くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

高校生のブランド財布について考えたことあれこれ

誕プレに、娘にブランド物欲しい〜って言われたら、自分ならどう対応するだろう〜と妄想してみました。まだ娘(も息子も)いませんが。

 

呟き主がおっしゃっていたように、都内だとお金だけをシンプルに稼ごうと思えば、いろんな方法があり、中にはグレーな活動も身近にたくさんあるのが現実です。P活って田舎の感覚だと、超可愛い子しかできないイメージありますが、都内にいたら、身近な友達がやっていたら、ふっつーな子でもできるイメージが持てて、足を踏み入れてしまう可能性はふっつーにありそう、と想像できるだけに怖いです。

 

呟き主に対して色々同感を持ちつつも、色々な論点が含まれている呟きで、色々考えさせられたので、考えたことをメモがてら、日記にまとめておこうと思います。

 

考えさせられたポイントたち

・みんな持っているから欲しいという理由

・物欲との向き合い方

・高一の女の子がブランド物を持つこと

・最近の中高生とネット

 

・みんな持っているから欲しい

個人的にはこのエピソード内で一番、どう対処すべきだろう〜と考えさせられたポイントでした。そんな理由じゃだめ、で片付けるのは簡単ですが、それではその子が自分の物欲との向き合い方をその後間違えてしまった場合、つぶやき主がおっしゃっていたようにP活などのグレーな仕事に手を出すかもしれません。

女の子だけでなく、男の子だって今はオレオレ詐欺の受け子とか(もはや真っ黒だけど)やばい仕事は人の多い関東圏では要注意。

この物欲をいかに、共に消化するのか、ということが重要ではないかと思いました。

 

・物欲との付き合い方

このポイントとして一つ考えられるのは、早期からの金融教育ではないかな、と思いました。金融教育というと、最近だと学校で保険や株式証券などの金融商品に関する知識を学ぶことと結び付けられますが、もっと根本的なところは、自らの欲求とお金とうまく付き合う方法を学ぶこと、だと思っています。

個人的には、何かを欲しいと思った瞬間から始まるのではないかなと思っています。

スーパーでお菓子が欲しいと思った時。漫画が欲しいと思った時。エトセトラ。

そしてどれくらい働くことで、どれくらいのお金を得ることができるのか、という労働と賃金の感覚も大事。5万円とか3万円の価値を知っているのか?ということ。

そしたらそもそもその財布に5万円の価値があるのか、を考えることができますし。

製作費だけでなく、自分の気持ちや人間関係をとても豊かにしてくれる、そう本人が考え尽くせるだけの情報や知識、体験を持てないと、物欲とうまく付き合うって難しいような気がします。

 

・高一(15,6歳)の子がブランド物を持つこと

ネット上では分不相応!という意見が大半でしたが、15,6歳の子がブランド物を持つことはそんなに悪いことではないと思っています。

自分は高校入学の年に、これまで300円くらいで買って使っていた財布(キャラもの)を卒業し、母から中学卒業祝い3万円の革財布をもらいました。10年は使ってみてね、と言われてプレゼントされました。この財布はキャッシュレスの影響を受けてサブになりましたが、今でも使っています。有名なブランドではありませんが、ブランド物の部類には入るでしょう。なおこの財布のおかげで、革製品の取り扱い方を覚えました。

父は高校入学時に父(つまり私の祖父)に買ってもらったバーバリーのコートを今でも着ています。もう半世紀近く着ていますね。バーバリーの物持ちの良さにびっくりしています。私はそういうコートは持っていないので、いつか半世紀着れるコート欲しいですね。

高校生の時、アルバイトをしていた友達が、コーチの財布を持っていました。コーチが大好きで、アルバイトで貯めたお金で買ったそうです。いつもコーチ愛を語ってくる友達だったので、幸せそうだな〜よかったな〜と思っていました。

もらったもの、自分で買ったもの、一生ものにしてほしい、良いものを使ってみてほしい、贈られた理由や入手した経緯は様々ですが、シンプルに、高校生がブランドの物を持っていることってその事実だけでそれが悪いこと、とは一概には言えないと私は思っています。

 

・最近の中高生とネット

簡単に危ない仕事と、大人の目がないところで繋がれてしまう、SNSで育まれてしまう悪い意味での過剰な承認欲求、過去の中高生たちとは違う危機にさらされているのは確かだと思います。ですが、同じくらい危険を謳う情報もあって、親が教えてくれない(気がついていない)危ないことや、危険なことを教えてくれる大人もまたネットにはいます。

やっぱり重要なのは、最初に書いた「自分の物欲との向き合い方」に集約される気もしています。

自分の世代(ゆとり)からみていると、一部バブル期を生きた人たちの金銭感覚とかやばいなって思いますし、狂ってるって思うこともあります。

世代とか周辺環境というよりも、もっと自分との向き合い方みたいなところの問題はあるような気がするのです。

 

色々書いてみましたが、元々教育畑にいたこともあり、子どもとの付き合い方ってめっちゃ難しいし、大人(親)も間違えるし、、、

このつぶやき主さんが娘さんと腹を割って話せる間柄という関係性を築いていたということがまず金融教育云々の大前提なので、「信頼関係」まじ大事、で日記は締めたいと思います。

 

おやすみなさい。