くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

冬を越えて、暖かい風が吹く。あと何度、感じるのだろう

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冬、終わりかけに雨が降ると、ああ、もう春が近いのだな、と感じる。

3月というとまだまだ雪のイメージが強かったのだが、上京してからは3月は梅の時期だ。

 

梅、桜、の順番で咲くのなんて、当たり前でしょ。これだから今時の若者は。

と何度言われたことだろうか。

単純に地域差だよなあ、と思いつつも、若者が発言を許されない環境下だったので黙っていたけれど。

そんな前職時代に出会った年配の方は、私のどういうイナゴの食べ方が一番美味しいか、という熱弁を聞いた後、その認識を改めたかもしれない。以後、特に自然や山菜に関わることで私にマウントをかけてくることはなくなった。

ちなみにイナゴの食べ方として、私の一番のお気に入りは素揚げだ。

みんな佃煮をよくあげるけれど、中身を抜いた素揚げが一番好き。塩をふると、足の部分とか、ちょっとポテトチップスっぽくていい。

 

梅をゆっくり楽しめるのもありがたいけれど、まだ雪が残っている中で吹く生暖かい風、というのも何とも言えない気持ちよさがある。

あれが吹くたびに、私はあと何度、この風を感じるのだろう、と考えたことか。当時は単純に寿命で計算していたけれど、引っ越し先にこの風は吹かなかった。

あと何度、どころかここ数年はあまり感じることができていない。

計算外だけれども、またいつか感じることができる日がくるかもしれない、と心で思っておくことにする。

 

先週末に草取りをしていた庭は、土が剥き出しになっていて雨で削れている部分がちらほらとある。

水が強く落ちている場所には植木鉢は置けない。雨の日にはそういう場所を観察しておくのも悪くない。

 

明日は雨がやむだろうか。