くろやんの日記

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人の振り見て我が振り直せ

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新年が開けてすぐの行事が『親戚への挨拶回り』

結婚すると相手側のしきたりや習わしに従って動くから、最初のうちは慣れなかったけれど、年数が経つに連れて慣れてくると、それぞれの家で頂くごはんを味わえるようになったりして気持ちが楽になるもんですね。

 

毎年同じ話しを繰り返す親戚も、訪問先への気遣いを説きながら周囲の親戚には気遣いができていないやつ、と思われている親戚も、まあ人間ふたを開ければ色んな人がいますが、人間観察だと思って一日を過ごすとそれなりに楽しかったりします。

 

毎年色んな人のお話を聞いたりして、自分が嫌だなあと思った事を他人にしないように気をつけようと思ったり、逆に自分がされて嬉しかった事を真似しようと学び直す場でもあります。

 

 

今回『人の振り見て我が振り直せ』と特に思った事は車について。

都会では運転をしないというよりそもそも運転免許を持っていない人も割といる。まあ、電車で全部移動できるし、無理に運転しなくてもエコだからいいと思うんだけどね。

そのせいか、大人の自転車のマナーが思ったより酷い人が多いな、と思う瞬間がある。

車を運転すると、自転車のマナー違反がいかに危険で止めて欲しい事かがよくわかるんだけれど、その危険度合いの認識が免許を持っている人とそうでない人とで結構違う。

(もちろん免許を持っていなくても交通ルールをきちんと守っていらっしゃる方はたくさんいるんだけど)

 

交通ルールは最悪自己責任だけど、今回一番気になったのは車の乗り方。

後部座席でもしっかりシートベルトを締める、とか、あと急に曲がれないこと、とか。今の道曲がった方が近かったのに!とか、急に言われても地元のタクシーの運ちゃんじゃないんだから曲がれないよーと思ったり。

 

私の実家は田舎で車社会のため、18歳を超えると大抵の人が免許を取り、就職のときには軽自動車を購入して毎日バリバリ運転を始めるような地域。

私自身は運転があまり好きじゃないけど、できなくはない、というレベルだけど、だからこそ運転の大変さや、どれくらいコストがかかっているか、という認識はそれなりにある。

運転してもらっていたらやっぱりありがとうの気持ちをもつし、ガソリン代を考えたり、高速代金を計算したり、地図をみたり、大学の頃から友達同士でそういう行為が当たり前に行ってきたけれど、相手が免許をもっていない相手だと、そういう会話も生まれないんだなあ、と文化の違いを感じたりしました。

 

今回運転したのは自分ではなくて、私よりも上手な夫で、夫はそんなやりとりに慣れているのか、後ろからヤジがとんでも聞こえていないかのように運転していたので、私もそんなお釈迦様のように無心で運転できるよう心を鍛えねばな、と思ったり。

 

しかしその後、免許を持たない年配の親戚が、私は車が運転できないからこうして乗せてもらえて本当に助かる。運転してくれてありがとう、とお駄賃を少し頂いてしまって、ああ、私もこんなおばあちゃんになりたい、と心底思った。

 

人の振り見て我が振り直せ

 

私はあの親戚のおばあちゃんのような、素敵なおばあちゃんになりたいなあ、と改めて思えたので、いい学びの機会をいただきました。