くろやんの日記

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世界遺産に行って感じた、日本の現金社会について

 

 

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ゴールデンウィークも終盤。友達と岩手県にある世界遺産中尊寺金色堂に行ってきました。

金色堂を見学する為のチケット売り場は小綺麗で、外国人観光客の姿もチラホラ。新しい売り場だし、チケットの価格は良い値段だし、カード使えそうかな〜と確認してみると…

 

なんと、というか、やっぱり…というか、

カードは使用不可でした。

 

 

最近ツイッターで中年の方が、

東南アジアや中国ではカードや電子マネー決算が主流で現金が使えないそうだ、現金が使える日本はやっぱり先進国、みたいなことを聞いて体が震えました。

みたいな呟きがあったのですが、金色堂の前で私も震えてしまいましたよ。世界遺産なのに!

カンボジアアンコールワットだってチケット売り場でカード使えたよ!

日本より受付全然小汚かったけど!(失礼ですね。ごめんなさい。でも本当に平泉の方が超絶綺麗なのに)

 

 

いや、現金が使えるという事は、それだけ国が信用されているという事だし、偽札なども少なく、安心・安全な社会が映し出されている証拠。

という発言については、本当にそうだと思います。安全な国じゃないと、現金は使えないし流行らない。

それは一つの側面だと思うし、否定しません。

 

 

でも、そこよりも、世界遺産という認定がされた事によって、海外の人も多く来る事が想定されている場所において、カード支払いができない、というホスピタリティ精神がもはや先進国ではない、と感じました。

いや、周囲に両替所がすぐあります、とかなら分かりますが、日本って地方の観光地に行って両替できる場所がほぼないですよね。外国からくる方は事前に両替するか、空港もしくは都市部に滞在中に銀行で?

 

そして平泉に両替できる場所ってどこ?

 

現金がどこでも使えて、信用されている事は素晴らしい事です。でも、それを世界遺産観光地でもやるのは、ホスピタリティ低いんじゃない?って思ったって事です。

 

もちろん、手数料とかそういうので小規模居酒屋なんかで取り入れるのは難しい面もあると思います。海外でも、欧米系はほとんどカード使えるけど、東南アジアのちょっと小さい飲み屋に入ったら向こうの通貨かドル支払いです。

 

 

でも、金色堂でそうしちゃうのは違うんじゃないかな〜と思う訳です。

すごい僻地にあってそうした機器の導入が大変な地域、とかでもないし、その近所にあるコンビニやJRの駅ではカードを使って買い物ができるんだもの。

 

 

それにカード支払い可能にした方が、平泉なんかは結果的にお金もたくさん落としてもらえるんじゃないかとも思う。

外国を旅行すると、相当な信用できなさそうなお店でない限り、現金はいざという時のためにもとっておきたいから、結構カードで支払いしちゃう。

旅先だし、思いっきり楽しみたいから、日本円にしたら良い値段するお酒も注文しちゃうし、お土産も多めに買っちゃう。

現金のみだと、この先も何かあるかもしれないってとっておいちゃうけど、カードなら、その時自分が本当に欲しいと思ったものちゃんと迷いなく買えるし、思いきり良く使えたりするのもまた事実。

 

日本で現金が主流な事はある意味すごい。

でも、2020年。たくさんの外国人に、たくさんお金を落としてもらう為にも、少なくとも世界遺産関係の場所では使えるようになると良いなあ、と思います。