くろやんの日記

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茶髪を否定されても日本が嫌いにならない理由

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kuro-yan.hatenablog.com

 

以前、こんな日記を書きました。

私の髪は地毛で少し茶色です。友達からはセットがしやすい、とか、柔らかい印象で良いね、と言われる事が多かったのですが、公の場に出てみると、ちょっと生きにくく感じる場面もそれなりにありました。というのが上記の日記です。

中学や高校で髪型に厳しい学校が多いせいか、ちょっと茶色いだけで戦犯扱いです。

 

先日、中学校の先生と思われる方の記事の中で、『なぜ茶髪をだめなのかを説明する語り』というものを発見しました。

 

中学生の場合,茶髪にしたい,茶髪にする人というのは,自分を必要以上に強く見せよう,周囲の人に威圧感を与えようとしたいという傾向があります。

これは統計を取った訳ではないけれど、なんとなく分かったりもします。

まあでも、いわゆる『若気の至り』が、自分自身の事で完結(自分の髪を染める)するくらいならいいんじゃね、とも思ったりもしますけど。

 

驚いたのは次の言葉。

茶髪,金髪だったら,「なんか怖いな」「金出せ」とか言われたらどうしようかなあ,と思うはずです。例え実際にお金を取られたり,暴力をふるわれたりしなかったとしても,通り過ぎるだけで,周囲の人を「怖い」「不快だな」と思わせるような髪型や服装は個性とは言えません。

え?じゃあ先生は外国の金髪の子を見たら、「なんか怖いな」って思うの?青目だから外国人ってすぐ分かる?黒目(モスグリーンみたいな)の子もいるよ?

通り過ぎるだけで周囲の人を怖いと思わせる、なんて、そんなん知らねえよって思いたいけど。そんなことしてるから、外国の人に会っただけで萎縮して言葉が出てこない日本人、を量産しているんじゃないだろうか。

 

とかとか。

色々言いたい事は出てくるし、相変わらずの日本の人権意識に泣きたくなるし、もはや日本脱出しようかな、とか思うんですけど、それでも日本の事は嫌いになれないし、日本に住んでいても良いかな、って思っちゃうんです。

 

理由1:なんやかんや宗教上の激しい対立はない

日本って、複数の宗教を同時に進行する事に違和感を感じない国、なんだと思います。一時明治政府が、神道と仏教をきっちり分ける「神仏分離令」を出して、それを受けて仏教が一時、排斥される運動が起きたのですが、その後政府の声かけによって再び神道と仏教は共に歩んでいます。

仏壇と神棚が当たり前のように家の中で共存していますし。除夜の鐘を聞いて、初詣も行きますし。

イスラム系やキリスト系は少数派になるのかもしれませんが、キリストに関してはカトリック系の幼稚園とか保育園が結構多いおかげか、小さい頃に聖書に関する劇をやったよって子は結構多かったりします。

女子校なんかもキリスト系が多いしね。家族とか本人がそうでもなくても、ミサの経験ある、みたいな子もいたりする。

割とその辺は寛容だし、なんなら人様の宗教事情に突っ込むのはタブーみたいな空気もある。

外国に行くと、人によってはその辺りに窮屈感覚える人もいるんじゃないかなあ。特に経験なキリスト教の人が多い地域に住んだら、奉仕活動もかなり積極的だそうなので。日本でも田舎はそうだけど、別に宗教で括られている訳じゃないしね。

 

理由2:人権意識は高いけど、それだけ問題も起こっていたという証拠でもあったりする

日本と欧米、それは多分基本的には欧米の方が人権意識高いんだと思います。

だって先日、フランスのニュースでしばらく話題になっていたのが、某車工場の、数日17分多く残業させることへのその17分への賃金の正当性について。17時30分終業だから、17分残業しても18時前には帰れるんだけど…

って日本人なら思うけど、向こうの人からすれば、たった17分じゃなくて、大事なそれぞれの人生のうちの17分、なんだよね。

この権利意識は見習った方が良いのだろうか。

でも、こういう権利意識が生まれるくらい、差別であったりが激しいっていうのも一つあるんだと思う。

よく聞くのが、欧米系の白人中心の街に住むと、確実にアジア系って目で見られるよっていう話。夫もオーストラリア住んでたときに感じたようで、シドニーは全然そうでもないけど、メルボルンは結構差別があったりするんだよね、と言っておりました。

 

理由3:ごはんおいしい(笑)

文脈からは全然関係ないですが、真似が上手な国なので、どの国の料理もすごい高いクオリティで安く食べられるのがすごいなあって海外旅行行くたびに思います。

 

というわけで、なんやかんや総合的に考えると日本も結構生きやすいので、まだ嫌いにはなれなさそうですが、ごはんが美味しくて、差別がない国を見つけたら移住したくなっちゃうかもなー。