遊ぶとかはない)

逆にこどもがいるご家庭は学校や地域行事なんかで地域のゴミ拾いとかがあって、そういうのに参加するらしいんだけどね。

何かに属していないと、なかなか自発的にやる、というボランティアをする人って本当に少ないのかもしれない、と思いました。

(逆に日本は地域の小さい集団はたくさんあって、そういう地域が街を綺麗にしたりする活動に勤しんでいるので、いちがいに海外よりもボランティア文化ない、とも言えませんが……)

 

じゃあなんでボランティアをやるのか、ボランティアの意味ってなんだろう?

っていうところを考えてみました。

 

社会参加の喜び

なんやかんや言っても、大体の人間は誰かに喜ばれることで嬉しい気持ちになれますよね。人間やっぱり集団で生きる生き物なので。

 

give

最近ツイッターでもよく見かけるようになりました。よく、自分の収入の5%を誰かのために使う、ということを習慣にしている清き人を見かけます。(大体めっちゃいい人)お金という物がなくても自分の時間もお金のような物(Time is money)。というわけで自分の時間を誰かの為に割いてみる、というのもまた1つのgive。

 

学び

例えばボランティアをやると、色々なトラブルが発生するのですが、そのトラブルは普段の自分の生活に登場する物とはまた毛色が違うので、自分のこれまでの経験を踏まえて解決するよい機会になったりします。(今流行の問題解決型学習のよい機会)

また、リーダーをやるとイベント運営のイロハを勉強できたりします。私は中高生の時に子ども達と毎月遊ぶボランティアをしていたのですが、毎回季節や時期を考慮した企画を立てて運営していた実戦経験のおかげで、企画の5W1Hとか、イベント企画における時間管理の基本を学びました。これは今でも仕事にめっちゃ役立っています。

 

 

いいこといっぱい!

ただ、昨今そういうコミュニティが小さくなっていっているし、町内会に属さない人も結構増えて来たと思います。ボランティアは非常時だけのものではない、っていうことを知る機会を失ってしまったら、ボランティア=非常事態の物、というすごくハードルが高いものになっていってしまわないかな、とちょっと思ったり。

実際私の周囲の独身の働き盛りの友人達にはそういう意識の人も結構多かったので、ボランティアを終えてみて、実際自分と同年代の参加者はほぼいなくて、ちょっと考えさせられました。

 

 

さて、じゃあ来年もボランティアやるの?

と考えた時、来年は東京マラソンのボランティアには参加しないかもしれないなーと考えています。

理由は、

・参加したい人が多くて抽選になっているようなボランティアであること

・自分でなくてもできることだった(=ボランティアの一歩を踏み出す人にすごくちょうどいい!)

 

自分は先日、トライアスロンの審判資格講習も受けて、そっちの競技のオフィシャルもできるようになったし、そしてそういうところって人が足りていないようなんですよね。

じゃあ限られた自分の休日と言うリソースを何に使うべきか、ということをよくよく考えた時、もっと自分が必要って思ってもらえるところに投下したほうがいいかな、と思ったので、もっと違う、人が足りていなくて自分の力を発揮できる場所にボランティアに行こうかな、と思いました。

 

 もちろんめっちゃ楽しかったです!マラソンのボランティア!

なんだかんだ大きな大会なので、車椅子部門の選手が駆け抜けて行く様を間近で観ることが出来たのは貴重な体験だったし、普段テレビでしか観ない長距離界のトップ選手達の走りを目の前で観ることが出来たのも貴重な体験でした。

(めっちゃ走るフォームが綺麗でした!)

ボランティアの動かし方も大きな大会なだけあってすごくしっかりしていたし、平時のボランティアの第一歩としてはめっちゃいい大会でした。

 

そうそう、めっっっちゃ寒かったので活動終了後は夫婦でラーメン屋に駆け込みました(笑) 

日曜日だけど働いた後のラーメンはおいしかったー!

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おやすみなさい。