くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

【リュック研究記】二ヶ月かけて探してついに購入したリュックサック

 

こんな記事を書いて早二ヶ月。

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カラーは好きだけどなんかデザインが好きになれない…とか。(あと、1泊2日の旅に行くにはちょっと小さすぎる)

デザインも背負うときの楽さも好みだけど、ちょっとスポーティすぎるなあ…とか。(もうちょっと大人でキレイめデザインがいいな…)

大人っぽくて洗練されてるけど、この紐みたいなのをいちいちカチャカチャやってあけるの面倒くさそうだな…とか。(ズボラ)

デザインとかこのセンスがまるっと好きなんだけど、リュックとして主張しすぎるのはどうかな…とか。(そして日本で扱ってないからめっちゃ高い)

 

色んなワガママとあきらめない気持ちを持ち続けて、気がつけば新しいリュック探しを始めてから二ヶ月もの月日が経ちました。

 

本日……ついにとても気に入ったリュックを購入することができました!

わーい!

 

それがこいつです!

[コールマン]C-ビッグパック(デニム)

表地: ポリエステル
収納可能サイズ: 27L
留め具の種類: ファスナー
タテ48cmxヨコ29cmxマチ17cm
ポケットの数:7(外側4/内側3)
重量:510g

 

アウトドアブランド『Coleman』バックパックです。お値段8000円弱!

以前使っていた3000円のリュックからは大幅ランクアップ!

私が諦めたくなかったポイントがすべて詰まっていた上に、デザインが、大きめのリュックなんだけどちょっとキレイめテイスト、というわがままを叶えてくれていて超絶好みでした。

Amazonが多量のオススメをチョイスしてくれる今の世の中ですが、結局お気に入りを発見できたのはLOFTのリュックコーナーでした。Amazonはこいつはお勧めしてくれなかったよ。リアル店舗はまだまだ強いですね。

金曜日の夜に閉店ギリギリまでうろついて、一日アタマを冷やしても忘れられなかったので、きっとこの直感は本物です。

というわけで本日買ってきました。そういえば前回の3000円リュックもLOFTです。これもまた縁でしょうかね。

 

ここ最近は見てくれる人の為になる話!ということを意識していたのですが、すごく嬉しすぎてリュック以外のことは今日は書けそうにありません(笑)なにがどう嬉しかったのか、書き残しておきたいと思います。

 

私がリュックに求めたこだわりポイント

(1)軽い

結構これ大事なポイントです。リュック自体の重さ。以前使っていたリュックを違うリュックと比べた時、リュックそのものの重さが重たくて、超絶驚きました。「え?リュックそのものってこんなに軽いのもあるの?」と。

 

以来、次に買うリュックはリュック本体が軽いやつ! と心に決めていました。今回購入したリュックの重さは510g。(前回のは今回のより小さいのに750g)軽い方が良いですよ。体への負担少ないですし。

 

そもそも私がリュックライフを始めたきっかけが、『若いのに酷すぎる肩こり』

もともと高校生の頃から肩こり酷い方で、受験勉強時に痛過ぎて親に揉んでもらったこともある程だったのですが、社会人になって通い始めた整体の先生も驚きの固さ。

その整体の先生に言われたのが、今すぐ通勤鞄をリュックにしましょう! 

というアドバイス

リュックが駄目な職場ではなかったのですが、そんなに推奨される環境でもなく、肩掛けを使っていました。が、ドクター推薦ということで、医者に言われて…という言い訳を使ってリュック生活開始。(そしてその時買ったリュックを未だに使っていたという…そりゃボロボロになるよね)

 

 

(2)キレイめだけど1泊2日、なんなら2泊3日もいけちゃいそうな荷物が入りそうなリュック

つまり今より容量が増えたら良いな。という希望。ただ、容量が増えると、いわゆるキレイめな色合い、デザインのリュックはほぼなかったんですよね。

荷物減らせば今のリュックでもいけなくもなかったのですが、マラソンの大会とかに行くのにも使いたかったし、と思うと、容量25L以上は欲しかった。

ちなみに今回購入したのは27L。

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(3)開け口がチャックオンリー。がばっと開けられる。

かちっとするやつは面倒、というズボラなのでチャック式を探していました。

上からがばっとあけられると中身も見えやすいし、車やバス、電車で座って中から本を取り出したい時なんか楽チン。

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(4)ペットボトルを収納するスペースがある

リュックの脇にあるこのスペース。最近はオシャレな見た目を気にしてか、デザイン重視のリュックだとこれが意外とない!

このリュックはこのスペースがあることはもちろん、左側のポケットだけ冷たさが持続するような仕様の布が使われていました。

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(5)背中にチャックがある

前まで使っていたリュックにはありませんでしたが、このチャックがあるのって地味に超絶便利。特に財布を取り出す時とか。しかも中のPCが収納できそうな背面ポケットには繋がっていなくて、ちゃんと中身の方に繋がっているのもポイント高かったです。

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というわけで、

*PCを持ち歩く機会が多い

*ついでに本も持ち歩く機会が多い

*図書館大好きで、よく図書館で五冊くらい本を借りちゃう

*お水をよく飲むので水筒だったりペットボトル飲料を持ち歩いている

*キレイめのパンツスタイルが好き→リュックもキレイめがいい

*汚れても目立ちにくい素材かつ色(柄)

という私のわがままに答えてくれたこのリュックを大事に使っていきたいと思います!

 

七人のおばあちゃんから学んだ、生きる知恵

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

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普通は二人、結婚してご存命だったら四名。

けれども私にとって、おばあちゃんと呼べる人は七人いました。

 

一人目のおばあちゃんは、すごくケチな人でした。

良く言えば、お金持ちは質素な暮らしをしているの体現者、だったのかもしれませんが、ケチすぎて存命中はちょっと母がかわいそうでした。

もらうお菓子は基本的に賞味期限が切れていたし、お小遣いの類いももらったことはありません。

ですが、すごく勉強家でした。超ど田舎にいながら、多分町で唯一、日経新聞を取っていました。毎日日経新聞を穴があくんじゃないかってくらいじっくり読んでました。

彼女が何を考えて過ごしていたのか、それはもう彼女の株の売買歴くらいからしか想像できませんが、看護婦として大学病院で働き、最後には看護婦長も勤め上げた、多分当時としてはバリキャリに属するおばあちゃん。今の世の中の方が生きやすかったかもしれないね、って大人になったからこそ思います。

そんな彼女から学んだのは、何事もコツコツ、腐らずに積み重ねたり勉強を続けたりすることの大切さ。それから、あんまりケチでも人生楽しくなさそうってこと。貯め込むよりちゃんと使うべきとこで使う方が楽しそうってこと。

 

二人目と三人目のおばあちゃんは、二人とも仲良しで、私のことをこれでもかと誉めてくれました。

親が二人とも忙しいときの預け先にいた二人のおばあちゃんは、私にとって最も近くて、最もお世話になったおばあちゃん。

一人のおばあちゃんはとっても料理上手。もう一人のおばあちゃんはとても活発でおしゃべり上手。

おしゃべりおばあちゃんとイナゴを取りに行って、料理上手なおばあちゃんに唐揚げにしてもらうのがとても楽しいイベント。イナゴは佃煮より絶対唐揚げの方がオイシイ。

草花の名前、色の名前、食べられる山菜、木の名前、あけびの取り方と美味しさ、桑の実を取る前には毛虫がどこに潜んでいるか確認すること、大体このおばあちゃん達に教わりました。

 

四人目のおばあちゃんは耐え忍ぶ人でした。

耐え忍んだ末に、あまり長生きはできませんでした。けれども、太く短く生きる人生もなかなかかっこいいかもしれない、と思わせられる潔さも感じました。

しかし、私からみると、短すぎる気もしたので、自分は耐え忍ぶのはほどほどにしておこう、と思いました。

 

五人目のおばあちゃんはちょっと面倒な人でした。

どう面倒かと言うと、一人目のおばあちゃんとは全くの正反対で、「身の丈」という言葉がすっぽり抜けて、「建前」のお金をたくさん使う人でした。

五人目のおばあちゃんは家も立派だし、家具も素敵だし、遊びに行ったときに出てくるお料理もとても豪華です。

けれどもそれが「建前」でメッキのようなものであることは、距離が近づくとよく分かりました。メッキは近くの人の前でははがれて、時に周囲を「建前」に巻き込んできます。五人目のおばあちゃんから学んだことは、「建前」はほどほどに。人間中身が大事、ということでした。

 

六人目のおばあちゃんは一人で身の回りのことをなんでもやってしまう、自立したかっこい女性でした。

気質や考えていることは、年相応にちょっと古いな、と感じることもあるけれど、心根にある自分を律して日々の生活を送る姿から、将来こんなおばあちゃんになれたらかっこいいな、という憧れの気持ちを持ちました。

そんなおばあちゃんの座右の銘は、『実る程頭を垂れる稲穂かな』私も、いつまでも謙虚な人でありたいな、と思いました。

 

七人目のおばあちゃんは一番の冒険家でした。

二人目三人目のおばあちゃんの次に一番一緒にいたおばあちゃんでした。

七人目のおばあちゃんは片足がありませんでした。けれども、世界中色んな場所を旅行したことがありました。ただ義足に砂が入るから、砂漠がある国には行けない、と残念がっていました。おばあちゃんの色んな国の話はとても面白く、私も見事に冒険心と好奇心いっぱいの人間に育ちました。

おばあちゃんは糸や布から色々な物を生み出すのもとても上手でした。自分で作った洋服を着て、颯爽と地下鉄やバスを乗りこなすおばあちゃん。七人のおばあちゃんの中で一番オシャレで、都会的でした。

そんなおばあちゃんから学んだことは、分からないことはすぐに、素直に人に聞くこと。足の悪いおばあちゃんは、歩ける範囲も時間も距離も人より制限がありました。なので、お店屋さんでどこにあるか分からないときはすぐに聞いていました。自分で探しまわっていたら大変だから。そこで私はお店の人にきちんと丁寧に聞く姿勢を学びました。「お店の人も忙しいからね。デパートはそれがお仕事の人もいるけど、小さいお店ではよろしくお願いしますって気持ちできちーんと聞くの」がおばあちゃんの口癖でした。

おばあちゃんに学んだ、分からないことはすぐに、素直に人に聞く、のおかげでいつも私の好奇心は満たされています。

 

みんなに好かれたおばあちゃんもいれば、みんなに嫌われていたおばあちゃんもいました。お金持ちなおばあちゃんもいれば、貧乏なおばあちゃんもいました。

けれどもみんなみんな、私に『生きる知恵』を残してくれました。

私は学んだことを大事に、良いと思ったことを行動にして、次の世代に伝えていきたいな、と思います。

 

 

愛しき悪役たちから学ぶこと

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www3.nhk.or.jp

全国でご当地ヒーロー急増を受けて、やられ役が不足しているとのこと。そんなやられ役専門の会社、株式会社悪の秘密結社なるものがあるそうです。

 

正義のヒーローが増え過ぎて悪の需要も高まる、なんて不条理な事態。

でも真理なのかもしれません。ジャンプ漫画では、主人公たち(ヒーロー)のレベルが上がれば上がるほど、より強大な悪が地球に攻めてくるのがお約束ですし。

 

 

さて、悪役のニュースを聞いて一番に思い出したのは、自分の幼稚園時代のことでした。

幼稚園の時、年に一度の劇の発表会で、自分の組は『さるかに合戦』をやることになったのですが、案の定、サル役をやりたい人が誰もいませんでした。

簡単に話を振り返ると、カニに意地悪をしたサルが、カニカニの友達(栗、蜂、牛糞、臼)に仕返しされて痛い目を見て、もうやらないから許して〜!

ってなる話です。要するに、「因果応報」ってことを伝えたいお話です。

(ちなみに人気だったのは、蜂役と臼役でした。ちなみに避けられそうな牛糞ですが、一応正義の味方ポジションであることと一部男子にウケて争奪戦になっていたことを記憶しています)

ヒール役はサル一人。最後は痛いめにあいまくって、「たすけて〜」と言う役回りのせいか、誰もやりたがりません。

が、ふと、「いや、でも主役じゃん!」と思った私が手を上げて、無事サル役が決まりました。

出番も多く、台詞も多い為、本来2人でやる予定だったのですが、私以外誰も手を上げたがらず、私が一人でやることになりました。

私が本好きで、物覚えも良い方な子だったこともあって、先生も一人でも良いか! と、あきらめたのかもしれません。

とりあえず、誰もやりたがらずに役決めに困っていた先生は大喜び。

その日の親への連絡帳にはもちろんそのことが書かれて、親も先生にだいぶ感謝される展開に。

親は、先生に感謝されるわ、なんならカニより台詞が多い劇の主役を娘が一人でやることになったわで超絶喜んでました。

私としても組の皆から「嫌な役引き受けてくれたくろやん!」ということで株が上がり、劇中栗にケツを刺されたり、蜂にプスっとやられたり、牛糞にすべってころんだり、最後臼にどーんとふみつけられるのも、まあ楽しんで演じることができました。

その後、小学校に上がってもクラスで学級委員に指名される真面目キャラでいながら、劇では大抵悪役をお願いされることが多かったです。

 

大人になってから思うと、悪役って子供には結構難しいのかな、とも思いました。毎日「やっちゃいけないこと」だったり、正義の味方とか正しい方は強く言えても、悪役の気持ちを理解して演じるって、想像力がないとなかなか難しい。読書量が多い子だったので、そういうところを先生もみてくれていたのかもしれないなあ。

 

サル役もそうですが、悪役は結構"人生において大事なこと"を教えてくれたりします。

例えば、私はサル役をやったあと、

「サルってこんなにやられるほど、悪いことしたのか? 正義だからってなんでもしていいのか?」

ということを死ぬ程考えました。まあ、カニの母ちゃんを殺してしまっているので、因果応報的には死ななかっただけマシとも言えるかもしれませんが。

毎日やられてばっかりの演技をしていると、サルの気持ちを嫌という程考えるので、サルはどうしておにぎりや柿を奪ってしまう事態になったのか、というのを子供なりに真剣に考えていました。

 

他にも、思いつく限り多分最強最悪の"悪"の象徴でありながら、星の売買を主流ビジネスにし、それを神にも噂が届くレベルで事業拡大させた最強の上司、ドラゴンボールフリーザ様。

悪役でありながら、悪と正義は紙一重。という深さを教えてくれた、ダース・ベイダー。(フリーの画像サイトで"悪"と検索したら彼の画像がたくさんでてきました(笑)

悪も目的があえば正義と協力する姿勢を見せてくれた、バイキンマン

道徳的の基本を教えてくれるのは正義の味方かもしれませんが、道徳の本質を永遠の問いとして私達に投げかけて、いつまでも心にくすぶる何か、を残して行くのはいつも悪役な気がします。

 

今日もまた、どこかで正義に追いやられている彼らだと思いますが、彼らから学んだことも大切にして生きていきたいものです。

 

意外と盲点?忘れがちだけどやっておきたい防災対策

今週のお題「わが家の防災対策」

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昨日は「防災は日常に組み込ませる」というタイトルで、日常に入れておかないと、いざという時に忘れちゃってるよ、そうならないようにさりげなく日常に防災を潜ませる小技やポイントをまとめました。

 

今日はこれまでの災害時に個人的に感じた、「盲点だったけど、やっといてよかったー」と感じたことについてまとめてみたいと思います。

 

《事前にやっておいてよかった、盲点になりがちな防災対策リスト》

★お隣、ご近所さんと顔見知りになっておくこと

★ライター、チャッカマン、マッチ、火を起こすものの準備

★食器棚の扉にS字フックをかけておく

★家族間で緊急時の行動について確認しておくこと

★街の地形、土地の成り立ちを理解しておくこと

 

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★お隣、ご近所さんと顔見知りになっておくこと

防犯面で心配、という一人暮らしの女性なんかは隣ではなくてもよいので近くに住んでいる安全そうな方(主婦、おばあちゃんなどなど)と顔見知り程度くらいでも。いざという時、ラジオでは流れないローカルな情報(災害情報、配給情報)をキャッチするのに大切だったりします。

実際情報が入りにくい状況になると、正しい情報と同じくらい、驚く程色んなデマ情報も一緒に流れてきます。そういう情報を確認するにもご近所さんの存在は貴重だったりします。

 

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★ライター、チャッカマン、マッチ、火を起こすものの準備

特に若い世代はタバコを吸う人が少なくなったので、当たり前にライターを持っている人が少ないです。ロウソクをつけようにもチャッカマンやマッチがない!って、誕生日ケーキのサプライズする時なんかに、そういう状況になったことありませんか?(笑)

災害時にも、「あっなかった!」ってなる確立高い気がします。若い人は特に。私、色んな人にチャッカマン貸しましたもん(経験談

 

★食器棚の扉にS字フックをかけておく

ストッパーも色々ありますが、調度品の雰囲気を壊してしまうようなダサいやつが多いですよね。ダサいのイヤ、という人はS字フックを扉にかけておくだけでもかなりの被害が防げます。母が家の皿の被害はこれでほとんど助かった……と言っていました。ゆれても扉が開かないので、扉にお皿が引っかかって止まります。揺れが収まった後、扉を開けるときだけちょっと気をつけてください。(この時どんなにゆっくりあけても厳しそうなものは諦めましょう)また、このS字フックは取ったり外したりが簡単なのも嬉しいポイント。

 

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★家族間で緊急時の行動について確認しておくこと

意外と忘れがちな家族間での緊急時の行動確認。夫婦では、それぞれ職場での対応やその後どうやって家に帰ることになるのか、ということを確認したりしました。(そういえば引っ越して新しい家になってからはまだやってないや……)

実家にいたときも、それぞれ出かけ先にいた場合の家への帰り方、連絡の入れ方を確認していました。(一人暮らしを始めてからは、家族への連絡の入れ方の確認のみ)

確認しておけば、お互い慌てず落ち着いて連絡を待ったり、帰りを待ったりすることができるので、やっておきたい防災対策ですね。

 

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★街の地形、土地の成り立ちを理解しておくこと

自分が育った土地については、義務教育期間で学ぶかと思います。親や周りの大人が教えてくれますし、どこが危ない場所で、雨が降ると危険な場所、地震のときに集る場所など案外アタマに入っています。

が、引っ越した先でその土地の歴史について調べておこう、とか。ハザードマップチェックしておこう、というのは忙しさにかまけて忘れがち。とくに社会人だと忙しいですし。

土地の歴史を学ぶと、自分が住む場所でどんな災害が起きたのかを知ることができます。水の災害が多いのか、土砂災害が起きたことがあるのか。また、火事が起きたときはどんな場所に逃げたのか。(風向きなどの関係で、古い建物が残っているような場所は火事の時も安全だったりする)土地の歴史を知るのも立派な防災対策です。

ハザードマップは自分が住む街の役所のホームページに大抵載っています。

街の歴史はとりあえずwikiで読むところから始めておきましょう。あとは気になったことや、詳しく知りたいと思ったことを、楽しんで調べておくことが大事。楽しんで調べたことは忘れないので。

 

実際に災害にあってみると、あれってどうなんだろう? あれってなかったっけ?みたいな発見があります。いろんな対策サイトをみていると、用意した方が良い物のリストはたくさん出てきますが、やっておいたほうがいいコトのリストはあんまりないなあ……と思いました。

グッズを用意するだけが、防災対策ではありません。余裕がある人は是非、災害時に役立つ知識や信頼関係も準備することをお勧めします。

 

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「防災は日常に組み込ませる」我が家の防災対策

今週のお題「わが家の防災対策」

 

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地震、雷、火事、(おやじ)……最近だと豪雨災害、でしょうか。

ネットで情報が取れるようになったことも大きく影響していると思いますが、日本各地の災害の様子が目や耳によく入るようになり、災害に関する備えについての意識は高まるばかりです。

元々震度5くらいの地震を数回経験していることと、両親も大きな災害を経験していることからか、小さい頃から地震のときはどうするか、いざという時に対する備えは3.11前から感度高めだったかと思います。

  

災害は地震だけではありませんが、非常時を経験するたびに思うことは、

"いかに防災を日常に組み込ませておくか、防災をいかに日常に近づけるか"

という意識の大切さです。

 

月に1度は避難訓練、災害訓練をします、という団体、場所ならとにかく、訓練は1年に1度程度という環境であれば、防災の意識を日常にとけ込ませておかないといざという時に機能しないし、自分も忘れています。

というわけで、我が家で実際に意識している、

普段から防災を意識するような生活は送っていない(月1レベルでの訓練はしていない)人が、いざという時に実際に使えるようにしておくために準備しておくこと

をまとめてみました。

《防災を日常に組み込ませる為にしたこと》

*非常時備蓄用品編〜3日間をコンビニに駆け込まず、自宅で生き延びる為に〜

*非常用リュック(防災リュック)編

*住まい編〜家の中、避難経路の確保〜

 

*非常時備蓄用品編〜3日間をコンビニに駆け込まず、自宅で生き延びる為に〜

◎アウトドア用品の活用

趣味が登山、なんて人は既に実践済みかもしれませんね。アウトドア用品は元々何もない野山で過ごす為に作られているので、災害等でライフラインが使えないときに大活躍します。我が家にあるアウトドア用品の点検&収納場所の確認をしてみました。

・キャンプ用コッヘルとバーナーセット ・寝袋

・銀マット、シート  ……こんなところかな。

例えば現地の人が教える、震災で役に立ったものでよく出て来るのが「ガスコンロ」田舎でプロパンガスって人でない限り、都市ガスが止まるのでこれは事実。

ただ、子供がいる家庭ならともかく、夫婦二人だけとか一人暮らしの方は基本持っていないし、普段あっても使う場面はそんなにないですよね。

我が家は登山やキャンプで使う、コッヘルとバーナーを準備(というか普段趣味で使っている)。普段使っている物なので、いざというときに使い方が分からない、ということもありません。

また、普段アウトドアに興味はないけれど、災害用にガスコンロ的な物を持っておきたい、という人にもお勧め。使い方は簡単だし、何よりコンパクトです。ガスの缶だけ、年に一回は確認したり、定期的に買い替えたりしましょう。

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左)こういう 鍋系だと暖かいスープも一緒に食べられる麺系を作るのが楽。

鍋ラーメンの要領で調理できます。

 右)こちらはバーナーとコッヘル(とガス)がセットになっているようです。

 

◎缶詰および非常食

家にある程度備蓄しておこう、と強く思ったのは3.11の経験から。あの時は自宅に1週間分の様々な食料があり、ギリギリなんとかなりました。(実際1週間後以降も食べ物が手に入れにくい状況は続いていましたが)コンビニやスーパーは絶対空になるし、気が立っている他人との接触は極力避けた方が身の為です。(変なトラブルに巻き込まれないためにも)

というわけで、我が家では缶詰を日常メニューに取り入れています。シーチキンやサバ缶など。普段から魚を楽に摂取する習慣もできる上に、ちょっと多めに買っておくだけで非常食にもなります。(ただし買い過ぎ注意)

他の非常食は、中々日常に組み込むのは難しいですが、年に一度避難訓練がてら食してまた買う、という習慣を今後やっていきたいなあ、と思います。

ちなみにあの3.11の時、私のお腹を満たしてくれて、その後も買い置きしているものがこちら。

グリコの5年保存可能な缶。ちょっと怖い、というかすごい話なんですが、当時これは自分で買ったものではなく、四ヶ月ほど前に友達が誕生日プレゼントでくれて家にたまたまあったものでした。

普通のグリコより大きくて、ドンキホーテかどっかで売られていたのを、おもしろお菓子的な感覚で私に贈ったようです。が、私はこの缶に救われました。 友達まじありがとう。今でも仲良しです。

それから 地味に助かったのがフルーツグラノーラ。ボリボリつまんでました。

牛乳とかかけず、スナック菓子のようにボリボリ食べてました。チャックもついてて保存にもいいです。

他にも今は色んな非常食が充実しているので、年に1度、夫と二人で色々揃える日を決めて楽しく買い集めてみても良いのかな〜と思ったり。保存期限もあるので、期限が近づいたら自宅の避難訓練がてら、食べて消費。最近のは美味しいらしいので、ちょっとしたイベントになりそう(笑)

 

◎水・バケツ

田舎だと上水道は自己管理(もしくは井戸水が生きてたりする)だったりするので、都市部に住み始めてから水をなんとかする必要性を感じました。

我が家は定期的に届くウォーターサーバーを注文しているのですが、いつも1セット分余計に家に備蓄されるよう計算して注文しています。(非常時はキャップを開けて使うことができるため)

また、マンションだと非常用の水タンクから水を分けてもらえたりするので、そういう時に備えてバケツなどの準備が必要です。

 マンションでなくても、水の供給に備えてバケツなどは必要ですが、そんなに大きなバケツを常備しておくのって場所を取るし大変なんだよなあ……と思っていたら、最近はこんなバックがあるんですね。普段は折り畳めて便利で良いかも。

 

〜番外編〜

ここまでは超絶必要な物。あと、三日間(当時は1週間ちょっと)を心穏やかに自宅待機するのに役立ったものがこちら。

・インテリア用ロウソク

停電時は基本早く寝てしまうのが良いのですが、どうしても夜起きてトイレ、という場合なんかに役立ったのが、インテリア用に家に置いていたキャンドル。突然停電で、とかなら一時的にスマホの懐中電灯アプリとかでもいいと思いますが、長時間のときはキャンドル(ろうそく)、もしくは電池式のインテリアロウソクが便利かと思います。香りも良くて癒されます。ただ、余震が来たらすぐ消しましょう。

・本、漫画、雑誌

電気を使わずに楽しめる物の代表。小説なんかはこういう時、役に立ちます。大好きな作品なんかは断捨離せずに、非常時の心の栄養と思って取っておいてもいいんじゃないかな、と思います。

・トランプ、ボードゲーム

人間一人で家にいると不安になる物で、3.11の時は友達の家に集ったりしていました。ラジオや寝袋などのグッズがそろっている我が家も集る家の一つになったのですが、その時活躍したのがトランプとボードゲーム。家族の安否確認ができない中、すごくいい気晴らしになりました。何もなかった別の友達の家では、紙とペンで役職カードを手作りして、人狼ゲームをしていたとか。アナログゲームの偉大さを知りました。

・おやつ

ダイエットの大敵ですが、おやつの買い置きはこういう時人の心をなごませてくれます。必要な物ではないけれど、気持ちは明るくなりました。

  

*非常用リュック(防災リュック)編

 非常用リュック。実はこれ、最終段階なんじゃないかって思ってます。最終段階というのは、家から離れなければいけない事態ということ。

一式入っている防災リュックの購入も検討してみたのですが、やっぱり日常に組み込ませないと、いざという時に応用力のない自分は多分使えない。

あと、一つ一つ自分で準備することで、何が入っていて何が入っていないのか、を自分で把握することもできます。

というわけで、とりあえずリュックは普段ハイキングなどの簡単な旅行に使うリュックを準備。

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ですが、このまま使うと普段お出かけするときにいちいち防災用品を出さなければいけません。というわけで、こちらを使います。

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大きめの布製の袋。大好きなわちふぃーるどの福袋に使われていた袋です。トキメクので捨てられないけど何に使おう……と迷っていた物。

これの中にゴミ袋を入れます。

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こんな感じ。こうすると、雨の中逃げることがあってリュックや袋が濡れても中身は濡れません。(自転車旅の時はよく鞄の中をこうやって保護していました)

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物を入れたら、こうしてリュックの中にイン!こうすれば、リュックを使うときはこの袋だけを一気にずぼっと抜けばオッケーです。

 

さて、先ほど書いたように自宅にいながら防災リュックを持ち出すレベルって基本は最終段階かと思います。避難所に行って、しばらくそこで過ごす、みたいなことが予想される時なので。

登山用グッズ(雨具、ヘッドライト)、ラジオ、救急グッズ、マスク、携帯カイロ、500mlペットボトルに入った水(防災用の5年保存)、モバイルバッテリー、携帯バッテリー、一泊分の着替え(着なくなった大会参加Tシャツとジャージ、古くなった下着と靴下)、おかし、キシリトールガムもしくは歯ブラシセット、タオル、エコバック、ビニール袋、レジャーシート、トイレットペーパー、筆記用具、生理用品、東京防災BOOK

一旦こんなものを入れました。ここは随時アップデートできればいいなーと思っています。あんまり重くなっても持ち歩けないので厳選することが大事です。

ラジオは手回しではなく電池式の物を。手回しは辛いです(経験談)電池で動く方が楽なので、これから買う予定がある方は、電池式をオススメします。ソーラーもいいですが、曇っていたり夜に使えないので、電池式かハイブリットなタイプがいいかと。

我が家は使ってみたらちょっと古くなったのか音が聞き取りにくくなっていたので、今月中に買い替えしようかと思っています。

ちなみに懐中電灯と軍手は常に玄関に常備しています。リュックに入らない、また自宅にいるときにも使う可能性がある防災グッズは玄関に置くようにしています。

また、ここからさらに逃げるときのヘルメットは、我が家は自転車のヘルメットをして避難することになります。

都心で高いところから物が落ちてくる危険が大きい場所に住んでいる人は、アタマを守る物は必須かなあ、と思います。近くになくても風に乗って飛んで来る場所を避難する可能性もありますし。

 

貴重品(通帳、印鑑、パスポート、小額の現金(小銭も))は別途トートバックにこのように、ジップロックにまとめていれました。こうすれば濡れても平気。いざという時はトートバックに財布を放り込んで、時間があればジップロックと財布を防災リュックに入れて出ます。

通帳をジップロックにまとめておくと、各種銀行に記帳めぐりしに行くときも地味に楽です(笑)

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*住まい編〜家の中、避難経路の確保〜

◎家の中の家具の固定

自分より背丈の高いものは特に固定必須です。背丈の低い物は床との接着面に滑り止めを付けておきます。最近は100均でも滑り止めは買えますし、実際性能もそこそこよかったです。

この一手間が、自分の命を救うのはもちろん。その後の片付けの手間からも救ってくれます。色々なものが散らばった部屋をただ片付けるのって、結構しんどいです。誰かのせいにできたらまだ楽かもしれませんが、相手は自然なので文句もなかなか上手くでてきません(笑)

 

◎高いところに置いているもの

高いところに重たいものは置いていませんか? 絶対やめときましょう。恐怖です。揺れてるときに、落ちないでくれ〜って祈ることになります。落ちた先にある大事な物が壊れるなど二次被害の恐れもあります。

外国のお部屋みたいな飾りがしたい、という想いからすごくオシャレな内装&高いところに尖った物や重たい物を飾っている人をたまにインスタで見かけるのですが、日本でやるなら工夫した方がいいと思います。

私は子供の頃、3、4年置きに地震で物が落ちてくる片付けに疲れて、(しかもその時お気に入りのスノーボールが下敷きになって割れた)上の方に物を置かない決断をしました。また、現在では自分より背丈の高い家具を極力減らしました。

また、プロ級ミニマリストばりに物を無くす必要はありませんが、物が多すぎるよりは少ない方が安全です。多い人は安全対策を講じましょう。

 

◎寝室の安全確認

置きているときなら、何かものが倒れてきても避けて机の下に隠れることはできますが、寝ているときは無理です。できれば寝室に倒れることが心配になる家具は置かない方が良いです。一人暮らしのワンルームの場合は、ベットや寝ているところに家具が倒れてこない配置に。

 

というわけで、我が家で実際に意識している、

普段から防災を意識するような生活は送っていない(月1レベルでの訓練はしていない)人が、いざという時に実際に使えるようにしておくために準備しておくこと

をまとめると、

*趣味のアウトドア用品を活用すること

*普段の自分の生活に足し算したり、日常生活の延長に防災用品を準備すること

*生活そのものを安全な状態に縮小(物を減らす)したり、改善したりすること

 

というのが我が家の防災対策の方針です。

災害が起きると、なんだかんだ特別に用意していた物よりも、普段使っているものを上手く活用することが多かったです。(もっと追いつめられたらまた違うのかもしれませんが)

また、一人暮らしだったり大人だけの家だと、家の対災害の訓練なんて1年に1度やるかどうか、という人が多いんじゃないかなとも思います。(大人だから分かっているよね、的な感じで)防災を特別な物にせず、いざという時きちんと実行に移せる、日常の物にしておくことで、普段から避難訓練をしている状況を作り出すことができます。そうすると、突然非日常がやってきても落ち着いて対応することができます。

災害時には、いかに自分にとっての日常、普通の環境を整えて、心や体への負担を減らすかという視点が結構大事なんじゃないかな、というのが、非日常を体験した身として思うことです。

素早く環境を整えられるようにするためにも、「防災を日常に組み込ませる」を今後も取り組んで、アップデートしていきたいなあ、と思っています。

 

〜番外編〜

東京都民でなくてもすごく役に立つ一冊だと思います。一時期話題になっていますが、話題になるくらい、様々な災害に対応する方法・情報、ちょっとしたサバイバル術が漫画っぽい絵付きで紹介されています。

 

ツイッターでわんさんとの会話から、この記事を書くことを決めていました。ミニマリスト視点で細かいモノリストが書かれています。

minimallifemen.hatenablog.com

 

初めての相撲観戦に行ってきました、レポ

 

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昨日は大相撲九月場所初日に行ってきました。

相撲観戦は初めてです。上京してからずっと行ってみたいと思っていたのですが、チケットを取るハードルが高すぎて断念していました。

(ネットでは中々取れない上に、現場では早朝から若者より圧倒的に時間のある年配の方が強過ぎるらしいです)

が、今回ついに夫の同僚がF5連打の末、チケットを入手することに成功。そういうわけで満を持しての相撲観戦です。

試合自体は朝8時から始まっていますが、幕内(横綱とか)の試合は夕方頃。今回我々は初心者なので、お昼過ぎに集合して、両国国技館内を楽しんで、幕内の相撲観戦を楽しむプランで行ってきました。

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旗がたくさん。それぞれ後援している団体の名前(個人の名前も!)が下に描かれています。なによりカラフル!

 

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中では300円でちゃんこが食べられる大広間が。本日は高砂部屋のちゃんこ。日によって違うそうです。違う部屋のちゃんこ食べたさに、こりゃ時間があったら毎日行っちゃいたくなるね〜

 

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サッカーや野球に負けず、めっちゃビジネスしていました。お土産も充実しているし、ゆるキャラもいるし、ガチャもありました(笑)

 

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中に入るといつもNHKの中継で観ている光景が!

神事ということで土俵の近くからは厳かな雰囲気が伝わってきますが、会場内は結構ざわざわしています。この後幕内力士たちが登場し始めてからは、みんな集中して観ているのか、静かになり始めました。

また、座席が椅子ではなく、お座敷なのでなんだかお花見みたいでした。

(6人座れるボックス席でした)

しかもここで飲食可!ビールを飲みながら相撲を見れるなんて知らなかったけれど、なかなか気持ちよかったです。

 

お子さん連れの方も多く見かけました。座敷なので、子連れの方も居心地よさそうでした。

ちなみにベビーカーなんかを置くスペースも確保されていて、チケットは若者世代には取りにくいシステムですが、チケットを取って中に入ってみるとみんなに優しい構造なのかなーという印象でした。

 

取り組みは一つ一つがあっという間!

一瞬で決まるものもあれば、力と力がぶつかって手にあせ握る緊張が続く試合もありましたが、長くても1分くらいだったと思います。

また、以外と幕内ではない力士たちの方が、力が均衡しているのか、どっちが勝つのかドキドキする展開が多く、意外と楽しめました。

 

チケット代も朝8時から夕方5時まで見られるチケットだと思えば、意外と手頃な値段かもしれません。(確か1万円くらいでした)

なかなか取るのが難しいようですが、一度は観てみるのも面白いスポーツだと思いました。

 

 

(オンラインに限らず)サロンは学生時代◯◯をしなかった人にこそ向いているのかもしれない

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最近流行のオンラインサロン。

主催も種類も多様で、かつ都心部だとオンラインでなく実際に集まるリアルサロンの存在もちらほら聞きます。

私自身も色々属してみたことがある経験から、先日は選び方に失敗しないコツをまとめてみました。

kuro-yan.hatenablog.com

 

現在私はサロンというネーミングはしていないけれど、非公開な、仲の良い友達たちと勉強したり遊んだりする会、にいくつか参加しています。

それぞれカラーが違ってなかなか面白いです。

(優秀な人が多く集っている会は、全員がそれぞれ企画者になって面白い企画を定期的に開催してくれています。こういう現実を見ると、稼げている人にはそれなりの理由があるんだな、と感じます。みんな自立してるし、人任せにしない。逆にそうでもない会は、主要な幹事だけがいつも忙しくして、幹事たちの力量は上がってるけどそれ以外のメンバーは…みたいな)

 

そう。各会の企画を手伝ったり、参加しながら思うのは、

サロンは学生時代、"飲み会やBBQ、勉強会などの幹事"をしなかった人にこそ向いているのかもしれない、ということ。

 

一昔前だと、(今でも会社によっては残っているけれど)新入社員の時期って花見だったり飲み会だったり、とにかく各種行事で「幹事」をやらされるわけですが、これってまあ結構応用力が試されるし、色んな意味での問題解決能力も鍛えられるんですよね。

学校で問題解決能力を学ぶ機会が少ない日本では、貴重な機会であったかもしれません。

けれども最近はそういうことをする会社も減っているようだし、結果として、できる人はできるけど、できない人はそのまんま。

になっているような気がします。

 

別に全員がリーダー体質である必要はないし、そんな世界になったら大変だと思うのですが、リーダーの経験があるかないか、ってその後リーダーをしない人生だとしても結構大きい分岐点だと思うんですよね。

というのも、リーダー経験ある人はその後、あんまりそういうタイプじゃないということでリーダーにならなくても、リーダーの人がどんなことに困るか、どんなことをされたら嬉しいか、というところへの想像力が働きます。

そうすると、リーダーをしたことがなくサポートをする人よりも発揮できるバリュー(価値)が大きくなります。

 

サロンはそういうことを、文化祭だったり飲み会の幹事だったりという機会に勉強し損ねた人を拾ってくれる場でもあると思うんですよね。

しかも周りは基本大人なので、学生同士で学び合うより、かなり早く最終解に辿り着けることも多いです。学習効率面でもかなりよい。

また、リーダー経験ある人でも、人をまとめるリーダーはしたことがあるけれど、段取りを伝えて実行部隊を仕上げるリーダーはしたことがないって言う人も、ここで練習できますよね。

前回記事にも書きましたが、サロンは主体的に学んでなんぼ。失敗させてもらえる大人の学校(教室?)みたいなもんなのかな、と思います。

サロンの主催者は先生というより学級委員長みたいなもんなんじゃないでしょうか?

(先生だと一方通行になりやすいけれど、多くのサロンって基本違いますし。圧倒的に主催と参加者のレベルがかけ離れていても、多分主催が求めているのはよき生徒ではなく、自分と同じレベルまで駆け上がってきてくれる人なんじゃないかな、と思います)

 

というわけで、学生時代にリーダー、幹事経験が少なかった……という人にこそ向いているのかもしれないなあ、と思います。

 

kuro-yan.hatenablog.com

 

kuro-yan.hatenablog.com

 

 

子育ての永遠の問い「子供の習い事問題」について考えた

 

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関西や北海道の災害のニュースでテレビはいっぱいですが、全米オープンでは大阪なおみ選手や、錦織圭選手が大活躍中。

大阪なおみ選手は日本人女子として初の決勝進出を成し遂げました。

災害がなかったら国内のトップニュースになっているかもしれませんね。

www3.nhk.or.jp

 

テニスのニュースをテレビで見ていた時、大阪なおみ選手のお父さんがインタビューで大阪選手がテニスを始めたきっかけについて答えていたのですが、その答えは子育て永遠の問いの一つでもある「子供の習い事問題」に対する一つの解なのでは? と感じました。

 

大阪選手のお父さんの言葉がこちら

「テニスは一人でやるスポーツだから、失敗しても責任は自分にある。だから娘にはテニスをやらせたかったんだ」

原文分からずですが、翻訳はこんな感じでした。

お父さんの意図として、

“何か失敗をしたときに、誰かのせいにするのではなく自分ごととして考える癖をきちんとつけさせたい”

という想いがあったということは十分伝わってきます。

 

このお父さんの言葉から、私は

“なぜ、習い事をするのか、させたいのか、という理由は明確でなければいけない”

ことの重要性を受け取りました。

 

 

子育てにおける、「子供の習い事問題」はいろんな方向性に飛んでいて、議論するのも難しい問題の一つだなあ、と思っています。

その中で最も盛り上がるし、賛否両論分かれるのが、

「親が子供の為を思って勧めるべきか、子供のやる気、やりたいと思ったことを一番に考えるべきか」

という、子供のもともとの主体性をどこまで重視するか、という部分かなと思います。

 

最近は、基本的に子供の主体性が重視され「好きこそものの上手なれ」(嫌々やるようではあまり伸びない)という考え方がマジョリティのようにも感じますが、一方で、最初は嫌でも(嫌なときがあっても)、音楽など一定の分野については早めに始めないと手遅れなことも多い、という意見もあります。

(そして音楽に関しては、耳の発達問題の関係から、プロを目指すのであれば幼児教育が超絶大事な分野なんじゃないかな、と私は思います)

 

 

基本的に習い事は、習う分野について専門的な技術を身につける、というところが主たる目的になることが多いと思うのですが、それを通して身につけたいこと、についても目を向けることによって、親と子供の、習い事させたいvs習い事嫌い、の反発し合う想いが中和されるんじゃないかな、と思いました。

 

 

例えば、これは私の経験なのですが、私の家は基本的に子供の自主性に任せる方針の家でした。習い事も、子供がやりたいと言ったらやる。が基本。

ですが、一つだけ強制的に習わされたものがあります。「水泳」です。

片道車で1時間のスイミングスクール(スクールの巡回バスがあったのでそれに乗って)に小学校1年生から小学校6年生まで通いました。

最初は水でぱしゃぱしゃするのが面白かった部分もあるのですが、級が上がると練習がきつくなってきます。スクールは遠いし、学校で遊べる時間も減るし、辞めたい……と思ったこともたくさんあるのですが、

「泳げれば、いざという時助かるから」

という両親の言葉に納得して、いざというとき自分が助かるため、と思って6年生まで続けることができました。

両親は二人とも25mがやっと泳げるかどうか、くらいの人。

(ま、年も取ってましたし、ぶっちゃけほぼ泳げないに分類されるでしょう)

子供は泳ぎで苦労させたくない、という気持ちも伝わってきましたし、何より「いざという時助かるため」という言葉が響きました。

(家族で映画のタイタニックを観た後も、どんな場所でもとりあえず泳げない人より泳げる人の方が生存確立は高いのよ、と言われてました(笑))

(もちろん俺は一生海に行かない、とか川で泳がない、と思えるくらい通いたくなかったら、そのように抵抗したと思いますが……笑 海で遊ぶのも川で遊ぶのも好きだったので、抵抗はしませんでした)

 

大阪なおみ選手のお父さんのように、責任を自分で考えられるように、というなんかちょっとカッコいい理由ではありませんでしたが、子供なりにすごく納得して習い事に取り組めました。

 

このように、「なんのために」を明確にしておくと、お互いの合意も取りやすいですし、習い事で大事な要素(だと私は思っている)である、「いつ辞めるか」という部分についても考えることができるのもメリットかな、と思います。

人間、終わりが見えていないのに頑張れるのは本当に好きなことだけ。

好きじゃないけれど、親としてやらせたい、これができた方が将来助かるだろうな、と思うことを子供に勧めるときには、きちんと終わりを明確にしておくことも大事だし、それを助けるのが、

“なぜ、習い事をするのか、させたいのか、という理由を明確にすること”

なのかな、と思います。

 

 

これって会社のプロジェクトなんかでもおんなじですよね。

どうしてこのプロジェクトをしなければいけないのか、なぜ必要なのか。

会社の大事な資金を使うからこそ、すごく考えて考えて、その末にゴーサインが出て。(ま、そういうのをしないヤバい会社や公的機関も山ほどありますが)

 

子供の習い事も同じようなもんなんだと思います。

会社と違うのは、その理由の一つに「子供がどうしてもやりたいと思った」という気持ちと感情面を考慮できる余地があることでしょうかね。

 

 

お金の問題でやらせたくてもやらせられないこともあるでしょうし、これだけはやっといた方がいいのに……と思っても、習い事というだけで超絶拒否する子供もいます。

 

そのときに、当事者(子供)と親が

“なぜ、習い事をするのか、させたいのか、という理由を明確にすること”

を意識することは、

お互いに円満解決するためのヒントになるのではないかと思います。

 

 

汚れる前に掃除をするための習慣づくり

 

沖幸子さんの本を読んで、「掃除を汚れる前にする習慣」を身につけたいなあ、とぼんやり思いました。

1週間の間に各所一度は掃除をしよう、とは思っているものの、本に書いてあるように各曜日に掃除する場所を決めてしまったり、料理をしたすぐ後にコンロを掃除したり、ささっと磨く習慣は私にはないです。

(あ、コンロは最近ささっとできているかな?)

 

汚れって目に付く前に掃除してしまった方が掃除の労力も少なくて済む、これはハウスキーピングを一度でも自分でしたことがあれば、誰しもが学ぶことの一つですよね。

そうはいっても、結局汚れを見つけてから掃除をすることになってしまっていたのですが……(笑)

 

これを機に、「汚れる前に掃除をする習慣」を9月に身につけるぞ作戦、を実行してみたいと思います。

 

*常に綺麗にしておきたい場所はどこか

まず、常に綺麗にしておきたい場所、つまり目につく掃除する場所をリストアップしてみたいと思います。

《家の入り口》

・玄関/玄関アプローチ

・玄関の鏡

《キッチン》

・排水口

・コンロ周り

・ゴミ箱の蓋

・シンク

《各種床》

・リビングダイニング

・各部屋

・階段

・テレビボード周り

《水回り》

・トイレ掃除

・お風呂掃除

・洗濯機周り掃除

 

とりあえずこんな所かなあ。やっぱり目に見えるところは常に清潔にしたい。

 

*掃除道具別か、掃除場所別か曜日ごとに掃除する場所を振り分けてみる

掃除場所にするとキッチンとかは楽だけど、床なんかは各部屋一気にやってしまいたい。場所と掃除道具のハイブリットで計画を立ててみよう。

[月曜日]

お風呂・洗濯着回り(水回りday)

[火曜日]

キッチン(シンク・コンロ磨き)

[水曜日]

テレビボード、各種棚の上をクイックルハンディーでさっと拭く

[木曜日]

玄関磨き

[金曜日]

各種床(掃除機)

週末はお休み。そのために金曜日と月曜日に少し重めの掃除場所を配置。トイレ掃除は毎日やりたいなあ。

 

今日は明日人がくる予定もあって、家中ピカピカにしました。一気にやると疲れる〜。掃除も毎日の積み重ねで一気にやらずにすむようにしたいです。

 

今こそ語りたい、コンビニ界北の王者『セイコーマート』

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小さいときに住んでいたのと、学生時代自転車で20日間ほど北海道旅行した思い出から、北海道は私の中で完全に第二の故郷。

心配な状況ですし、3.11の経験者として語れるライフハックも色々ありますが、既にツイッターなどでその手の情報も溢れていますし、そもそも基地局の非常用電源が切れ次第、圏外となってしまうため、道民ではない方に向けて、何か楽しい気持ちになる北海道ネタを書こうと思い立ちました。

www.businessinsider.jp

 

北海道と言えば、道民にも本州の北海道好きな人にもおなじみ、『セイコーマート

www.seicomart.co.jp

北海道ではセブンイレブンも、ファミマも抑えて、24時間営業でもないこのコンビニが覇権をにぎっています。ちなみに顧客満足度は全国一位だとか。

 

セイコーマート、とググるとその素晴らしさを語る記事がいろいろ出て来ます。本当にみんなに愛されててすごい。

私も20日間の自転車旅で、知った、気がついたセイコーマートの素晴らしさを語っていきたいと思います。

 

自社ブランドのパンが美味し過ぎてコンビニのクオリティを超えている

え?パン屋のパン?と思うくらい、最初に食べた時感動しました。しかもどのパンもおいしいんです。

20日間、毎日100km以上自転車で走っていた私は、一日5食、しかも友人たちと一緒にセイコーマートを利用していたので、その夏に出ていた全商品を制覇しました。パンの原材料に北海道産のものを使うことにこだわっていて、さらにそれを全部北海道内で完結させているのがポイントなのかもしれません。

私が一番気に入ったのはあんパンです。パンがふわっふわでした。

自転車旅終了間際に芋とか栗とかカボチャとかを使った秋商品のパンが登場した時、ああ、もう少し北海道に残りたい……。と、とても名残惜しい気持ちになりました。

絶対おいしいでしょ、あれ。ああ、秋に北海道に行きたい。

 

自社ブランドのアイスも美味し過ぎて、リピートしまくる

1日5食におやつとしてアイスも3個くらい食べてました。(それでも帰ってきたときには8kgほど体重が減っていたので、やっぱり自転車ってすごい)

酪農王国北海道では、観光名所各地他、その辺の道端みたいなところにも、『世界一のソフトクリーム』とか『日本一のソフトクリーム』と書かれた看板が出てきます。

各地本州で食べるソフトクリームとは比べられないくらい、コスパのいい美味しくて安いソフトクリームが食べられます。

セイコーマートでも、あのカップに包まれたソフトクリームが売られているのですが、●ブンの金のソフトクリームもびっくりのクオリティのものが売られています。はい。コンビニの冷凍庫に入っているソフトクリームの味を想像して食べると、あまりの違いに感動で、おかわりしてしまいそうになります。(私はしました笑)

 

コンビニスイーツやお惣菜の充実度も半端ない

特にお惣菜は不足しがちなビタミンを補うのに大変お世話になりました。量も多めでふとっぱらです。

コンビニスイーツもこれまた友達と制覇しました。甘すぎず、いくらでも食べることができました。しかも安かった。あの価格であの味……。そしてお約束ですが、帰る頃に芋やらモンブランやら、秋商品が出てきて、名残惜しい気持ちで北海道を去りました……。

夏の間だけかもしれませんが、とうきび(とうもろこし)も置いているお店が多くて、夏の北海道の味を楽しめました。

 

 

食べ物のことばっかりですね。でも本当にセイコーマートって美味しい物がいっぱい。北海道から(ほぼ)出てこないからこそ、北海道に遊びに行ったときに寄る楽しみもあったりするんですよね。

20日間の旅を終えて、本州に戻ってきた時は本当にセイコーマートが恋しかったです。家の近くに欲しい……ってすごく思いました。

セイコーマートが来てくれないなら私が北海道に住むしかない!って一時期本気で思ってました。

いつかセイコーマートが近くにある暮らしを送りたいです。って思ってたら、関東にはちらほら店舗があるんですよね。埼玉とか茨城とか。

あれ?今私、関東に住んでいるじゃん!自転車で行けるじゃん!

これは自転車で行くしかない!!!!

 

あの時作りそびれた、セイコーマートカードを作りに行こうかな。

 

追記

yorimichi.airdo.jp

こちらの記事でも、セイコーマートさんへのインタビューも載っていて、その素晴らしさが語られています。ご興味ある方は是非!