くろやんの日記

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『StrengthsFinder』から考える、良いチームについて

テスト、というと大抵の物は弱点を見つける為にやるけれど、この『StrengthsFinder』テストは真逆。強みを見つけるテストです。

ちょうど一昨年くらいだったかな、夫に誘われて書籍を購入し受けてみました。(書籍にコードが入っており、ネットで簡単に受ける事が出来ます。心理テストの長いやつって感じです)

元々アメリカの組織コンサルティングの会社が開発したそうで、日本の企業でも取り入れられている会社さんがあるようです。

 

 

一部ですが、私の結果はこんな感じ……

 

 

個別化

「個別化」という資質により、あなたはひとりひとりが持つユニークな個性に興味を惹かれます。あなたはひとりひとりの特徴や個性を覆い隠したくないので、人を一般化したり、あるいは類型化することに我慢できません。むしろ、個人個人の違いに注目します。あなたは本能的に……etc

 

 

親密性

「親密性」という資質は、あなたの人間関係に対する姿勢を説明します。 簡単に言えば、「親密性」という資質によって、あなたはすでに知っている人々に引き寄せられます。あなたはかならずしも未知の人たちと出会うことを避けているわけではありません。事実、知らない人と友人になるスリルを楽しむような他の資質を、あなたは持っているかもしれません。しかし、……etc

 

 

ポジティブ

あなたは人をよく誉め、すぐに微笑みかけ、どんな状況においても常にポジティブな面を探します。あなたのことを陽気と言う人もいます。あなたのように楽天的になりたいと思う人もいます。しかし、いずれにしても、人々は……etc

 

 

学習欲

あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。……etc

 

 

未来志向

「もし・・・だったら、どんなに素晴らしいだろうなぁ」と、あなたは水平線の向こうを目を細めてみつめることを愛するタイプの人です。未来はあなたを魅了します。まるで壁に投影された映像のように、あなたには未来に待ち受けているかもしれないものが細かいところまでみえます。この細かく描かれた情景は、あなたを明日という未来に引き寄せ続けます。この情景の具体的な内容……etc

 

 

弱い部分ではなく強みが出てくるので、落ち込まずに受ける事が出来ます(笑)内容は本の金額にしては意外と安いかなって思います。34項目のうち、より強く出た資質5項目が出てきます。

しばらく前に、これを受けてから友人同士で集まって、今後の自分の目標だったりを考えたりしたのですが、その時おもしろいな、と思った事があるのです。

 

 

集まったメンバーの結果がとても似ていた。

私は社会人になるまではどちらかというと自分とは全く似ていない、というか会話のテンポだったり、人間としてのタイプは間逆だなって思う人達と一緒にいました。私の学生時代の友達は、どちらかというとネガティブな人の割合が高いし、慎重で一歩一歩着実に歩いて行くような人が多いです。

なので学生時代、ぶっちゃけ私はちょっと浮いていました。

そして早く都会に出て、積極的な人達ともっとコミュニケーションをとってみたい、と思っていました。

この時自分のテスト結果をもって集まったメンバーはそんな社会人になってから出会って、仲良くなった仲間達。

ふたを開けてみると、結構上位に出た資質が被っていたりして、似た者の集まりなんだなあと思わされました。

似た者同士で集団の中での変化や成長速度はどうか、と考えたのですが、ポジティブかつ行動的な人が多いせいか、多様な体験や経験との遭遇は学生時代の仲間との集団よりもはるかに多く、自分自身が一歩進む手助けになっていることが多いと感じます。

また違う資質の似た者同士が集まると違うのかもしれませんが、学習欲とかポジティブ、みたいな人達が多いと、行動的になるのは納得かもしれません。(そして行動量に比例して体験に裏付けされた知識量も増えて行ったなあとも思う)

 

 

では仕事をするなら、どうだろう

仕事のないようにもよるけれど、もしも何かプロジェクトを進めるという事になったときは、資質は全くバラバラの方がいいのか、それとも少しずつ被るくらいが良いのか、どっちがいいのだろうか、と考えさせられました。

被らない方が全く違うアイディアが出やすかったりするのかなあ、と思うのですが、その分お互いに理解し合う気持ちがないと、◯◯さんは私の事分かってくれない……みたいな不和が生まれそうな気もしなくもありません。

 

 

どんな資質が集まろうとも、お互いの事を理解しようとする姿勢が一番大事なのかもしれません。

そして自分がどんな人間なのか知るという事も。

 

自分の事は自分が一番良く分かっているようで実はよくわかっていなかったり。

チームで仕事をしていると、あの人ってああいう力があるからああいう風に仕事を進めれば良いのに、とか、こういう仕事よりもこっちをやってもらった方が、早く進む気がする、とか、自分の事以上に他人の向き不向きの方へ目が注目する。

それは実は相手も自分に対して同じように、こっちのほうがいいとか、こういうやり方の方があってる、とか考えてくれてたりしてね。

 

チームで何かをするにおいて、一番大事な事は相手を理解する事ではなくて、自分の事を理解する事かもしれないですね。