くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

おやつという概念がなかった私が今、楽しみなおやつ

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お題「今日のおやつ」

 

振り返ると、子ども時代、私にはおやつタイムというものはなかった。

我が家の夕食の時間は5時と早めで、3時に何か食べてしまうと夕ご飯が十分に食べられないから、というのが親に言い聞かせられた理由だ。

もちろんそれも理由の一つだったんだろうけれど、多分節約もかねてだったんじゃないかな。あと、子ども達の健康のため。

 

ポテトチップスやチョコレートはクリスマスや誕生日、それから地域のお祭りに参加した時に少しもらえるくらい。

超・田舎には手軽におかしを買える場所はなく、少ない小遣いでやりくりする子どもの味方である駄菓子屋なんていうのもなかった。(コンビニが一番近かったが、小学生のお小遣いではどれも高額に感じる。せいぜい10円ガムを買う程度だ)

5円チョコでさえ、たまに都市部に住む祖母の家に行った時のお楽しみだった。

 

お腹がすく前に夕ご飯の時間が来るので、特別お腹をすかせて悲しくなった記憶はないけれど、いつか大人になったら趣向品を好きなだけ買ってやろう、とは思っていた。

ゲームもそうだけど、禁止をすると後々リバウンドが来る。

 

リバウンドが来たのは社会人になってからだった。

リバウンドと呼べる程盛大ではなかったけれど、初任給が入った日の夜。スーパーでねるねるねるね、とか。チョコレートをディップして食べるお菓子とか、色んなお菓子を買い込んでみた。

(大学生時代もチャンスはあったけれど、少ない小遣いとアルバイト代は貯金に回して旅行代にしていた)

総額は3000円もいかないくらい。ラッキーな事に、その1回以降は買っていない。きっと子どもの頃に食べたら、おいしく感じたのかもしれないけれど、お酒の味を覚えてからだったせいか、チョコレートをディップしながらするめが食べたくなって、気がつけばコンビニに缶ビールとおつまみを買いに出ていた(笑)

良い大人になってねるねるねるね中毒者にならずに済んだのは、お金がないなりにジャンキーではない、いいものを食べる機会がそこそこあったおかげかもしれない。

 

そんなおやつの時間を経験せずに育った私だけれど、今はしっかりおやつを嗜んでいる。

夫の帰宅も遅い故に夕食が遅くなるためだ。

 

といっても、日中は肌の調子を考えてフルーツなんかを食べる。

そしてたまに、夫が夜、私を喜ばせる為にコンビニスイーツを買ってくるので、夕食後のデザートがある日もある。

 

フルーツも好きだし、プリンも好きだけれど、

私は私が喜ぶ姿を想像して嬉しそうな表情で帰ってくる夫の顔が一番嬉しいし、正直プリンよりも嬉しかったりする。