まっすぐにいこう

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳ーPersistence makes me.

高校生の時、京都に一人で行った時の話

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高校生のとき、一人で京都に行った。

空港までは両親に送ってもらって、一人で飛行機に乗って、伊丹空港へ。

一人で高速バスに乗って、ホテルに荷物を置いて、一人で京都の街を観光して。

修学旅行のときに行けなかった銀閣寺と、受験の年だったから北野天満宮に行きました。北野天満宮が先だったかな。

 

夏の暑い日で、暑さに弱い自分は熱中症にだけ気をつけてこまめに水分補給をして、こまめに日陰でよく休んだ事を覚えている。

 

目的はオープンキャンパス

両親にはかなり反対されていたけれど、行ってみて両親達を納得させられるような理由が見つからなければ諦める、みたいなことを言って、とりあえずオープンキャンパスに行く権利だけ勝ち取ったのだ。

 

ホテルで一泊して次の日がオープンキャンパスの日だった。

憧れの京都。

憧れの都心の大学。

その憧れは一瞬にして壊れた。

 

各学部の案内所に行くたびに聞かれる

「一人ですか?」

の言葉。

 

よく周りを見渡すと、他の高校生は皆、親同伴だった。

「一人です」

 

 

そう言ってパンフレットをいくつかもらった。

 

色々な説明会に顔を出して、模擬授業も出たりした。

でもどれも、半分は学生向けだけど半分は保護者に向けた説明の時間が取られていて、その時間は私は少し退屈だった。

 

結局最後まで、一人で来ている人をみかけることはなかった。

 

 

夕方、京都駅から伊丹空港に向かうバスに乗り込んで、一息つく頃には私の京都への憧れは欠片も残っていなかった。

大学は相変わらず魅力的だし、嫌いじゃないけど、保護者と行くのが当たり前、という価値観で育っている同級生達と仲良くなれる自信が全くなかった。

 

バスの出発時刻が迫ってくると、車内は少しずつ混雑してきた。

私の隣にも中年の男性が座っている。

 

ふとここで、高校の担任の先生の言葉を思い出した。

「一人旅をした時は、どこかで誰かに話しかけてごらん」

 

思えばここまで話しかけた人と言えばオープンキャンパスの案内所の人くらいだった。

思い切って、バスで隣になった男性に声をかけてみた。

確か、暑いですね。みたいな天気の話題で話しかけたと思う。

 

空港につくまでの間、色々盛り上がって、進路相談までしてしまった。

ちなみに偶然だったけれど、男性は京大医学部卒のお医者さんだった。

 

飛行機に乗って、地元の空港に戻ってくると両親が迎えにきていた。

これっぽっちも自分がオープンキャンパスに行った大学に進学したい気持ちは残っていなかった。

しいていうなら、最後に出会った京大卒の人が面白かったので、京大は行く価値がありそうだ、とは思ったけれど、残念ながら高3夏からの追い上げでは難しい成績だ。

 

それにそもそも、暑くて勉強に集中するには適していないんじゃないかとも思って、受験はやめる事にした。

私は暑さに弱い。