まっすぐにいこう

けいぞくはちからなり。将来ひ孫に見せる私の日記

世界史を学んだときに気になっていた、ポル・ポト政権の歴史について学べる本と出会った。

 

 

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 なぜ、高校に行きたいのか。

 

昔、母に問われた一言です。高校は義務教育じゃないし、当時はまだ無償化でもなかった。

私の答えは、世界の歴史をもっと知りたいから、というのが一つありました。というのも、テレビニュースなんかでよく「中東」という言葉を耳にするも、どことどこかどうして戦争をしているのか、アメリカが同じ地域に味方してたり敵だったり、よくわからん、教えて、と親に聞いたものの、それは高校で世界史の先生に聞くのが一番良い、と言われていたのです。

ならば地域で一番、詳しそうな先生がいるところがいい、と思って高校で迷いなく、世界史を選択しました。

 

教科書を補助的に使い、ほとんどが自作プリントで授業を進める先生のおかげで、教科書には載っていない裏話、雑学とともに、歴史を学び、中東あたりのごたごたはかなり理解できるようになりました。

また、暇を見つけては放課後に自由参加として第二次世界大戦時のドイツの様子が分かる映画の上映なんかもあったので、ホロコーストナチスに関する知識も増えました。

が、しかし。

当時もう一つ気になっていたカンボジアの歴史、特にポル・ポト政権下でのカンボジアの様子を知る事が出来る資料等は中々見つからず、とにかく、眼鏡をかけている人、知識階級人はみんな殺されてしまった、という事実だけを漠然と飲み込んでいました。

 

昨年、縁あって実際にカンボジアを訪れたのですが、老人と出会う事がほとんどありませんでした。カンボジアの影絵舞踊も鑑賞したりしたのですが、その演者全員が基本的に10代の子ども達。20代前半の子もいたのかな?

よく言えば若いパワーが溢れる国、でしたが、ポル・ポト時代の名残を感じました。

当時、文字を書けるような人がみんないない、ということは歴史にも残らなくなってしまうのだろうか、とも感じました。

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そんなことを思っていた矢先、図書館でこんな本を見かけました。

『最初に父が殺された』あるカンボジア人少女の記憶

ルオン・ウン

 

日本語での発刊は今年の1月と最近です。

作者は幼少期をポル・ポト政権下で過ごした後、アメリカに亡命し、アメリカで育ち、現在は作家、社会活動家として活動されているようです。

 

作者自身の経験を元に書かれたポル・ポト政権下での人々の暮らしの様子が生々しく、詳細に綴られていました。

文字を書けたり読めたりするような人達がどのようにして生き延びたのか、そしてポル・ポト政権が終わりを迎える時の様子、当時の病院の様子、食事、家族の様子。

実際にカンボジアに行ってきたからこそ、こみ上げてくる感情もありました。

始まりが、ポル・ポトが政権を取る前の、幸せな場面から始まるからなおのこと。元国王統治下における都心の人々の暮らしがそんなに悪くないような気もしたので、どういった経緯で、ポル・ポトが力を付けていったのか、ということについてはさらに詳しく勉強してみたいとも思いました。

 

中々ハードな内容でしたが、ナチスに関する多くの事実が映画化されているように、この話しもいつか映画化してもおかしくないと感じましたし、いつか映画化されるべきだろうな、と思いました。