くろやんの日記

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成人を迎えたあの日の私に伝えたい3つのこと〜拝啓20歳の私へ〜

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今日、外を歩いていると綺麗な振り袖姿の女性を何人か見かけました。ついでにどこかの会場で講演をする予定なのか、地元の政治家もちらりと見かけました。

 

せっかくの成人の日、ということでもしも未来の私から、過去20歳を迎えた私にメッセージを送る事ができるなら、どんな言葉を送るか、考えてみました。

 

 

拝啓 20歳の私へ

こんにちは、20歳の私。冬ですが、風邪を引かずに元気にやっていますか?

未来の私は元気に、毎日学ぶ事を忘れずに過ごしています。20歳の頃よりも、楽観的に、難しい事は考えずに生きていますが、外国に友達が出来たり、統計の勉強をしていたり、今のあなたが専門としている事以外の学習もたくさん積み重ねて、それなりに賢く世の中を生きています。

さて、20歳になる私へ、今の私から3つのメッセージを送りたいと思います。長いと、多分あなたは飽きるでしょうから、本当はたくさん言いたい事はあるけれど3つに絞ります。

 

 

1つ目。『他の人がやろうとしないことを率先してやる姿勢で生きる事』というあなたが20歳でやろうとしていたことは正しいです。そのまま続けてください。

 

 

あの時、色んな人が色んな事をしていて、私はそれをやらなくていいのだろうか、私もみんなと同じようにあんなことをしなくて大丈夫だろうか、という不安を抱える日もあったし、今も抱えているかもしれません。

けれども大丈夫です。人間やはり、心からやりたいと思って手を出した事でない限り、心に強くは残らないようだし、学習効率も悪いです。その時、その時に自分が本当に好きでやってみたいと思った事を大事にしてください。

 

 

そういえば、20歳の時、あなたは成人式に参加しませんでした。迷った末の決断のように見えましたが、本当は自転車旅行に行きたくてたまらなくて、なんて説明をしたら両親が納得するか、考えていたかもしれないですね。成人式、夏でしたもんね。

結果的に参加しなくても大丈夫でした。

大人になってみると、以外と成人式に参加していないという人は他にもいるし、むしろ着飾るお金が浮いてラッキーだったくらいに思っています。

 

 

お父さんに着物姿を見せなくて大丈夫だったか、という心配もしていましたね。写真も撮ったりしない決断をして、本当はお父さん、写真くらい撮りたかったかなあ?と。

 

 

その問題も大丈夫です。

 

 

彼氏のかの字の欠片も見当たらない20歳だと思いますが、以外と早く、最高に素晴らしい男性と結婚を決めて和装で写真撮影をしました。お父さんとお母さんも撮影の様子を見に来て、最後には一緒に写真を撮りました。

お父さんは超絶喜んでました。成人式に撮影をしなかった分、倍の喜びだったんじゃないかと推測しています。我慢した分嬉しさ倍増、状態です。

 

 

ある意味では天邪鬼に生きる姿勢というのは反感も買うし、辛い時期もあるかと思います。けれども、ファーストペンギンになれば、美味しい魚にありつけるチャンスは人より多いです。

もうファーストペンギンの話しは知っていますか?ペンギンは群れで狩りをするそうですが、最初に海に飛び込むペンギンをファーストペンギンというそうです。

ファーストペンギンは一番最初に海に飛び込むのでたくさん魚を食べられるチャンスが他のペンギンよりも増えます。けれどもそれと同じくらい、天敵に一番最初に襲われるリスクも大きいです。

 

 

一番最初に飛び込むのは勇気も必要だし、リスクも大きいけれど、成功すれば魚をたくさん食べる事が出来ます。それに大丈夫。日本で生まれて、命を脅かされるような危険なんて、相当な事をしない限り起きません。

今のところ、飛び込む回数も飛び込む場所のリスクも上がってきているけれど、命の危険を感じたのは19歳の夏の自転車旅行中に熊に遭遇した事が一番です。あれ以上の事はまだ起きていません。

 

 

 

さて、2つ目です。『自分が住んだ事のない地域に住んだ事がある友達をたくさん作ってください』

国内でも、海外でも、どっちでもいいです。

自分がいった事もないような地域で育った、もしくは生活した経験のある人、というのは高確立で自分が知らない文化や習慣を知っていたり、それを当たり前だと思って生活を営んでいます。

 

 

そう言う人と会話をすると、当たり前だと思っていたことが面白いようにガラガラと崩れて行きます。この崩れた後にあなたの中に出来る新しい思考法だったり、考え方はあなたの人生をより、豊かに楽しい物にしてくれると思います。

逆に、同じ文化圏の中の人達だけで話していると、自分の中での当たり前が板について、考え方を変える事が難しくなってきます。

人と人、というのは同じ種類の生き物のはずなのに、水と油のようにはじき合うような関係です。

けれども、一生懸命混ぜ続ければ油が細かくなって水と解け合ったかのようになるのと同じように、人と人同士も、根気づよく話し合いや付き合いを続けていると、どんなに違う文化を持った者同士であっても、理解し合える状態がやってきます。

 

 

分かり合える訳ではなくて、理解し合える、ということだから勘違いしないでね。

 

 

けれども水と油がそうであるように、混ぜ続けないとそれらは再び分かれていきます。私も完全に分かれてしまわないように、今でも自分自身を柔軟に、色んな人と色んな世代の人と会話をするように心がけています。

20歳という年齢だからこそ話せる事、分かり合える事もあります。たくさん良い友達と出会ってください。

 

 

 

最後の3つ目です。『20歳はまだまだひよっこ、と思わないでどんどん自立への道を歩んでください』

大人は言います。青二才のくせに、とか。まだまだ若いんだから、とか。

確かに比べれば若いです。青二才だと思って謙虚に過ごす事が大事なときももちろんあります。

 

 

けれども、もう20歳だ。と思う心も50パーセントは少なくとも持ってください。それがあなたが自立する心を育てます。

 

 

自立とは、誰かや何かに依存する事なく、自分で考えて行動する力、だと未来の私は考えています。

 

あなたの両親はなかなかに自立のさせ方が上手かったので、料理などの生活の事や税金の事なんかは同世代の子達よりも知っている事が多いかもしれません。

勉強が得意ではないあなたですが、これだけは自慢できる事かもしれません。が、未来の私から見ればやっぱりまだまだです。精進の心を忘れないでください。

 

 

世の中の問題を政治のせいだけにしていませんか。

自分が何かにチャレンジできない理由を住んでいる場所のせいにしていませんか。

物事はできるか、できないかではなく、やるか、やらないか、です。できるようにするためにはどうしたらいいか、を常に考えましょう。

 

 

自分が不幸なのは国が悪いからだ、とか時代が悪いからだ、とかって国や時代に依存しないでください。

そうやっている人で幸せそうにしている人をまだ見つけた事はありません。

やっぱり何事も依存は良くないんだと思います。

 

あと、男とか友達に依存しても行けません。あなたに依存したいと考える男や友達ばかりが寄ってくるようになってしまいます。

 

 

あなたが自立していれば、将来必ずきちんと自立をした友人がたくさん出来ます。それは同年代には限らず、です。

もちろん同年代で自立した友人が今、私にはたくさんいます。みんな問題を誰か人のせいにする事なく、自分ごととして捉えて、自分には何が出来るか、という与える姿勢をもって生きている素晴らしい人達です。

いつかきっと、そう言う人達と出会えるから、依存には気をつけてください。

 

 

はやいものでもう3つのメッセージを詰め込んでしまいました。

まだ言いたい事は山ほどあるけれど、いつも全部を伝えられるほど、いつも全部を学べるほど人生という時間は長くありません。

限りある時間の中で学んで、理解する事も大事です。

あなたの理解力があまり高くなく、理解に時間がかかる事は知っています。私自身なので。

時間がかかってもいいけれど、理解しようとし続ける事をやめないでくださいね。いつか分かる日が来るから。分からないときは、その時分かった事だけを実践してみればいいんだから。

さあ、成人として責任ある大人への一歩だね。

がんばれ、とは言わないよ。

 

楽しんで!

大人ってめっちゃ楽しいから!

私はそちらに戻りたいとは思わない!

 

 

敬具