くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

もう寒いところには住みたくない、と思って出てきたのに

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最近寒いですね。

日本海側、及び北日本では各地雪がすごいようで、と人事のように日記を書ける場所に住んでいるのに、最近なぜか雪が恋しいです。

 

朝、目が覚めるたびに寒くて、ストーブダッシュを決めていたあの日々

冬場にヒールとかおしゃれなブーツとは無縁で、ファッション雑誌を眺めては冬のオシャレを夢見ていたあの日々

 

そういう日々から逃れたくて、雪のない場所に行きたくて

上京してきたはずなのに、今、私はなぜか雪をとても恋しく感じている。

 

 

ファーがもこもこ付いたオシャレブーツも楽しめるし

ヒートテックを二重に着込まなくてもいい条件下で着膨れしないコーディネートも楽しめる

防寒着としては役立たない、ただオシャレなだけのコートを着て出かける事もできる

雪かきはしなくていいし

冬でも自転車に乗る事が出来る

滑って転んで、一人で力強く立ち上がらなきゃいけない事態も起きない

 

なのになぜだろう。

こんなにも雪が恋しく感じるのは。

 

その理由をじっくり真剣に考えてみた。

 

 

理由1

『なんだかんだ、雪景色というものは綺麗』

中途半端に雪降る地域では、ただ土、泥とまざって汚らしいけれど、とことん降り続けた先に見える、全てが白い世界、というのは本当に綺麗だった。朝、新雪に太陽の光がキラキラ反射している様子も、なんとも形容しがたい美しさと儚さがある。

(何事も、中途半端ではだめってことね。降るか、降らないか、極端な物が美しいって本当かもしれない)

寒くて、もう学校行きたくない、家出たくない、と思っても、出た瞬間にきらきらの景色が見えて、うわあきれいって思ったらもう歩き始めちゃう。

 

 

理由2

『寒いからこそ、鍋等の冬の食べ物がめっちゃ旨く感じる』

もしかしたら、空気がきれいだったから。

とか、水が綺麗だったから、とか。

そういう別の理由もあるかもしれないけれど、とにかく寒さに比例して冬の食べ物という物は美味しく感じてしまう気がする。

特に鍋。みんなで具材を持ち寄って、寒い中から温かい部屋に入って、ぐつぐつ煮るうちに、みんなの体温と鍋でさらに温かくなって。

んで、外のベランダに積もった雪の中で冷やしたキンキンのビールとか酎ハイがたまらんのよ。

 

 

理由3

『寒いから、くっつきたくなる。夫と一緒なら寒いところでもいいと思えるようになった』

残念ながら、寒い場所に住んでいた時、私は彼氏という存在ができなかった。全くモテなかったのだ。

雪降る中で一人転んだときのあの悲しさと寂しさが入り交じった複雑な感情。二十代も前半という輝かしい時代、私は転んでも一人で起き上がる青春を過ごした。

 

まあ、一言で言うと、人肌恋しかった。

寒い日に一人で部屋にいると特に。

シェアハウスとかすれば、と声が上がりそうだけど。もし、今の私がタイムスリップしたら、確実に友人数人を誘ってシェアハウスしたいけど、シェアハウスをしてもいいと思えるような人達が集まれたかどうか、ちょっと自信ない。

それぐらい若い人が少ないというか、人口がそもそも少ないしね。

 

(そういえば都会に出てきたばかりの時は、エレベーターに乗るときとか、様々な場面で助けてくれる殿方が多い事に感動しました。思わず一人で頑張ろうとするときに、ささっと手を注しのべられて最初はびっくりしたけど)

 

一人だったから、寒さに耐えられなかったのかもしれない。

夫と一緒だったら、楽しいかも。

と夫婦での雪国暮らしを妄想し、夫に提案するも、南国が好きな夫には雪が降るだけで行きたくない、と即却下されました。

 

 

雪国だとここがいいってポイント、他にあるかなあ。

妄想しつつ、これからもプレゼンし続けてみたいと思います。