くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

牛乳石けんから考える覚悟の問題

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牛乳石けん、懐かしい。

ムービー内容が結構賛否両論分かれているCMなようで。

まあ今のご時世、こどもの誕生日の日に居酒屋に行っていたらバッシングされるよ。と思いつつ、考えさせられたこと、つらつらまとめてみる。

 

この問題って根深いなーって思う。

ベビーカー押してたら、男性ではなく同じ女性であり子育てを終えたのであろうおばさんから、注意された、みたいな話とか。それこそ、学校で先輩はこう言っていて、俺たちも逆らわずにやってきたんだからお前たちもこうしろよ、みたいな話と、性質は似ているんじゃないかな、と思う。

 

この主人公の男性は、お父さんにそうさせられて嬉しかったのか、というと本当は一緒に遊んだりして欲しかったと思っている。

けれども一緒に遊んでくれなかったからこそ、父から伝わってきたものもあったなあ、みたいな。

 

別に、お父さんは子どもと一緒に遊んじゃだめ、とは言っていないし、お父さんは子どもと絶対一緒に遊ばなければいけない、とも言っていない。

でも、自分があのお母さんの立場だったら多分ちょっぴり拗ねるし、自分だけ飲んできやがってこのやろーとも思う。

 

でも自分だったら、自分がやりたいと思っていることに本当に向き合っているのかどうか、という点で夫を怒るかもしれない。

 

子どもはお父さんと誕生日を一緒に過ごさないと、必ずしも成長しないか、というと別にそうじゃない。お父さんと早くに死別した人でだって、立派な人は世界中たくさんいるし、お父さんが仕事忙し過ぎてなかなか会えない中育っても、大人になって周りに愛情がない人間になっているかというとそうでもない。

 

多分、一番大事なことは自分の中で一番やりたい事や、自分が本気に思ったことを本気でやってるかということだと思う。

 

この主人公が本気で後輩を慰めてやりたい、力になってやりたいという想いで居酒屋に行っているのであれば、私はよしとしたい。

それこそ明日にでもこいつ自殺しちゃわないか、とか追いつめられているような人がもしも夫を最後に頼りにして、それに応えたいと夫が言ったら、行ってこいとも思う。それは夫と妻で立場が逆でもそうであってほしいと思うけどね。

 

世界を救ってくるから誕生日一緒にいられないけどごめん、と言って宇宙船に乗る父親がいたら、尊敬できちゃうしかっこいいと思うし、それは子どもでも同じだと思う。こどもって大人が思っているよりしっかり考えているし、誰かを本気で幸せにする姿からきっとそれはそれで感じ取ってくれると思う。

 

でもなあなあな気持ちで、中途半端な気持ちで仕事側を取るなら、自分側の都合だけで取るなら、ばかやろーって思うけどね。

 

昔からそうだったから、とか。

普通そうだから、とかじゃなくて。

今、お前はどう思うんだってことは大事にして欲しいし、大事にしてやりたいとも思う。

 

そういうときに、怒るよりも先に相手にどんな言葉をかけてあげられるか、まだ思いつかないから、私もまだまだ修行が足りない。