個人的に、思うがままにできるだけ多くを書いてから削除していく方式をレヴィ=ストロース方式と呼んでいます。
レヴィ=ストロースはフランスの人類学者で、わたしたちの生活や社会、文化の中には見えない構造があり、この構造によって私たちの生活が支えられているという構造主義という考え方を提唱した研究者ですが、彼の論文を書くスタイルが、たくさん書きまくって、後で削ったり推敲したりしまくる方式でした。
削ったり添削したりは新しく生み出すよりも精神的にもなんだか楽で、大元になる核はもうできているから大丈夫という安心感のもと、どんどん削れるし、どんどん入れ替えもできる。
新しく生み出す方が大変なので、そこのハードルをめちゃくちゃ下げておくことで、まずはどんどんアイデアを出し切ってしまう、というのが私的にはとても精神的に楽な方法でした。
削って入れ替えて、完成する時にはテセウスの船状態になってることもしばしばあるような気がしますが、それはそれで。
また明日からもがんばろ。
おやすみなさい。