くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

少女マンガの終わり方と日本の女の子達の未来

 

一人暮らしを始める前の断捨離によって、マンガ雑誌に対する所有欲を失ってから、マンガ雑誌を買う習慣が自分の中からすっかり消えた。

それ以降気に入った作品の単行本だけを買っていたのだけれども、借りて読むという手段が登場してからはレンタルが基本になり、そして現在はネット上で借り手読むことができるので、冊子の形でマンガを買うのはワンピースと進撃の巨人くらいになった。(物語が複雑なのでたまに前の巻を読み返したくなる)

 

マンガアプリもよく利用する。中高生で流行っていると思わしきアプリをダウンロードしたりして、今時の中高生がどんなものにはまっているのか、中高生ネタにもついていけるおねえさん、を目指してキャッチアップを欠かさず行っているのだ。

 

そんな中で気になったのが、少女マンガのエンドの傾向だ。

 

問題や謎を解決する事が主軸の少年マンガと比較すると、少女マンガのほとんどは恋愛の話、と言っても過言ではないと思う。

主人公が美人で始まるかおブスで始まるかは私が中高生だった頃も多様にあったけれど、最近は終わり方も多様になってきた気がしてならない。

 

セーラームーンはちょっとまた別次元のマンガと思っているから割愛

 

流行った少女マンガの終わり方は大抵、気になっている人と付き合う事が出来た、というところか、結婚する事が出来て、エピローグ的な部分にヒロイン&その彼氏(夫)にそっくりな子どもが登場したりして終わりを迎える事が多かったように感じる。

とか

  とか

とか

 

続編からは微妙に変化したけれど、一旦終わったときにはだいぶハッピーエンドだったよね。これも。

 

 

スポ根マンガでさえ、終盤には心を通わせていたかっこいい先輩や幼なじみと、ちゃんとくっついている。

 

男性と付き合う、誰かと結婚する。子どもを産むことがゴールであるってみんなが夢としてみたいが故にマンガで多く描かれ、結果多くの少女達がそれを夢見るから、結婚=ゴールという式が完成して、苦しくなっているんじゃなかろうかとも思う。

 

だからといってこんなん読ませるのやめた方が良い、とは思わないし、楽しめば良いと思うけれどね。マンガに罪はない。

 

最近はネットのおかげで、楽しいと思う人がニッチな傾向があっても、そのニッチ層にきちんと届くシステムが上手く出来たと思う。

きちんと届く→読んでもらえる→連載できる

の流れが出来たのか、ネットに置ける女の子向けのマンガというのは結構多様な設定だったり、流れだったりが多い。

昔、女の子同士や男の子同士の恋愛としてメインストリームにいたのって、

カードキャプター桜くらいだった気もするけれど、今はそういうマンガはネットではいっぱい落ちている。

 

今の若い子の方が人権感覚が育っているのは確実な気がするので、また20年後、30年後は世界の捉え方が変わりそう。

私も古いなあ、とか頭が固いなあ、と思われるおババにならないように、今時の子が得ている情報はきちんとキャッチアップしていきたいと思う日々です。

たまにお茶するくらいの、女子中高生の友達が欲しい。