くろやんの日記

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人に迷惑をかけない、の守備範囲について

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人に迷惑をかけてはいけません

よく母親が何かやらかした子がいたときに聞こえてくる台詞だ。

 

この、人に迷惑をかけない、というのもなかなか広義なもので、その守備範囲をどこまでと捉えているか、結構人によって違う。

 

本当に人様に対して窃盗、暴力等の犯罪に関わることしか考えていない大人もいるし、迷惑をかけない、をマナーと一緒だと考え、自分が生まれ育った環境を基準にそのマナーまで教える大人もいる。

人に迷惑をかけない、を相手に嫌な感情をさせない、という感情部分まで追求して、地域や国によって何が嫌かが違うということを踏まえて、現在自分の目の間にいる人間が嫌だなあとか悲しいな、という気持ちになっていないかよく想像すること、とまで考える人もいる。

 

また、人の解釈も多種多様だ。人が目の前にいる人に限定して考える大人もいるし、目の前以外に、自分の後に使う人、という時間軸をもってこれる大人もいる。

さらに、自分の何世代か後、つまり20年、30年という単位で人を捉えている人もいる。

 

人に迷惑をかけない、について、どんな解釈でその子に伝えるかによって、その子が生活できる範囲が決まってくる。当然だが、より多くの人の間で生きるためには、より多くの解釈を持っておく必要はあるだろう。

 

というわけで、あなたにとって人に迷惑をかけない、とは?

と聞くだけで以外といい面接になるんじゃないかと考えた木曜日。