今月は機会があって週一で映画を観ていたので、今週は予定がなかったものの自分で設定して観ました。
ずっと観てみたかったものの、ずっと観ていなかったハンナ・アーレントを鑑賞。
ハイデガーの弟子で、ユダヤ人で、ドイツから逃れてアメリカに亡命して、というなんとも情報量が多い人です。
本映画はアーレントがヒトラーの腹心としてホロコースト実行に関わったアイヒマンの裁判に出たのちに出された出版物に関わる部分が描かれています。
思考しないやつは人間じゃない!くらい今見たら結構マッチョなことを言ってるアーレントが、やつは思考していない凡庸な悪!と言ったのは、彼女なりの最大限の批判であり悪口みたいな感じだと、後世を生きる私はかんじますが、映画を見ると当時彼女がどれだけのバッシングを受けたのか、生々しく感じることができました。
彼女が現代を生きていなくてある種良かったのか。めちゃくちゃ炎上したし、攻撃も当時より過激だったかもしれません。
いやでも彼女もTwitterとかで反論できたかな?
研究していると、いやでもこれはまだ怖くていえないな、と思うことともぶち当たるのかもしれませんが、自分は言えるくらいになれるのか。でも言えるくらいはっきりとした事実であれば言えるのかな。
おやすみなさい。