くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

肺炎になったけれど夕飯の匂いがするこの街が好き

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地方から都会に出て、私は肺炎になった。

社会人になったばかりで毎日の疲れも重なったのかもしれない。

大学生まで空気がきれいな場所で育ってきたせいかもしれない。

 

とにかく、私は都会に出て肺炎になった。

それもかなり重度で、レントゲンに写った肺は真っ白。当初2週間の入院が必要、と言われて顔が青ざめた。

それほど重度であることとか、入院代のこととかよりも先に、仕事大丈夫かな、と思うくらいには心が社畜になっていた。

 

たまたま遊びに来ていた両親の助けを借りて入院の手続きをして、私は入院デビューを果たした。

夜中に高熱で緊急で運ばれたものだから、仕事先への連絡は次の日の朝になった。

朝、職場の上司に電話して第一声は、なんでもっと早く連絡しないんだ、ということだった。

 

夜中に緊急搬送された身としては朝、なんとか両親からスマホを受け取り、点滴を引きずって電話が可能な休憩スペースに辿り着いて、結構早急だったと思うけれど、違ったようだ。

どうやら運ばれた段階で連絡すべき、とのことだが、家族同居ならまだしも、一人暮らしの身であり、たまたま両親が来ていただけで、職場への連絡は頭にいかなかった。

そもそも真夜中に連絡するのは非常識な気もするし、取り急ぎであろうとそんな大事な事をメールで伝えるなんて、これだから今時の若者はとでも言われそうだな、とか思ったり。

 

とにもかくにも、第一声は心配ではなく注意、だったことに社会の洗礼を感じた。

 

仕事の方は教育期間だったことも幸いして、教育担当が引き継ぐことになった。上司と違って心配の一声とやっとくからきちんと休んで休み明けからまたがんばろう、の一言が重ねられた教育担当からの連絡は暖かく感じた。

 

色々引き継ぎ事項や、書類の置き場所の連絡をした後、最後に教育担当から、

「俺も仕事を始めたばかりのとき、肺炎になったんだ。その話しをした記憶はないけど、そこまで真似しなくて良いんだぞ(笑)」

との一言。

思わず笑ってしまうと同時に、同じように体を壊してしまった教育担当だからこそ、私の焦る気持ちも理解してくれたんだな、と経験と想像力の大切さを感じた。

私も将来、病気で休む事になった後輩、に限らず同僚、先輩には優しくなりたい。本当にどうしようもないのだから。

 

そんなこんなで2週間と言われて入院生活が始まったものの、若さ故か、医者も驚く驚異の回復力を見せて1週間で退院。

ただし、回復が急激だったため、残りの一週間は自宅療養ということで、診断書も書いてもらい、1週間入院の1週間自宅療養になったのだけれど。

 

仕事に復帰すると、肺炎なんてかかったのかと思うくらい元気に、仕事に取り組む事が出来た。

小さな風邪を引く事はあっても、大きな病気はしなかった。

 

 

けれどもやっぱり思うのだ。都会の空気はきれいではない。

大きく息をすうと、特に雨の日は気持ち悪いと思うし、河川敷をランニングして高速道路の下に差し掛かろうものなら、ものすごい悪臭を感じる。

免疫がない故に、私はまた、何か病気をしそうだ。

 

 

そんなことを頭に置いて、働き方を考えながら歩いていたある日だった。

引っ越しをして以前よりも静かな住宅街に身を置く事になったせいもあるかもしれない。

 

仕事帰りの薄暗い道に、その匂いは漂った。

ある家からはカレー。

ある家からは筑前煮だろうか、煮物。

 

夕ご飯の匂いは私を暖かく包んだ。人生で始めての感覚だった。

 

 

私は田舎で生まれ育った。

こんなに住宅が密集する場所に住むのは私にとって始めてで、だからこんなにもいろんな種類の夕飯の匂いが混ざり合うのを嗅ぐのも始めてだった。

 

よくマンガやアニメである、道ばたを歩いていたら、あ、あの家は今日はカレーだ、みたいなことはおとぎ話のように感じていた。

 

それを今、まさに経験している。

あの家は、この家は、あそこの家は。

各家庭から漂う夕ご飯の匂いは、街を優しくしているように感じた。

 

その瞬間、私はこの街が好きになった。

肺炎になったけれど、夕ご飯の暖かい匂いに包まれるこの街が好き。

 

 

そんなことを、今日またカレーの匂いが漂う街を歩いて、ふと思い出した。私はまだまだこの街から離れられそうにない。

 

 

2017年、私の今年買ってよかったもの・サービス7選

 

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今週のお題今年買ってよかったもの

そもそも今年買ったものって何だっけ?ということで、サービスも含めてまずリストアップしてみる事にする。

 

《今年買ったもの、リスト(コト・サービス含む)》

・精米機(米を玄米に切り替えたため)

・カラーボックス用バスケット、板

     こういうやつ。

・靴べら

スターウォーズの時計

・CW−Xスポーツタイツ

・月に一度農園から野菜が届くサービス

・ゾウのテーブルクロス

 

記憶に残っているのがこの辺りなので、多分、今挙げたものが買ってよかったもの、なのだと思う。どうよかったのか、一つずつふりかえり。

 

 

 1.精米機

購入するときに思った事は、思っていたよりも安い、ということだった。実家で米を作っている事もあり、米は実家から毎年届く方式の我が家。

玄米のまま届けてもらって、食べる都度精米する方が美味しいけど、どうする?と母からの提案で家庭用精米機の購入を検討。

1万円はすると思っていたのに、それなりに機能がついていて口コミも良いやつが1万円を切っていて驚き。そして味もやっぱり精米したては美味しい。

 玄米は玄米で低GI食品という事で、血糖値を急激に上げない食材として注目していた我が家。これで基本は玄米。白米を食べたいときには精米する、という選択が出来るようになりました。基本的に平日玄米。休日白米、と言った形で楽しんでいます。

 

 

2.カラーボックス用バスケット、板

    

カラーボックスを立て置きして小物を入れると、上の部分に空白が出来てこの空間がもったいないなあ、といつも思っていた。

板を上の方に入れると、そこにとりあえず届いた封筒とか紙類を入れ籠むスペースができたり、バスケットをいれれば収納スペースが増えたり、いいことずくし。

 丈夫なカラーボックスで定評のあるアイリスオーヤマのシリーズでそろえているので、サイズを測り直ししたりせずにすむのも嬉しいポイント。

 

 

3.靴べら

男の人ってこれがないと朝困るんですね。これは結婚して知りました。女性はあんまり使わないですもんね。ロングサイズだと屈まなくて楽チン。来客用にも重宝。ついつい忘れがちだけど、あったら便利だった。

 

 

4.スターウォーズ時計

夫の誕生日プレゼントに購入。目覚ましの音がカンティーナの酒場の曲、オープニングテーマ、ダースベイダーのテーマ、と3種類から選べる。夫は朝からテンション高めに起きる事が出来ているので感謝。数字の部分がダークサイド側のキャラ達になっているのも嬉しいポイント。個人的にオビワンの宿敵、グリーバス将軍が6にいる辺りが、12にいるアナキン(ダースベイダー)と対峙しているあたりが胸熱。

 

 

5.CW−Xスポーツタイツ

スポーツ用品店で買うと15000円くらいのお値段だけど、やっぱネットで買うとちょっとお得感を感じる。

これまでは走るときにユニクロのただのタイツをはいていたけれど、年齢を重ねてきたので夫が絶賛していたこちらを購入。膝のサポート力がはんぱない。夫は五年くらい着用して、その間に出たフルマラソンは3回、トライアスロンは4回、そしてアイアンマン1回。その他トレーニングでもはいていることを考えると、コスパめっちゃよくない?というわけで私もついに購入。今までは若さにかまけていたけれど、そろそろそういう年齢かもしれない。今週末のフルマラソンはこれでがんばります。

 

 

6.月に一度農園から野菜が届くサービス

konosato.com

今やオイシックスをはじめ、色んなサービスがあるけれど、我が家は知り合い伝に教えてもらったこちらの農園から直送してもらっている。

地方の産直及び自分の家の畑で育った私は、スーパーの野菜で満足できない事も多々。これなら毎月定額。これを始めてからスーパーで野菜を買う事がほぼなくなったので、無駄なお買い物も減った。

我が家はMサイズを月に1度。届く日を調整して、届いた日はとにかく野菜の下準備の日。作り置きを作ったり、下ゆでして冷凍したり。調理も楽になって野菜も多く撮れるようになって、頼むだけでとてもいい習慣ができた。

(ちゃんと処理するようになったので無駄に腐らせる事もなくなった)

その時期においしいものが届くのも、季節感を感じられて嬉しいポイント。

 

 

7.ゾウのテーブルクロス

 こればっかりはネットでは買えない。(多分)

カンボジアに行ったときにアラジンの世界に飛び込んだかのようなアジアンな青いゾウのテーブルクロスを購入。これが部屋に彩りをくれていて楽しい。

人が来たときにも日本ではなかなかみない柄なので話題にもなって楽しい。

やっぱり旅行先でこれだと思うものを買うのはいいね。

 

Amazonの購入歴を見たりしたけれど、今年は総合して自分たちのために買ったものが少なかった1年だったかもしれない。

一番多かったのは本。こればっかりは節約せずに自分たちへの投資としていろいろ買いました。買った後読まなくなったら早めにメルカリなんかに出すと、新しいから高めに取引できるという事も知れたのもよかった。

来年検討したいのは、サービス面。今は日経を登録しているけれど、ニュースピックスの有料版に鞍替えしたいな、とか。契約更新付きなのでスマホの価格も見直したい。色々考えていきたい。

手帳の12月が華やかになる法則について

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これまで、手帳を買うと大抵書き始めた12月が一番華やかで書き込みが多くなった。新しいものを買ったばかりの時にモチベーションが上がって、たくさん使いたくなるからだろう。

一年の蓋を開けてみると、一番最初の、まだ新しい年が始まってさえいなかった12月が一番一生懸命かき込んでいたんじゃないか?という具合になる。

それを回避すべく、「手帳術」なるものを検索してみた。

sketch-life.com

woman.bp-labo.com

 

1:積み重ねを記録するという手帳の役割を活用する

ダイエットや資格勉強がこれに当てはまる。何かをこつこつ積み上げるその記録媒体としての手帳。確かにこの日記も、ブログという記録媒体があるからこそ続けられている。

来年も引き続き継続は力なり、ということでやったことや目標に向けて頑張った事を数値で記録して行くのが良いのかもしれない。

 

2:PDCAサイクルを回すためのツール

人間の成長サイクル、もしくは企画の進め方としてPDCAサイクルというものが存在している。P(計画)をまず手帳に書いておいて、D(行動)して、それを手帳に記録C(確認)して、最後に次のA(行動)を考える。次の行動まで書いていたら、確かに12月以外の月もきちんと書き込みそう。

 

3:過去の振り返りをメモしておく

一言、名言とか、頭に残った言葉をメモしておくと年末の振り返りが楽しくなるとのこと。確かにそのときの自分がどんな事を考えていたかって、どうでもいいことは覚えていないもんだよね。そんな一言があとからボディーブローのように効いたりするんだから、こういうメモはやってみてもいいかもしれない。

 

2018年こそは、終わる頃にすかすかにならない手帳にしたいなあ。

 

 

 

いつも聞かれる結婚の事、ベスト5について。

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結婚をしてからというもの、結婚をしていない人から色々な事を聞かれる。

結婚ってぶっちゃけどう?っていう質問から、親族との付き合い方、姑との付き合い方。結婚式について、などなど。本当に尽きない。

中には、結婚すると自由が無くなっちゃうじゃん、という質問というよりもはや決めつけをしてくる人もいて、おいおい私に対しては別にいいけど(というか私はさらっと流すけど)人によってはそれは失礼な質問の仕方だぞ、と思ったり。

基本的に結婚していない人からの質問が多いので、みんな未知のものに対する不安から質問攻めになるんだろうな、と思っていつも答えている。

そう、知らないと人は恐怖を感じる。

これは政治もそうだし、お金もそうだし、就活だってそうだったんじゃないだろうか。

 

しかも結婚生活のパターンは、いろんな夫婦像をブログで興味を持って検索して調べることでもしていない限り、身近なのは両親。そして結婚し始めた周りの人や職場の上司なんかに限られる。

結婚生活のライフスタイルだけをまとめた本って見た事ないし、あったとしても親戚付き合いから人生観まで、人それぞれ過ぎるし項目が多いしで、すごい内容量の本になりそう。

 

色んな数あるライフスタイルの一つが結婚、なんだと思うんだけれども、世の中は結婚した方がいい変な圧力があったり、結婚は墓場、なんて言われていたり。

良い事はやりがい(こどもが生まれて嬉しい的な)のみ、みたいな。どこのブラック企業だ。

 

最近は結婚をしないという選択肢だってある。これはこれで別にいいと思うし、そういう生き方もいいと思う。

結婚してもいいことがないから結婚しない、という消去法で結婚しない事を選ぶよりも、こういうところがいいから結婚しない、と選択で結婚しない事を選んだ方が自分自身もより納得できるのではないだろうか。

そういう選択をするためにも、結婚ってどういうことなのか、自分は結婚したいのか、よく考える事って人生の中のどこかでやっておいた方がいいと思う。

 

そんなこんなで私がいつも聞かれる、結婚観、結婚のいろいろな誤解をまとめてみようと思う。

 

Q1 結婚って自由が無くなるよね? 

Aいや、究極的には人それぞれっす^^;

とにかく一番多い、この質問というか不安の発散というか……。特に社会人なりたてくらいの20代前半の人達はほぼこの質問から始まると行っても過言ではないくらい、結婚したい子もそうでない子もこの質問から始まる。

そう。結婚したい子もこの質問を繰り出すのだ。結婚をしたくない子の理由第一位もこれが多いんだけどね。

私はいつも、「究極的には人それぞれ。ちなみに私はどちらかというと自由になった」と答えている。

そう、私はどちらかというと自由になった。

そもそも結婚をお互いに依存しよう、頼ろうと思ってすると、多分自由はなくなる。けれども、自立した男女が共に暮らす、だけなら、まず経済的に余裕ができる。

電気・水道・ガス・及びネットの回線は一人暮らしでも使う上に基本料金というものがある。この基本料金、一人でも二人でもほぼ変わらない。なので二人で一つの家に住んでいる方がお得だ。

その他、電化製品類もシェアできるので、一人で購入するよりもランクアップできるし、その維持も2人で管理するので一人で色々持つよりも楽。

自分が使えるお金が増えたという意味では一人暮らしのときよりもお金には自由になった。

続いて時間。基本的には自由。共通の友人には一緒に会いに行くし、それぞれ予定をいれることだってある。彼は女友達と、会社の女性の後輩と2人で飲みに行く事もあるし、私は男友達と2人で飲みに行く事もある。

これはお互い自立していて信頼し合っていれば、基本的に問題はない。そこで不貞な関係になるような友人がお互いにいないという信頼もある。

一人になりたいときは、一人になりたい時用の部屋をつくっておけば解決。

 

多分大事なのは、最初にお互い行きて行く上で何が一番大事だと考えているか、擦り合わせをする事。(私達の場合、様々な物事に対する自由だった)

何かに究極に迷ったときのお互いの選択方法についてきちんと理解していれば、自由がなくなる、ということにはならないはず。

何かの価値観にとらわれていたり、思い込んだりせず、それも自分たち次第だよね、と考えている人であれば突然自由が無くなる事はないと思う。

 

 

Q2 ぶっちゃけ姑さんとかとの関係ってどうですか?

A心配な場合は夫から妻への愛の確認をするのが一番手っ取り早い気がする。

結婚すると心配な嫁姑問題。8割くらいの女性は多分気になる所なんだと思う。ぶっちゃけこれは夫をみれば大体分かる。

両親を大事にしようとすることは大切。ギスギスするより仲良く出来た方が良いしね。子を見れば親が分かる、とはよく言ったモノだけど、夫を見れば何となく母親も想像ができる。身だしなみとか、飲食店での振る舞いとか。見るポイントは色々あると思うけれどね。

あとは両親の事をどういう風に考えているのか、聞いてみるのもいい。自分のルーツをきちんと知って、自分と両親を客観的に説明できていれば、少なくとも子供(夫)側は親離れがほぼできていると考えていいと思う。

問題は姑が子離れできているかどうか問題が残るけれど、夫に何気なく、自分と母親が天秤にかかった場合どうする?的な質問をさらりとしておくとなんとなく読めたりする。

母親も大事にして欲しいと嫁的には思うけれど、本当にいざという時は自分の側について欲しいのが嫁心。

 

Q3 親戚付き合いってどうしているの?

A濃い付き合いか、そうでない付き合いかは夫次第。夫と親戚付き合いの価値観の擦り合わせをしておけば良いと思う。

え、そんなことまで擦り合わせしているの?と聞かれるけど、しておいた方が楽。我が家は親戚付き合いがかなり多い方だと思うけれど、親戚巡りをするときに車を借りる事が多く、巡った後には二人でのドライブデートが待っている、とか、車でないと行けない場所に行く、みたいな楽しみを用意しておいたりもしている。

お互い苦手なタイプが似ていれば(似ていない場合結婚相手としてハードル高い気がするけど)苦手な親戚も一緒で、そこの滞在時間は短くなったりする。これは夫を自分側の親戚に会わせるときも一緒。

苦手なタイプは、結婚当初だけ付き合ってそれ以降は徐々に疎遠にする、などのテクニックも夫と擦り合わせをしておけば可能。

 

Q4 家事の分担どうしているの?

A基本的には得意な人がやることにしている。

 人にはそれぞれ得意な事と苦手な事がある。男性であっても女性であっても、料理が好きで得意な人は得意だし、裁縫が得意な人、お金の計算が速い人、細かいタスク処理が早い人、文章が得意、絵が得意、色々だ。

別に男だから、女だから、という訳ではないけれど我が家は世間一般と同じように、夫は家事が不得意で、私の方が家事は得意だ。基本的には私がやっているけれど、簡単な家事や掃除に関しては夫も出来るので、お休みの日のお風呂掃除は任せたりしている。

けれども生産性を高めるために、基本的には得意な事を得意な方がやれば良いと思っている。

正直社会に出て働いて金を稼いでくる事(我が家では外貨稼ぎと言っている)に関しては夫の方が得意だし、夫の方が社会での伸び率は高い。ならば、夫には仕事に集中してもらって、私は私で好きな事をやって違う形の外貨稼ぎに貢献した方が、家庭的にも効率がいい。

そう、家庭を会社だと思うと捗る。株式会社くろやん家なのだ。

ぶっちゃけ結婚してやる家の事は、一般的に言われる家事以外にも山ほどある。資産管理、家財・家電管理、冠婚葬祭及び贈り物の手配、などなど。

資産管理一つにしても、私が日々の株価チェック等は細かくやったり、気になるニュースをラインでピックアップすることを行ったりするにしても、会社を分析するのは基本的に夫だ。それは夫にその能力があり、その方が適材適所だからだ。小さい雑務は私が行う。多分これは男女に限らず家事ができる人に当てはまると思うのだけれど、大量の細かいタスクを同時進行できちんと終わらせる処理能力が必要だからだ。

そして今や家事は外注が可能だ。値段も結構お手頃になってきている。本当にお互いに忙しくて心身ともに疲れているときは、お互い稼いだものをさらに稼げるように、家事を外注すれば良い。ある意味自分の時間を買う投資だ。

家事は外注しても良い、ということを夫婦できちんと理解し合っておけば、多分今の時代生き抜けるんじゃないかな。

 

 

Q5 結婚してよかった?

A総合的には私達にとっては良かった。結婚という制度がなかったとしても二人で住むと思う。

多分究極、結婚という制度が不利でしかなかったり、そもそも結婚という制度がなかったとしても、二人で一緒にいると思う。(ただし、不利になる場合結婚という制度は利用せずに)理由は単純で、お互いに一緒にいると、成長し合えるしそれが心地いい、とか。友達を紹介し合えていい仲間の輪がお互いに広がる、とか。そういった部分も含めてお互いが大好きだから、一緒にいたい。

結婚をしたのは単純にそういう制度があって、その方が得する事が多いから。社会的にも楽っていうのはもちろんあるけれど、それよりも役所とか銀行で、妻である、夫であるというだけでお互いの申請書なんかを出したりもらったりできるのは本当に便利だなあと感じている。

 

結婚してからはもちろん楽しいけれど、結婚しないで様々な男性と知り合うのもなかなかドラマティックな人生だよな、とも思います。

結婚はしたらしたで、それはそれでドラマティックで、まあ、今の自分、という人生は1回だけなので、いろいろよく考えて自分といっぱい対話をして自分がこれがいい、と選んだ人生を歩きたいものです。

 

 

感情=エネルギー。お金のように使いどころを考えたい

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先日、久しぶりに昼間のお役所に行ってきた。

混む前に行きたいなあ、と思って午前中の役所が開いてすぐくらいの時間を狙って分館などではなく本館へ。

開いてすぐの時間でもそれなりの混雑。いくつかの申請をして、椅子に座って待っていると、絵に描いたような役所の窓口の人に怒鳴りつけるおじさんを発見。

声が響いているので周囲の人も気がつき始めた。

しかも怒鳴りつけているのはみんなが待っている住民票などを取り扱う部署の窓口。混雑を避けるためにこちらで話しをお伺いします、と係の人が移動を促しても動かず。

自分はこの日急いでいる訳ではなかったので人間観察がてら静観していたけれど、午前休だけで手続きを急いでいる人にとってはたまったもんじゃないだろうなあ、なんて思った。

 

こういう人の対応にも税金が使われているのかと思うと、もっと違うところでその怒りを表現して欲しいし、なんなら係の人にしたがって個室での対応に受け答えて欲しいな、と思いつつ、聞き耳を立ててみた。

誰が税金を払っていると思っているんだ!

とお決まりの文句が聞こえて、本当にドラマとかだけでなく言う人がいるんだなあ、としみじみ。

 

でも、税金払っていてお前らの給料ここから出ているんだぞ、の論理が成り立つと、税金を納めている金額が多い人の言い分から聞きます、という盛大なブーメランが返ってくるんじゃないだろうか。

このおじさんがとんでもない資産家ですごい税金納めているんだったら何も言えないけれど、多分一番納めているのはこの場にいないで今会社とかに働きに、勤めに出ている人達なんじゃないだろうか、と思ったり。

 

そもそも怒る、という感情も自分のエネルギーの一つだ。自分のエネルギーを消費して感情として表現している。

笑ったり、涙したり、いろんな感情は誰かに何かを伝えるときに使ったり、自分自身のストレスを発散したりするときに使う。

笑った後や涙した後はすっきりしたり、気持ちよくなったりする。

 

怒るとすっきりする、という人がいるけれど、怒ってすっきりするような感情は誰か人に向けるものではない。そのすっきりはその誰かが怒りを受け止める、という決してフェアじゃない関係の中で起きた気持ちよさだからだ。

だれかをいじめてすっきりした、というの大して変わらない。

怒るのがダメとは言わない。でも対人に対してやるときは、本気で何かを伝えたくて、つまり相手の命の危険だったり、そういう安全を脅かすが故に真剣に伝えたい時に、つまり相手のためになるときにしか使ってはいけない感情表現だと考えている。

 

では今回のように、役所の人に怒ったところで何かが変わるだろうか。

役所の人は商売人じゃない。何かを売っている訳ではない。

いや、今時役所もサービス業でしょう、と言う人もいるけれど、そもそも彼らは労働基準法で守られていないし、退職するときも、退職ではなく辞職で、失業扱いにはならず、すなわち失業保険という概念はない。

毎日怒鳴りつけられて結果精神病になって退職に追い込まれたのだとしても、普通の一般企業に勤めている人よりは分が悪い。

もちろんお互いに気持ちいい方が良いと思うけれど、サービス業なんだから、とこちらから押し付けるのは、ちょっと傲慢な気もする。

 

それに怒ったからといって何かがまかり通るほど役所は柔らかくない。文字通り、堅い場所だから、どんなにわがままいっても窓口の人にそんな権限はないし、奥に潜んでいる人が権限を持っていたとしても施行までには時間がかかる。

 

色々総合的に考えた時、役所という場所で「怒り」というエネルギーを発散させることは、得策なのだろうか。

 

お金の使いどころを考えるように感情の使い道を考えた時、「怒り」の使いどころはそこじゃないと思うんだけどなあ。

 

1日20冊の本が読めるようになりたくてこの本を読んでみた

 

今でも各地でご活躍されていますが一時期テレビ出演が多かったメンタリストDaiGoさんの書籍。メンタリストって言ってるけどなんか胡散臭い、と思いがちだけれど大学の特認教授も請け負ったりしているお方。つまりちゃんと科学的知見を元に発言、発信しているんですね。

 

そんな私も書籍が出たりするまで、バラエティに出ているときはなんだか不思議な人が出てきたなあ、くらいにしか思っていなかったのだけど、Another Skyに出演してオックスフォードを訪れる様子を見てから一気に好きになりました。

どうやら自分は何事にも謙虚に、真摯に学び続ける姿勢を持っている人が好きみたいです。 

 

バラエティでトランプのゲームをしている様子のイメージが強いかもしれないけれど、彼はとても勉強家。なんと一日20冊の本を読むそう。

最近読書を始めてから、どの本を読むか、選ぶまでが手間だと思うくらいには積読が減っていて、最近の自分の読書量も増えたなあ、とか思っていたけれど、上には上がいるもんだ。

とにかく彼の一日の、ひいては一年のインプット量とアウトプット量がとてつもなくすごい。単純計算で、一般的な社会人の生産量で彼が過ごす時間を計ると、彼の一年は13ヶ月あるそうだ。

いいなあ。

自分も一年を13ヶ月、とまではいかずとも、12ヶ月より多くしたい。つまり、自分自身の生産性を向上させたい、と思って本を購入。自分なりに大事にしたいな、考えさせられた、という要素をピックアップしてみる。

 

行動は習慣化すると集中力が持続する。習慣化するためには1つの行動フォーカスして、着実に習慣化して行くこと。

プロスポーツ選手、例えば卓球の選手はとても早いラリーがずっと続いても、集中が切れずにずっと打ち合い続けて、どちらかが何かの注意を怠たると、それがミスになって失点になる。

ゴルフも、テニスも、射撃も、スキージャンプも。とにかくスポーツは何か一つの事を適切に続けたり、適切に反応したりしなければいけない。とにかくすごい集中力が必要になる。疲れていても、極限の状態に置かれても、反射的に正しい反応をするためには、行動が習慣化されていないと反応が出来ない。

そんな彼らでさえ、行動は一つずつ習慣化していく。

私達もそれは同じで、英会話もできるようになりたいし、泳げるようにもなりたい、と色々なことを一気に詰め込んでも習慣化せず、集中力が持つようにならない。

最近ブログの日記を続けられるようになったことで過剰な自信をもって、色々な事に手を出しすぎていたかもしれない。

初心に返って、一つずつ習慣化していく、行動していくことを心がけたいと思った。

 

ウィルパワーというパワーの存在

脳が出してくれる集中パワーをウィルパワーと呼ぶようだ。ウィルパワーは前頭葉から出る。思考や感情をコントロールするパワー。

これは集中力を使うたびに少しずつ消耗していく。総量が多ければ有利だ。じゃあどうやって有効に使えばいいのか。それは二種類ある。一つ目は増やすこと。もう一つは節約する事。

増やす事については色々な方法が書籍には書いてあったけれど、ポイントは、自分が普段やらないことに意識を持っていくようにすること、とのこと。例えば歯磨きであればいつもと逆の手でする、みたいな。

その他食べ物のことも色々書いてあったのでさっそく明日から実践したい。

節約については徹底して選択する回数を減らす事、というものだった。小さいところだとノートを開くという行為でさえウィルパワーを使うため、あらかじめ使う事が分かっている机ならばノートを開いて用意しておいても良い、とのこと。

スティーブジョブズが毎日同じ服しか着なかったように、私服を制服化して毎日の自分の選択回数を減らす事も効果的。

この私服の制服化は別にミニマリストばりに全ての服を白シャツにしている訳ではないけれど、実践している。服の数を少なくすると、必然的にそうなるの楽になる。もちろんファッションが仕事の人はそれが仕事なのでそうする必要はないと思うけれど。

 

快眠のために、セロトニンを体内にためること

朝、早起きがしたいと思っていても、よく寝た気がしないと二度寝に繋がる。そうすると、朝の自分の頭がよく活動するゴールデンタイムが十分に活動されないまま一日を過ごしてしまう。なんてもったいない。

で、起きるためには質の良い睡眠。そのためにはセロトニンをきちんと溜める事が大事だとのこと。十分溜まっていない状態が、いわゆる時差ぼけの状態。セロトニンを溜めるための主な行動例がこちら。

・午前中に陽の光を浴びる事

・青魚、バナナ、卵、鶏肉、ひじき、豆乳、納豆等の食品から

・運動

・笑ったり、泣いたりの感情表現

・音ではなく光で起きる(今はそういう目覚ましもあるんですって)

これか!

時差ぼけで毎日を過ごしているとか、自分の生産性そりゃ下がるわ。朝起きたらきちんと陽の光を浴びるって大事なんだな。カーテンを少し開けて寝たらいいのかもしれない。できることからやってみよう。

 

そんなこんなで一日で20冊の本を読めるような、インプット量が高い自分になりたい、ということで読書をまず習慣化しよう。12月いっぱいは、読書をする自分を習慣化できるように、チャレンジ!

 

12月:今年中にやっておきたいことリスト

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12月になると、街のクリスマス仕様が本格的になっていよいよ今年も終わるんだな、という気分が高まってくる。

そうすると今年はどんな一年だったかな、と考えると同時に来年はどんな一年にしようかな、ということも考え始める。

その前に、今年のやり残しがないようにもしておきたい。

来年を迎える前にやっておきたいことがきちんとできるように、12月にやっておきたい事のリストを作る事にした。

 

1.読書冊数目標まであと21冊

年末を使って積読を消化したい。それで大体21冊以上になるはず。文章に触れる事によって自分の語彙を増やしたい。

 

2.映画鑑賞数目標まであと19本

クリスマス映画が楽しくなる季節。ホームアローンシリーズとか、子供の時以来な作品を大人の心で鑑賞したい。

 

3.年賀状をクリスマス前までに出す

一言メッセージを書いて、天皇誕生日が来る前に出したい。

 

4.エアコンの掃除

今年こそは、エアコンの掃除をして新年を迎えたい

 

5.換気扇類の浸け置き掃除

家事えもんをみて自分にも出来そうな気がしてきた。

 

よし、今月も頑張ろう。

 

 

 

11月のふりかえり

 

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11月も終わると、いよいよ年末が迫ってくる。来年の事も少しずつ考え始めつつ、まずは11月の振り返り。

 

*読書…年間目標まであと21冊

 

今月の読書冊数、5冊。これはいかん。もっと読まねば。

いつ、どこで読書ははかどるか、を考えると、やっぱり電車の中とかカフェとかがはかどる。自分の時間のどこでインプットするか、も考えないとなあ。

 

 

*映画…年間目標まであと20本

飛行機の中で意外とはかどらず、寝てた(笑)読書とともに、一ヶ月で達成するに無理のない数字だと思うので、しっかり達成したい。

 

 

*洋書…アソーカタノを読んで最新作に挑みたい

 

わからない単語にぶつかると止まってしまう。じっくりじっくり読みたい。

 

*トレーニング…ホットヨガとランニング

 

体重は少し減り、ランニングのスピードも上昇。体はまだかたいまま。柔らかくしたい。

 

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時間の使い方、について再考したいと感じた。時間の使い方が上手な人は、いろいろなやりたいことが生活の習慣レベルに落とし込まれている。

一旦上手な使い方、で検索をするとこんな記事が見つかった。

ぜひマネしたい! 「時間の使い方が上手な女性」の特徴5選|「マイナビウーマン」

 

再考1:スケジュール管理

 紙の手帳を購入。時間ではなくリストで行動管理。自分の一日の行動時間に基づいて、できることをリストで書出したい。

 

再考2:朝の時間の有効活用

寒いと朝布団から出たくない→朝ダラダラしてしまう。というサイクルを断ち切りたい。お湯を沸かすと部屋が暖まるスピードも早くなるので、朝起きたらお湯を沸かす、という行動を習慣化したい。

 

再考3:隙き間時間の活用

洗い物の時間、他家事をやっている時間を使って映画を観る事が出来そう。たまにはお風呂に入りながらの読書も良いかもしれない。

自分を磨く時間を体も頭も磨く時間にしたい。

 

再考4:集中力ウィルパワーの節約と鍛錬

これを読んでから集中力は鍛える事が出来るという事を知る。やっぱりインプットは朝の方がいいようですな。

 

来月は時間の使い方や習慣を変えて2018年が良いスタートが切れるようにしたいなあ。

 

 

 

2017の振り返り第一弾。やりたい事リスト100で達成した事

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手帳を購入したので今年の振り返りを始めた。

私は毎年手帳、もしくはメモ帳に、次の年に向けてのやりたいことリスト100を考える。

今の段階では非現実的だと思っていることでも、とりあえず書く。

毎年書いていると、前の年に書いたものと次の年に書くものが違っていたりして、自分の価値観の変化を感じることが出来る。

例えば、小さい頃は宝くじが当たりますように、という願いを考えていたのに、今では楽しく仕事ができますように、とか。夫と幸せに過ごせますように、という願いに変わるように。

 

宇宙に行きたい、とか。満漢全席をしてみたい、みたいなぶっ飛んだ願いも含めた、2017年の100個のやりたいことリストのうち、実際にできたことをまとめてみる。

 

1.東南アジアに旅行に行く

前年、欧米へ旅行に行ったせいか、まだ行った事のない東南アジアの、開発が進んでいない地域も含めて行ってみたいね、と夫婦で話していた。

物価も日本よりやすいから、ちょっと日本にいるときと違う気分が味わえるのではないか、とも考えた。

とにかく、行きたい、行きたいと言っていたら、今年はなんと3回も東南アジアにフライトすることになった。

一度目は2人の友達に会いにタイへ。友達に案内してもらえたおかげで、地元の人が使うバスなんかも体験できた。

二度目は日本の友達の妹さんがいるカンボジアへ。始めて夜行バスに乗ったけれど、寝台列車のような様式で、案外快適だった。

三度目は一度目にタイに行ったときに一緒に遊んだカップルの結婚式へ。我が家的には予想外のお誘いだったけれど、行く事によってまたさらに仲良くなれた。

私はもっと英語を勉強しようと思った。

 

2.友達と海外旅行に行く

旅行はなんだかんだ、誰かと行くと楽しい。夫婦で何度か行ったから、今度は仲のいい友達と。ということでカンボジアはそんな感じで行けてとても楽しかった。

 

3.自転車で四国に行く

しまなみ海道を自転車で走った。とても気持ちよくて楽しかった。一緒に行った仲間がよかったのも楽しかった一因だと思う。

 

4.take6を生で聴く

ア・カペラの最高峰。大統領の前でも演奏をするほど。生よりCDの方がいい、と言われがちなア・カペラ界で、とにかくCDよりも生の方が圧倒的に良い、と唯一言われているようなグループの演奏。

秋に来日したときに無事鑑賞。めちゃめちゃすごかった。やっぱり音楽を生で聴くと違う。もう一度聴きたい。

 

5.プログラミングの勉強をする

友達が初心者向けのプログラミング勉強会を開いてくれたので参加。友達が主催なので分からない事もぷらっと聴けて初心者でもしっかりできた。

小学生が使うようなソフトを使って概念を学ぶという感じ。でもちゃんとシューティングゲームが完成した。

 

6.ビキニを着る

今年は暖かい国に行くぜ、ということで初めてビキニ購入。そのために少し体も絞った(笑)タイでもカンボジアでも活躍。次はハワイ。

 

7.ハワイに行く

一番べたな海外旅行先なはずなのに一度も行った事がなく、ついに来月行ってきます!まだ出発していないけれど、航空券もホテルの予約もばっちり。日記はまた後日。

 

8.スターウォーズのクローンウォーズシリーズのアニメを全部見る

すごい量です。一枚に30分アニメが4〜5話。4枚1セットがシーズン6まで。気合い入れて全鑑賞。結果、また一歩スターウォーズマニアに近づいた。今反乱者たちもしっかりチェックしているし、映画の方も再鑑賞して楽しんでいる。

 

9.海外の結婚式に行く

こればっかりは誘われないと行けないよなーと思っていた去年の今頃が懐かしい。行っちゃったよ、自分!

文化の違いを体験できて貴重だった。

 

 

そんなこんなで100個中の9つ達成。

いや、全部達成しなくていいんだよ、というハードルの高いやりたいことリストで、これだけ達成したのは結構すごいな、って個人的には思う。

 

また今年も100リスト作ろう。

 

 

 

人間が生きていくに必要な要素への配分がうまくいけば、資本主義はすごくいいのに。

 

WOODJOBを観た。 

 

よくいる都会の、虫もだめで動物の解体も直視できなくて、へなちょこな男の子が、林業の研修を通して成長するお話だった。

 

 

 

資本主義において、第一次産業は弱い。その証拠、というか事実、就労する人の数は減っているし、地方で暮らす人の数は減っている。

増えている地域もある、とはいうものの総数は減っている。

もちろん担い手が少なくても生産ができるようになるのが一番良いだろうし、目指すところではあるけれど、資本主義の世の中では、毎日食べる米や肉や野菜を作る人達よりも、ケータイアプリゲームを作る人達の方が豊(豊の定義にもよるけど)になりがちで、そちらをいいな、と思って選択する人が多いことも事実だ。

 

数年前、東日本大震災が起きた時、というか、その後くらいだったか、都会から地方に講演に来たえらい学者さんに言われたことが忘れられない。

明日から都市機能が壊滅したとしても、君たちは生き残れる確率がとても高いし、きっと都市の人達を助けるのは君たちだ。と。

講演を聴いていた人達の9割以上が、実家で農業や畜産をやっているような、それを生業にしなくても畑の一つや二つはもっているような家ばかりで、震災当時も、電気が通らず、物流が止まっても、水は井戸水。ガスはそれぞれの家庭にある缶から取るから点検だけしてすぐに使い始めて、貯蓄用の食料で特に問題なく暮らすことができた家もあった。(もちろん沿岸はそれも全部なかったから大変だったわけだけど)

 

今、WOODJOBに出てきたような村は、畑を管理する人が少なくなって、土地が荒れ始めているような場所もすごくおおい。

土地が荒れるということは、自然がそこまで浸食してくるということだ。

 

講演が終わった後、こうして実感として田舎の役割を知っている私達ができることは何だろう、と考えさせられた。

もっともっとこの地、この場所を知っているから考えなければ行けないことがある、もっと勉強しなければ、と考えさせられた気持ちを改めて思い出した。