最近流行のオンラインサロン。
主催も種類も多様で、かつ都心部だとオンラインでなく実際に集まるリアルサロンの存在もちらほら聞きます。
私自身も色々属してみたことがある経験から、先日は選び方に失敗しないコツをまとめてみました。
現在私はサロンというネーミングはしていないけれど、非公開な、仲の良い友達たちと勉強したり遊んだりする会、にいくつか参加しています。
それぞれカラーが違ってなかなか面白いです。
(優秀な人が多く集っている会は、全員がそれぞれ企画者になって面白い企画を定期的に開催してくれています。こういう現実を見ると、稼げている人にはそれなりの理由があるんだな、と感じます。みんな自立してるし、人任せにしない。逆にそうでもない会は、主要な幹事だけがいつも忙しくして、幹事たちの力量は上がってるけどそれ以外のメンバーは…みたいな)
そう。各会の企画を手伝ったり、参加しながら思うのは、
サロンは学生時代、"飲み会やBBQ、勉強会などの幹事"をしなかった人にこそ向いているのかもしれない、ということ。
一昔前だと、(今でも会社によっては残っているけれど)新入社員の時期って花見だったり飲み会だったり、とにかく各種行事で「幹事」をやらされるわけですが、これってまあ結構応用力が試されるし、色んな意味での問題解決能力も鍛えられるんですよね。
学校で問題解決能力を学ぶ機会が少ない日本では、貴重な機会であったかもしれません。
けれども最近はそういうことをする会社も減っているようだし、結果として、できる人はできるけど、できない人はそのまんま。
になっているような気がします。
別に全員がリーダー体質である必要はないし、そんな世界になったら大変だと思うのですが、リーダーの経験があるかないか、ってその後リーダーをしない人生だとしても結構大きい分岐点だと思うんですよね。
というのも、リーダー経験ある人はその後、あんまりそういうタイプじゃないということでリーダーにならなくても、リーダーの人がどんなことに困るか、どんなことをされたら嬉しいか、というところへの想像力が働きます。
そうすると、リーダーをしたことがなくサポートをする人よりも発揮できるバリュー(価値)が大きくなります。
サロンはそういうことを、文化祭だったり飲み会の幹事だったりという機会に勉強し損ねた人を拾ってくれる場でもあると思うんですよね。
しかも周りは基本大人なので、学生同士で学び合うより、かなり早く最終解に辿り着けることも多いです。学習効率面でもかなりよい。
また、リーダー経験ある人でも、人をまとめるリーダーはしたことがあるけれど、段取りを伝えて実行部隊を仕上げるリーダーはしたことがないって言う人も、ここで練習できますよね。
前回記事にも書きましたが、サロンは主体的に学んでなんぼ。失敗させてもらえる大人の学校(教室?)みたいなもんなのかな、と思います。
サロンの主催者は先生というより学級委員長みたいなもんなんじゃないでしょうか?
(先生だと一方通行になりやすいけれど、多くのサロンって基本違いますし。圧倒的に主催と参加者のレベルがかけ離れていても、多分主催が求めているのはよき生徒ではなく、自分と同じレベルまで駆け上がってきてくれる人なんじゃないかな、と思います)
というわけで、学生時代にリーダー、幹事経験が少なかった……という人にこそ向いているのかもしれないなあ、と思います。