まっすぐにいこう

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳ーPersistence makes me.

人狼ゲームで疑似体験する、マイノリティとマジョリティ

f:id:kuro-yan:20180418190603j:plain

「昨日も人狼ゲームの事書いてる〜」と思うくらいに人狼ゲームにハマっている最近です。

kuro-yan.hatenablog.com

 

人狼ゲームとは、村に紛れ込んだ狼を村人達が協力して追い出して行くゲームです。一日で吊れるのは一人。夜が来ると、狼のターン。村人が一人、喰われます。

こうしてお互いに減らし合って、狼を全部追い出せれば村人の勝ち。

村の中の、村人と狼の数が一緒になったら狼の勝ち。

というのが基本的なルール。要は、嘘をつき、嘘を見抜くゲームです。

 

▼村人はマジョリティ、狼はマイノリティ

ゲームにおいて、村人(もしくは能力をもつ村人陣営)はマジョリティ、狼はマイノリティです。

例えば、13人のゲーム参加者がいる村であれば、大抵狼サイドは4人(狂人1人含む)で、村人陣営が9人。

村全体の人数によってもちろん狼側の人数は減りますが、基本的に狼サイドは少数派。しかも村を滅ぼすと考えられているので、狼は最初は基本、追いつめられる側です。

そんなゲーム状況から、ほとんどの初心者は最初「人狼のカードは引きたくないな」と思います。

というのも、狼サイドである場合、見つけられないように嘘をついたり、どのように嘘をつけばロジックが成り立つか、ということを考えながら、発言をしなければいけません。このことから、狼のカードを引くというのは、かなりストレスが大きいです(ま、それもまたゲームの面白さでもあるのですが……勝てたときは気持ちいいです(笑)

というわけで、初心者としては、嘘をつかなくてすむ村人側だと、かなりほっとする、というわけです。

 

▼マジョリティだと特に考えない、マイノリティは真剣に考える

もちろんゲームなので、村人陣営もみんな考えています。が、狼サイドの方が頑張って考えなければいけない、というのはゲームをやった事がある人は分かると思います。

単に嘘をつく、だけでなく、嘘に論理のほつれがないように嘘をつく、という状況を乗り越えなければいけないからです。

ゲームをやりなれている人でも、今日は2回も狼カードを引いたから、今度は村人でちょっと休憩したいな、という想いを持ったりします。

それだけ、狼は疲れて、村人はそこそこ気楽です。それはきっと、自分が考えなくても、自分と同じように考えてくれるだろう、という仲間が多い安心感からだろう、というところからくるものかもしれません。

ふと最近思ったのが、これって実生活でも同じような事が起きている時あるなってことです。

例えば、転入生、なんて分かりやすいのではないでしょうか。元々その場にいるクラスメイトは緊張しませんし、自分が毎日通っているクラスに行くのに緊張はあまりしません。しかし、転入生、特に学期の途中でクラスに入る場合は、緊張する人の方が多いでしょう。転入直後の転入生は、完全によそ者、マイノリティだからです。マジョリティ側は緊張、というよりも、どんな子がくるんだろう、というわくわくの方が大きいですよね。これは転入生以外の周りが既に自分が知っている子達であり、自分は多数派に存在しているからではないでしょうか。

他にも、突然外国に行く事になった時。最初は言葉も通じない、人種も違う、という点でとても緊張するかと思いますが、逆に日本で外国の方を迎えるときってそれほどの緊張はしないのではないでしょうか。

 

▼マイノリティが感じている緊張感の疑似体験

ゲームを通して擬似的にマイノリティになってみると、まずとにかく息苦しいです。そして酷く疲れます。それは自分とは異なる考え方で動いている人がとても多く、かつその異なる考え方で動いている人達が自分を排除しようとしてくるわけです。

それを説得するのは非常にパワーがいることで、中々に疲れます。

もちろん、日常生活に置けるマイノリティの全ての方々が、排除されようと周りから圧をかけられている訳ではないと思いますが、日常生活では無意識に排除の視線を向けられて、それと戦っている人が多いのかもしれないなあ、と感じました。

かつては(今も根は残っていますが)黒人の方の排除のされ方は壮絶な歴史があります。(日本人も島に閉じこもっていると分からないけれど、場所によってはイエローって小馬鹿にされたりします)他、何かしら障害を持つ方、同性愛他セクシャルが複雑な方。都内に住む地方出身者(その逆もしかり)。

 

また、自分が新しい場所、環境に行ったりしたことが少ない方こそ、こうした疑似体験が大事なのかなあと思います。

私は人間という生き物の本能を考えた時、安全な場所でぬくぬくと幸せに生きたい、暮らしたい、という気持ちを持つ事はとても自然な事だと思いますし、安定を求める人はある意味正しい行動をとっている、とも思います。

(ただし、現況をよく勉強すれば、今の時代では安易に公務員や大手企業を選ぶことはリスクのある行動だということも記しておきますが……)

全員が全員冒険家だったとしたら、人類は早々に滅んでいるでしょう(笑)多分、大航海時代辺りでかなり人口減ってそう(笑)

けれども、お互いに分かり合う事、というのは人間のコミュニケーションの一つとしてとても大事な事だと思いますし、それを言葉でやり取りするよりも、こうした疑似体験をする方が、身に染みるのではないかなあ、とも思います。

 

 

 

私は、私自身の人生全般を振り返った時、大体はマジョリティ的立ち位置でしたが、もちろん全部がマジョリティという訳でもなく、時にはマイノリティになることもありました。

そのマイノリティになったときのドキドキ感、と恐怖と緊張、そして数パーセントの期待、という辺りが、人狼ゲームの狼を引いたときに感じるものと似ているよ、という話しでした。