くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

聖地巡り?読書後の遠足

随分前に読んだ原武史の滝山コミューン。実際の滝山団地ってどんな感じになっているんだろう?と遠足に来ました。

団地の周りをぐるっと散歩してカフェへ。

店内は異文化の香りと地元のトラディッショナルな香りが入り混じって、とても多様性のある空間でした。

この本は団地という地域の、地域としての危うさを描いたものでしたが、半世紀ほどが経過して団地という地域自体もだいぶ変化したのではないかと思いました。

もちろんウサギ小屋と揶揄されてしまう団地という建築物の問いなおしは色々されてきたかと思いますが、団地というコミュニティは半世紀を経て非常に面白い発展を遂げているような気がします。

新陳代謝が得られたら、こんなに安全で快適な場はすぐに売れそう。シンプルに住み心地はとても良さそうだと思いました。

引きこもりたい人にはとても良い環境のようにも思えました。駅などは遠いですが、スーパーやコンビニ、本屋さん、そしてちょっとおしゃれなカフェは徒歩圏内にあるし、遠いと言っても都内なのでウーバーイーツは来てくれそうなくらいの距離です。

どこも駅から離れているので総じて空いています。混みすぎてて入れない、という心配がないカフェが近所にあるのはなかなか高ポイント。

在宅ワーカーでかつ家の外に出るのが億劫、趣味はゲーム、普段からネットスーパーヘビーユーザー、たまに大量の買い置きをコストコに行ってあとは外に出ません、みたいな人には超絶便利だし静かで暮らしやすいような気がしました。

(なお駐車場もまあまあ広くて充実していた)

惜しいのは駅から離れている割には狭いと感じる人がいるかもしれないこと。いくつか二部屋ブチ抜き物件を作っても良さそう。あとネット環境の整備かな?

 

今だと、越谷レイクタウンとか千葉の流山とかが同じような世代が集中して住んでいる住宅地という意味で団地2.0的ポジションになるのでしょうか。こうしたまちがどのように変化を遂げていくのか、団地とはどのように同じでどのように異なるのか、色々長期的に観察してみるのも楽しそうです。

 

楽しい遠足でした。

おやすみなさい。