くろやんの日記

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世界の危機に、頼りになるのは本当に友達らしい

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爆弾が落ちてくるかどうかは友達次第。

 

物騒な内容だけど、ある知人から聞いた話しだ。

例えば某国から攻撃を受ける、という話しが出た時、一番国を守るために力になってくれるかもしれないのは友達である。

だから、外国に親しい友人をたくさんつくりなさい。

 

お互いに親しい友人同士になると、あの子今頃何しているかな?と気になるように、相手の国について気にかけるようになる。

実際私も、結婚式にまで行った友人がタイにいるため、タイの政治状況やタイのニュースには敏感になったし、日本がタイと関わるようなプロジェクトにも目がいくようになった。

私の夫はもっと世界中に友達がいるから、色んな国にそういう感情を抱いているのかもしれない。

 

思えば自分も3.11の震災のときに、自分が岩手にいる事を知っている日本の友達はもちろん、外国の友達もたくさんのメッセージをくれた。

私、という存在がいたことによって遠い海の向こうの地に住んでいる外国の友人も、日本の大きな地震について強く関心をもってくれたのだ。

 

関心を持ってもらう事ほど心強い事はない。別に募金や義援金、ボランティアがこなくたって、その事実を知っていて考えている、それだけでも全然違う。

かつてマザーテレサだって、愛情の反対は無関心と言っていたしね。

 

関心が増える事によって、自分の生き方にも影響するし、いざというときは考える。もしもその友人がとても優秀で、その国の中の中枢に関わる人になったら尚更だ。

そんなに私情をはさむもの?

と頭に疑問が浮かぶかもしれないけれど、大統領だって総理大臣だって、みんな人間だし、親しい大切な人がいれば、その人のことが頭に思い浮かぶ。

 

最近はそんなこともないかもしれないけれど、留学する人の日本人の数が減っている、というニュースを耳にしたことは記憶に新しい。

 

これがどういう意味をなすのかというと、日本が何か危機に陥ったときに、日本を気にかけてくれる人の数が減っているかもしれない、また、日本が何か重要な交渉をしたいときに手持ちのパイプが少ない、という状態になっているということだ。

 

留学先で大事な事の一つは友達をたくさんつくることで、自分が大人になって社会の一員として働き、もしも何か国家的なプロジェクトに関わる事になったり、国の中枢で働く事になった時、相手国に交渉をしたいときにそういった友人が架け橋の一端になったりするものだ、と。知人は言っていた。

 

マンガやアニメの文化ももちろん日本を気にかけてもらうツールにはなるけれど、やっぱり生身の人間同士のコミュニケーションは力が大きい。

 

最近、よく自衛隊の武器の購入の反対運動や、北朝鮮の驚異に対して武器を廃部する事に対して反対する集団の集会をみる。

 

私だって戦争は嫌だし、軍事力にお金をかける事はあまりよくないことだとも思うけれど、現実の問題という物がある。

だからこそ、そういった集会で声高に叫ぶと同時に、その集会に使うお金を少し貯めて海外に出て友達を作る、そんな個人的に外交をする人がもっとたくさん増えたらいいな、とも思う。

 

外交は外交官だけの仕事じゃない、ということはアントニオ猪木さんが証明してくれている。(多分今、実際に北朝鮮に行けて対話が出来るのはこの人しかいないんじゃないだろうか)

 

「主張」という行動がとれたのであれば、実際に見に行く会いに行く、という行動もきっと難しくないはずだ。