まっすぐにいこう

けいぞくはちからなり

悔しいけれど、わがままな夫が好き過ぎて得意料理が増えていった

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今週のお題「得意料理」

 

私の夫はわがままだ。

家事を夫婦で協力し合うことが主流のこのご時世に、家事はほぼできない上に、上から目線でダメ出しを無意識に繰り出す、ザ・昔の男だ。

結婚して数年が経って、私が最大二週間いなくても生活が成り立つ程度には自立することに成功したけれど、二週間以上は家を開けられそうにない。

 

けれども、私はそんな夫がとても愛おしい。

家事ができないし、私に上から目線だけど、私のことが好きで好きで、私がいないのは嫌だ、と堂々と宣言した上に毎日イタリア人ばりに愛の言葉を語りかけてくる。

私が多少クールにほっておいても、語り続けている。

多分前世はイタリア人だったんだと思う。

 

小学校、中学校、高校で、勉強もスポーツもできて学年を超えて先輩、後輩にもモテていた、というリア充のトップみたいなやつでも、家事は苦手で、というか唯一家事が苦手で、という事例を見ていると、神様はちゃんと完璧人間を作らないように手筈を整えていてくれたんだな、とも思えて、なんだかかわいい。

 

家事が全く出来ない代わりに、きちんと社会貢献をして稼ぐ力はあるわけだから、人間誰しも何かしら苦手なモノってあるよね、の苦手なものが、彼の場合家事全般だったのだと思えば、まあ許せる。

私だって、どうがんばって車の運転は苦手で、緊急事態でない限り運転はしたくないので、車の運転に関しては全て夫が引き受ける。運転好きみたいだし。私も家事が嫌いではないから、無理をしない範囲で家事をする。整理整頓が苦手なら、一緒にやり方を工夫するし、旅の準備は私がやる分、チケットの手配は任せる。

 

色々差し引いても夫はわがままな部類だけど、イタリア人にも勝てるくらいの愛情表現力に負けて、私はわがままな夫を愛おしいと感じている。

 

そんな夫、料理は大して、というかほぼできないのに、味にはうるさい。料理はしないくせに、美味しいものとそうでないものの違いだけは分かっている、世間一般で見れば、とんでもなく面倒な奴だ。

 

けれども、私は夫が好きだから、やっぱり美味しいと言ってもらいたい。けれども、なんだかんだ面倒くさがりでもある自分は、そんなに凝った料理もしたくない。

そして工夫を重ねた結果、夫が好きなメニューかつ簡単に作れるマイレシピ集が出来上がりつつある。

自分も夫も酒飲みのせいか、酒飲みに嬉しいメニューに偏っているけれど。

 

そんな得意料理、ベスト3がこちら。

 

その1:鶏もも肉のレモン塩

超簡単なのに、夫はこれが大好きだ。商談で一人あたり諭吉を何枚も使う店の鶏肉の焼き物よりこっち、と言われたときは、夫の味覚を疑ったけれど、多分イタリア人の前世の影響によるリップサービスだろう。

肉をがっつり食べたい男心を満足させた上に、作るのが超絶楽チンという、私の中でのスーパーメニューだ。

《用意するもの》

鶏もも肉、しお、胡椒、料理酒、レモン塩ドレッシング

《作り方》

パックに入った鶏もも肉の裏と表に塩こしょうをかけて馴染ませる。

料理酒をかける。パックに入れたままだと洗い物が少なくて楽。

私はいつも大抵10分ほどほったらかす。

フライパンに油を少し引き、鶏もも肉の皮から焼く。火は中火。蓋をする。

※焼きはじめと同時にレモン塩ドレッシクングをかける。

焼き目がついたらひっくり返してきちんと火を通す。

 

これで完成。あとは切って出してもよし、そのままステーキ風で一枚まるまる出しても、男はテンションが上がるらしい。(夫談)

鶏もも肉は冷凍していたものを解凍したときは、解凍時に出るピンクの汁は捨てた方がおいしくなる。

 

その2:よくばり月見つくね

居酒屋で出てくる、黄身がのったつくね。あれ、うまいよね。お酒によく合うし。何より黄身がのっている時点でインスタ映えもする。(多分)たまにお店で巨大月見つくねを出してくれるお店はあるけれど、なんのその。家で作れば正真正銘の巨大なつくねが作れる。

私の楽チンメニューの一つだけれど、その豪快な見た目は夫の友人にも好評で、遊びにこられた時には毎回リクエストにあがる。

《用意するもの》

鶏ひき肉、卵1こ、片栗粉、醤油、みりん、料理酒、塩、胡椒

(しいたけ、ねぎのみじん切りを入れてみても美味しかった。レンコンのみじん切りを入れたときは食感が面白かった)

《作り方》

ボールに鶏ひき肉を入れて、塩、こしょうを適量ふる。

卵を黄身と白身に分ける。白身を鶏ひき肉が入っているボールに入れる。

(黄身は最後にのせる用)

片栗粉を鶏ひき肉と混ぜる。白身とともにつなぎの役割を果たすので、様子を見ながら少しずついれるとよい。私はいつも多分白身の量と同じくらいか少ないくらいを入れている。多すぎると美味しくなくなる。

手で練るように混ぜる。

醤油をひとまわし、料理酒を少々入れる。

熱して油を引いたフライパンにつくねの形で焼く。大きいので、フライパン上で形を整えるといい。真ん中に黄身用のくぼみをつくるのを忘れずに。

※ふたをして中までじっくり火を通す。

裏に焼き目がついたら、ひっくり返す。

火がきちんと通ったらお皿にうつす。そして黄身をくぼみにのせる。

同じフライパンに、醤油・料理酒・みりんを同じ割合で合わせたものをいれる。(これがたれになる。好みで片栗粉でとろみをつけてもよい)

沸騰したらすぐに火を止めて、お皿に移したつくねにかける。

 

これで完成。大きく作るときは、卵を二つ使うこともある。私はずぼらなので、そういうときはくぼみも二つにする。豪華な月見つくねになる。

 

 

その3:余り物野菜を消費する麻婆豆腐

カレーも作るけれど、後片付けの楽さも考慮すると、麻婆豆腐ほど楽なものはない、と思っている。(本チャンの中華料理屋さんごめんなさい)

ごはんにかけて、丼ものとして出しても良いし、単品のメインおかずとして出してもいける。

最悪野菜はみじん切りにしていなくても美味しい麻婆豆腐に変身してくれる。

《用意するもの》

豚ひき肉(あいびきも可。とりあえずひき肉)、すきな野菜、あれば豆腐、にんにくチューブ(もしくはにんにくのみじん切り)、しょうがチューブ、シャンタンもしくは中華風調味料、塩、胡椒、豆板醤、水、片栗粉

《作り方》

油を引いてひき肉を炒める。フライパンは大きめで。

にんにくとしょうがを好きな量投下。炒める。にんにく多めがおすすめ。

野菜と豆腐を投下。炒める。塩こしょうをふる。

十分炒めたら、水を入れる。適量。肉と野菜が水を完全に被らないくらいがいい。

ぐつぐつ音がし始めたら中華風調味料と豆板醤を投下。

味見をしながら味を整える。

最後に水と来片栗粉でお好みのとろみをつける。

 

完成。ニンニクを引いても美味しい上に、朝も食べられる代物になってくれる。さすがに出勤前にニンニクはあれだからね。野菜はみじんぎりじゃなくてもおいしい。以前鍋で余った白菜を入れたけどおいしかった。

 

 

肉料理多いな、と思ったかもしれない。けれどもしょうがない。これはわがままな夫が好きすぎて増えたメニューたちなのだから。