くろやんの日記

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先輩の一言から、情報弱者、とはどういう状況の事か考えてみた

 

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先日、出産をした先輩が確定申告について話していた。

今の世の中、申告すれば戻ってくる税金はたくさんあったりする場合もあるのに、面倒くさがってやらない人もいるんだろうな。

やっぱり勉強するって大事だな。

と仰っていて、共感すると同時に、『情報弱者』という存在について考えさせられた。

 

 

情報弱者、と聞くと同時に情報格差というワードも思い浮かんだけれど、どう違うのだろう』

ウィキペデアでさくっと検索してみると、

情報弱者

情報環境が良くない場所に住んでいたり、情報リテラシーメディアリテラシーに関する知識や能力が十分でない為に、テレビやインターネット等からひるような情報を教授てきていない、

という人(つまり情報格差がある人)が、各種の情報に疎くて上手に立ち回れていない状態の事

 

らしい。

つまり、情報格差状態にある人を総称しているのが情報弱者ということになるのかな。

 

言葉って難しいけれど、一旦『情報弱者』とはそういうこと、として話しを進める。

 

 

スマホによって全ての人にインターネットがあるような日本において、何故情弱と呼ばれる人達が多数生まれてしまうのだろうか』

もちろん経済的な理由、状況、等によって必ずしもそうならない人だっている。けれども、先ほどの先輩の確定申告の話しではないけれど、ある程度立派な企業に勤めているという人であっても、確定申告の医療控除の存在すら知らない人だって、結構いる。それは驚く程、多く。

こういうブログにアクセスするような層にはいないのだろうけれど、世の中に出てみると、驚くほど、自分が知っている事を他人が知らない事に気がつくし、その逆もまたしかり。

みんなしっかりと毎日を生きているけれど、思った以上に知らない事がある。大きな企業に勤めている人にだって、そう言う人がいたりするのだ。

 

一体なぜ。

 

様々な理由が考えられるのかもしれない。

  • 大学入学まで勉強を一生懸命したから、もう勉強はしなくても良いと思っている人が多い(そもそも学ぶ時間を会社がくれない状況にしている、という場合も多いかもしれないけれど)
  • 勉強は辛いだけだと思っている
  • 義務教育で教わった事だけ完璧にしていれば生きて行けるという思い込みがある
  • そもそも自分の年収や地位が平均と同じか、平均より上くらい、はたまた最下層ではないことに安心し、自分が知っている以上の知識の必要性を高く感じていない

 

公務員だって、一流の企業に勤めている人達だって、とても勉強は出来た人達だ。知ろうと思えば一瞬で知れるだろうし、学ぼうと思ったら誰よりも効率的に素早く学ぶ事が出来るだろう。

 

ここまで考えて、私は一つ考えた。

彼らは与えられた物を覚えたり、解決したりする方法は学習したけれど、自ら学習を続ける、というただ一つ、その能力のみをどこかに忘れてきてしまったのではないか、と。

 

 

『誰もがスマホを持っていても、地方にある情報格差が埋まらない訳は』

多くの人が言う。

もうインターネットがあって、Amazonがあるんだから、地方の人がその情報を知らない、というのは怠惰でしかない、と。

けれども地方の暮らしでは、情報を正しく得る手段をトレーニングする機会がかなり少ない。インターネットがあっても、検索ワードが思い浮かばない、調べ方が分からないという状況がかなり多く生まれている気がする。

 

これは家庭環境によってその子どもが学ぶことや考える事が変わってくることと似ていると思う。

家庭(つまり身近な大人たちとの関わり。ここでは父親と母親に限らない)で、海外ニュースの話しをしていれば、自然とWHOとか国連、なんて単語が子どもの耳に残って、いざそういう話しを耳にしたときに、自然と目が向いたりする。

人間、聞いた事のある物や、既視感があるものはやっぱり慣れているから自然に体が反応する。

毎日、ツムツムゲームの話しを聞いていれば、ディズニーのキャラの名称に耳が慣れる。

 

地方と都会という場所においても、そういう格差が存在していると私は思う。特に顕著なのが本屋さんだ。

 

私が都会に来て一番驚いて、そして毎日のように通うようになった場所の一つが本屋だ。

その時々で話題になっていることの参考本や、海外著者の訳本なんて、地方の本屋さんではなかなかお目にかかれない。

もしくはその道府県の中心まで行かないとやっぱりお目にかかれない。

 

そういったキーワードを知って、少し立ち読みできるような環境がそばにあるというだけで、私の生活はだいぶ変わった。

 

 

『つまり、情報弱者、とはどういう状況なのか。私なりの見解』

近所に本屋が一件もなかったような状況に育った私も、今、なんとか情報の波にうまく乗って、情報を活用して生きているとは思う。

よく、旅行に行くよね、どこにそんなお金があるの?といつも聞かれるけれど、

旅行の大体はポイントをうまく使ったり、航空券が安い時期に抑えたり、海外での宿泊はもっぱらAirbnbで、UberLyftもよく使う。実はそんなにお金をかけていない。

昨年は仮想通過も実際にやってみて、なかなか面白い勉強ができた

今、野菜が高騰して今月の食費ががやばいと言っている主婦には、定期的に届く野菜配送を勧めてみた。(定額でちゃんと今月も葉物が入っていました)

 

 

そんな私でも、やっぱり知らない事がたくさんあって、最近はエクセルの多重解析機能を知って、こんな便利なものがあったのかと感動したし、いつも購入していたくるみぼたんの髪留めが簡単に作れる事を知って、今後はお気に入りの布で自分で作ろうと思った。

(これまではお気に入りの柄を探す為にひたすら時間を割いていた。それはそれで楽しいけれど、それだけに時間をかけるのも、ね。時は金なり。だし)

 

大した学歴もないし、勉強も得意ではないけれど、自分がもっとこうしたいな、ということについて諦めないで、知り続けようとする姿勢を、私は大切にしていきたいと思っている。

 

ウィキペデアに書かれていた事をまとめれば、情報弱者

情報弱者→情報環境が良くない場所に住んでいたり、情報リテラシーメディアリテラシーに関する知識や能力が十分でない為に、テレビやインターネット等からひるような情報を教授てきていない、

という人(つまり情報格差がある人)が、各種の情報に疎くて上手に立ち回れていない状態の事

 

になるのかもしれないけれど、色々考えた結果、

日本で言う多くの人の『情報弱者』というのは、

情報というものの価値を低く見積もって、学ぶ事を恐れたり、結果やめてしまった人

という意味なのかもしれない。