金曜日の夜行バスに飛び乗って、夫婦で青森・岩手旅行に行ってきました。
夫の「自然の中で、リフレッシュ……のんびりしたい……自然を感じたい……」
という要望から、旅程を組みました。
※写真は奥入瀬渓流。雨の日ならではの違った森の美しさ。
(旅の時、大体国内は私が手配担当、夫は車の手配、海外旅行担当)
東京39℃!みたいな感じだったのに、たまたま雨の影響も合ってか、20℃前後の北海道に行ったかのような涼しい旅行でした(笑)雨でも楽しめた、3泊4日をまとめてみたいと思います。
1.旅の準備・予約について
(1)青森ねぶたに参加するために
(2)ねぶた期間中の青森での宿について
(3)岩手での宿泊場所、予約
(4)東北地方に行く前におすすめしたいこと
(1)夜行バスを降りたら
(2)早朝からやっている駅近複合施設アウガ
(3)値段も手頃で便利な街中温泉
(4)ねぶた祭りに参加する為に
(1)再びアウガへ
(2)雨でも楽しい奥入瀬渓流
(3)日本の端の先進的な現代アート美術館『十和田市現代美術館』
おまけ:八戸で買うべき、お土産にもなる美味しいおつまみ
(1)雨でも楽しい龍泉洞
(2)もしも晴れたら……宮古編
5.四日目、地元の人でも多分穴場。ミルクとワインの葛巻町
(1)本州の北海道。小さなスイスはカードが使える
(2)とにかくワインが美味しい
まとめ
★交通費・宿泊費などまとめ
★おすすめお土産リスト&調達法
1.旅の準備・予約について
(1)青森ねぶたに参加するために
青森のねぶた祭りは、東北6県の夏祭りの中でも参加難易度か少し高めです。"はねと"に変身するのも、その振る舞いも超絶簡単なのですが、いかんせん宿の確保がすごーく困難なのです。
ねぶたに参加するための超絶重要なこと第一位が、宿の確保、と言っても良いかもしれません。(青森の終電が早いので、日帰りも難しい)
それ以外でねぶたに参加する為に必要なことは
*衣装の準備(着付けも含む)
くらいでしょう。これについては事前に予約をすればいろんなお店、団体がレンタルと着付けをセットでやってくれます。必要な物も基本的に街中で縁日屋台で売られているので手ぶらで行って心配なし。
私達は友達の勧めもあり、JRが主催するものを利用しました。
はねとの正式衣装を着ていれば、どの団体と混ざってはねても良いルールとなっています。
ですが、もちろん地元にはガチ勢というのがいます。というのも、団体としての跳ね方で賞がでるらしく、練習を積んでいる団体なんかは超絶ガチです。途中で休憩、なんてできません(笑)
また、衣装を崩して着ているはっちゃけ気味の若者が混ざろうものなら、団体のおっちゃんが「おめえはいってくんなー」と言わんばかりに押しのけるそうです(友達談)
おすすめは、ファミリーが多めの団体に混ざること。ファミリーが多めだと、声を出して跳ねて→ちょっと休憩をほどよく繰り返せるし、途中でちょっと水を飲もう、休憩しよう、と沿道側に躊躇無く退避できます。(私達はレンタルをJRでお願いしたので、そのままJRのねぶた集団に参加してきました)
ベテランになったらどこへまざってもよいと思いますが、初心者ならファミリー多めの団体にくっつく、のがよさそうです。
(2)ねぶた期間中の青森での宿について
宿は一年前から予約が入るそうで、取るなら一年前が勝負です(笑)
とはいえ、私達夫婦も動き出したのは今年に入ってから。もちろん宿は残っていません。早めに切り上げて近隣の街に宿泊する、という手もありますが、私達は"カーシェア"活用の車中泊という選択肢を取りました。
カーシェアで車中泊〜ガソリン代も距離料金もかからずエアコン使い放題 | カーシェア比較の【シェアQ】
※もちろん我が家はエンジン切ってますよ。それは車中泊のマナー。
私がアウトドア、サバイバル慣れしていることもあり、銀マットとタオルを持ち込み車中泊しました。広めのファミリーカーだったら夫婦二人寝るのは余裕です。また、東北は夏でも夜は涼しいので(場合によっては寒いくらい)、エアコンつけっぱにする必要もありません。
若いうちしか使えない技ですが、夜間代金で3000円かからず一晩二人で過ごせたので、節約旅行家さんにはおすすめです。
街中に温泉施設もあるので、こちらも利用させて頂きました。
(3)岩手での宿泊場所、予約
二日目以降は盛岡さんさ祭りが終わった後で空いていることを予想し、岩手県に移動。宿は県庁所在地である盛岡市に取りました。
一泊4000円くらいだったと思いますが、全てポイントで支払えてしまい、日々の消費活動を上手くポイント化することのありがたみを感じました。
宿泊は三ヶ月前くらいに。大体こういうのは早い程早割があるため、ホント、旅行の予定はできるだけ早めに決めて、手配してしまうのがお得だと思います。
盛岡は駅前より少し離れた中央通〜県庁にかけてのあたりに繁華街があるため、宿もこちらがわにとりました。
地元で有名なパン屋さん、福田パンやパン工房ミシェルも中央通から近いところにあります。
www.chiikiiro.comhttp://michel.jp
(4)地方でのカーシェアの勧め
宿泊に、ドライブに今回も我が家で大活躍だったカーシェア。地方に行った時ほど重宝しています。
というのも、地方では車の所有率が高いせいか、土日でもカーシェアは空いていることが多いです。レンタカーと違って、利用5分前に突然予約もできるし、キャンセルもできるので自由な旅スタイルを取りたい人にとっては本当に便利で融通が利くサービスだと思います。(ガソリン入れて返さなければ行けない、みたいなマストもないので)
カーシェアはいろんなサービスが出てきていますが、都内展開だけが多いサービスではなく、地方展開も多いタイムズがやっぱりおすすめ。
2.一日目、青森市(ねぶた祭り参加)
(1)夜行バスを降りたら、早朝からやっている駅近複合施設アウガへ
夜行バスを降りて、まず最初にしたこと。そう荷物をコインロッカーに入れること!
ねぶた祭りでコインロッカーが埋まってしまうことを危惧していたのですが、臨時のコインロッカーもありました。
まだ空いていたので臨時ではないコインロッカーに荷物をいれて、スイカ決済しようと思ったらチャージ足りない!となり、駅でチャージしようと思ったら、券売機でチャージできない(笑)現金で支払いました。
後からも書きますが、日本の地方は恐ろしい程現金しか使えない上に、ATMも探し出せない場合もありますので、関東から旅行に行く際には現金を多めに降ろすこと必須です。
後で友達に聞いたら、チャージは駅のニューデイズかビューATMでしかできないとのこと(笑)
無事、荷物を入れて駅から徒歩5分ほどの複合施設、アウガへ。
朝ご飯をいただきました。やっぱり採れた場所で食べるのが美味しいし、そして安い!もちろん現金です。
※ちなみに寿司などの高額商品(といっても3000円くらいですが)を扱うお店も使えるのは現金のみです。
←中落ち丼。ウマー。しか言えなかった。
→ウニ、いくら、ほたての三食丼。こんもりのってます。丼の大きさがそもそもデカイ。
(2)街中温泉からのカフェと八甲田丸見学
朝ご飯の後、街中温泉で夜行バスの疲れを癒し、近くのカフェに行きました。 hitosara.com
外観も内装も素敵ですが、店内は土曜の昼だというのにガラガラ。都内だったら激混み必須!
ケーキセットが一番高いので1080円。お得なカフェでした。
友人との集合時間まで時間もあったので、駅からほど近い連絡船八甲田丸を見学してきました。
青森市の港としての役割の歴史や、船を丸ごと見学できるため、当時の船がどんな作りになっているのか詳しく知ることができ、なかなか面白い施設でした。
なかなか熱心に(特に私がブログ用に写真をたくさん撮っていたら)見学している若者だと思ってもらえたのか、案内人のおじいちゃんが声をかけてくれて(しかもずっとこの連絡船で働いていたという方!)当時の色々や裏話もたくさん聞くことができました。
当時のりんご市場の再現。
連絡船の歴史などなど。
船好きにはたまらない内部見学。
時間つぶしがてら寄っただけだったのに、なかなか面白い施設でした。
(3)ねぶた祭りに参加
友人と集合してからは、着付けへ、行く前に着付けレンタルに付いてこない、でもねぶたに必須!というものを買い出しに行きました。
★足袋・草履
ネットをみていると、履物は正装である足袋・草履必須!みたいに書かれているのですが、現地の人含め結構スニーカーな方も多いです。ただ、我々の信条は「参加するなら本気で」なので購入しました。
※一応今年の祭りから、運営実行委員側としてスニーカーは禁止している模様(ただし、子連れお母さん、小学生以下の子供はスニーカー可)
お祭りの出店でいろんなところで売られています。
★福財布
跳ねるときにもつ貴重品袋。金魚やねぶた柄とか色々売っているので現地調達推奨。スマホ等を入れます。
★はねと鈴
鈴を衣装につけます。たくさん付けていると楽しいです。(付け過ぎもNGなようですが)
祭り中は子供たちが鈴をねだってきます。というのも、はねとが落とした鈴を拾った子供は元気に育つ、という言われから。
といっても自然には中々落ちないので、実際は子供にねだられたら、ぶちっと鈴を手でちぎって渡す感じでした。
なんだか福を分けているようで楽しかったです。
あとは跳ねるだけ!体力を使い果たし、声もガラガラになりましたが楽しかったです^^
3.二日目、十和田湖・奥入瀬渓流観光
(1)再びアウガへ
朝は6時からからやっているので、この日も朝ご飯はこちらで。お寿司を頂きました。朝からシースーです(笑)
(2)雨でも楽しい奥入瀬渓流
友達の運転で奥入瀬渓流へ。雨だから避けた方がいいかな?と友達に相談したら、奥入瀬は苔が綺麗に見ることができると思うよ!といわれ、向かうことに。
確かに、晴れている日とは違った森の色でした。雨が降っているのにお水もきれい!
バスも出ているので、青森市から車でなくても向かうことができます。
(3)日本の端の先進的な現代アート美術館『十和田市現代美術館』
雨が降っても楽しめる場所、ということで友達がこちらの美術館を提案してくれました。
中はもちろん、外にも展示が多く楽しかったです。
しゃべる家もここにありました。
写真撮影OKなのも楽しい(特別展示はNGでした)
入り口にあるお花の馬。晴れたらもっとキレイかな。
作品の中に入ってみることができたり、結構体験型な美術館でした。
大人は入館料1500円ですが、高校生以下は無料だそうです。子連れに優しい場所ですね。
おまけ:八戸で買うべき、お土産にもなる美味しいおつまみ
友達とはここで分かれて、美術館から八戸駅行きのバスに乗りました。八戸から新幹線で盛岡に向かいます。
八戸では友達おすすめの、『なかよし』というおつまみを購入してみました。
これがめっちゃうまい。地ビールとともに盛岡までのお供に食べたのですが、美味し過ぎたのでお土産にも買うことにしました。
一袋良いお値段していますが、超絶美味しいです。我が家は今後もAmazonでリピートします(笑)
4.三日目、岩手県:龍泉洞・宮古ドライブ
(1)雨でも楽しい龍泉洞
三日目。岩手一日目も雨だったのですが、洞窟の中の探検なので、あまり気になりません。
日本三大鍾乳洞の一つに数えられていて、まだまだ奥が知れない、探検の途中の場所。
三つの地底湖を見ることができるのですが、一番深いもので水深95m!透明なので、目視で見ることができるのは45mまでとのことですが、相当深いですね。
ライトアップがとても綺麗にされていて、とにかく美しい場所でした。
こちらが水深95m。目視で見ることができるのは45m付近まで。
こちらは川。一応流れているのですが、穏やかできれいすぎて湖みたいです。こうして外に流れ出ているお水で入れたコーヒーやお水がお土産屋さんで売っていました。
年中気温が10℃〜15℃くらいだそうです。お客さんの中にはサンダルにハーフパンツ、みたいな人もいましたが、
濡れている洞窟内&見学所要時間30〜40分と長めのため、ゆっくり寒さを気にせず堪能する為にも、長袖長ズボンにフード付きのパーカー(水をはじく系の素材だとなおよし。ユニクロとかで十分)、スニーカーという格好をオススメしたいです。
(洞窟の上から水がしたたりおちてきたりするので、めがねの方はフード必須orコンタクトでいくと眼鏡が濡れる心配しなくて楽です)
(2)もしも晴れたら……宮古編
友達おすすめのごはんやさんに行ってきました。ここの海老そばをすすめられたのでそれを注文。
量がとんでもなく多いです(笑)東京で言う大盛りの量が出てきます(笑)
特別な調味料は一切使わず、素材と水が美味しいのがよくわかるごはんでした。
食べログの点数はそうでもないですが、東京で同じ点数の拉麺食べるよりは圧倒的に美味しいです。
晴れたら浄土ケ浜を見て盛岡に戻る予定だったのですが、雨のため断念。ゆっくりドライブしながら盛岡に戻りました。
本当はこんな感じの場所
(写真は公式HPより 岩手県宮古市 浄土ヶ浜)
5.四日目、地元の人でも多分穴場。ミルクとワインの葛巻町
(1)本州の北海道。小さなスイスはカードが使える
最終日。小岩井農場だとか、紫波のオガールとか、以前に行ったことある場所をリストから消して、どこに行こうか作戦会議。
そして曇り空(あまり雨が降っていない)ということから、ドライブに行くことに。
行き先は葛巻町。エネルギー自給率200%。他の地域創成が成功した街と違って映画化とか書籍化(小説化)とかはしていないのですが、高速道路もない、観光資源もない、という中でミルクとワインで町を興した地域です。
自治体が儲かっているだけあって、施設がキレイで整っていました。
こちらは樽型のトイレ。
本当に感動したのは、各種観光場所でカードが使えたこと。東北って本当に使えないところが多いのですが、この町は使えました。
地方活性化、地方創成、町おこしって色々あるけど、まず最初にやるべきは、こういうお土産店でカードを使えるようにすることだと思います。
(2)とにかくワインが美味しい
最初に向かう場所としては、『平庭高原体験学習館 森のこだま館』をオススメしたいです。
特に、森のこだま館ではランチもおいしくいただけて、ワイン工房見学、ワインorブドウジュース試飲(ジュースもワインもたくさん種類がありました)ができるので子供も大人も楽しめます。(ジュースがあるので運転手さんも)
充実のランチメニューは、ハンバーグセット、鶏肉セット他、地元の蕎麦なんかもありました。
しかも800円ほどのランチセットを注文するだけで、本日のワインをぐびぐび頂くことができました(飲み放題)夫のGOサインをもらった私は美味しく頂きました^^
ちゃんと冷えてる! グラスも置いてありました。
我が家はランチ後、盛岡に戻る道で葛巻牧場に寄り、デザートタイムにしました。牧場内で購入したプリンは美味しかった!
ここにベンチをおくセンスがいい。
空いているし、眺めも抜群でした。晴れてたらもっときれいだっただろうなー。
気温が15℃と寒かったので、ホットミルクも美味しく頂きました。
まとめ
のんびり、とはいいつつ盛りだくさんでしたが、一つ一つ予定を詰め込みすぎなかったので、時間に追われることはない旅でした。
岩手県は市町村一つ一つが大きいので、三市町しか回っていないのに、総走行距離が230kmほどになりました(笑)
(ちなみに岩手県一個の大きさと四国四県合わせた面積は同じくらい)
ドライブの時間が長かったのですが、運転好きの夫はかなり楽しめたようです。(道路が広く、景色もきれいなので)
基本がドライブデートだったので、二人で夫婦としての今後など色んなおしゃべりができたのもなかなか面白かったです。
そんな中でやっぱり話題になったのは「豊かさとは何か」ということ。
自分たちが送りたい暮らし、将来どんなところに住みたいか、そんな夢と想像が広がった旅にもなりました。
また、私自身、旅行に行くときは生きている情報、実際に行った人の情報を求めて、人様のブログをよくチェックするのですが、私のこの記事も今後東北旅行に行こうと思う方の参考になれば幸いです。
★交通費・宿泊費などまとめ
交通費(概算)61000円(行き夜行バス、八戸へのバス代、盛岡迄の新幹線、カーシェア利用料金(龍泉洞、葛巻ともにガス代込みで5000円しないくらい))
宿泊費 0円(ポイント清算)
食事代(概算)25000円(一番高かったのは、一人3500円の朝食べた寿司)
宿泊費と交通費が片道夜行バスで浮いた分、美味しい物は食べまくりました(笑)
こうしてみると、日本って交通費が高い国なのかも。特に新幹線!
★おすすめお土産リスト&調達法
ほんと、おいしかった。
定番のシャイニーアップルジュース。お土産ならゴールドを選びたい。会社で配る用。
運ぶのも大変だし、送ろうかなと思ってふとAmazonみたら、プライムであったので、向こうで自宅配送でAmazonで注文してしまった(笑)
値段もちょっと割引されてて、配送料がかからないのならAmazon使っちゃうよね。
*おまけ*
十和田湖に行った時、奥入瀬渓流近くにある星のリゾートホテルのテラスに寄りました。時間に余裕があればおすすめ!
新幹線で飲むビールって何でこんなにうまいんでしょうね?
盛岡到着後、ビールで出来上がった状態で食べたのは駅で有名なラーメン屋『柳家』納豆キムチ拉麺は癖になる味!(これはチーズもかかっているやつ)
龍泉洞コーヒー。結構美味しい。龍泉洞よりも宮古のコンビニの方が安く売られていました(笑)観光地価格!