くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

7年寝かせた本を読んだ

 

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私は本を読むことが好きだ。

高校生の時は本を読みすぎて受験勉強ができなくなると思って、自分に読書禁止令と図書館禁止令を出して受験生を乗り切った。

体育会系の道を歩んできたのに読書量は文芸部員と会話で盛り上がれるくらいには読んでいた。

 

そんな私には、この本を読みきっちゃったらもったいない、と思っている本がいくつかある。読む前から、絶対に面白いから、とっておきの時間までとっておこう。読むときには快適な室温、クッション、等環境を整えて、さらに時間に余裕がある連休に、読んだ後の感傷にも浸れるようにとっておきの時間を用意して、というここまで手を入れて、読みたいと思っている本がある。

 

そのうちの一冊をついに今日解禁した。発刊から7年。ついにだ。

作家からみたら早く読んでくれよ、って感じかもしれないが、私としては最高の環境を整えて読みたかった一冊だった。

 

それがこちら。上橋菜穂子先生の獣の奏者、外伝だ。

 

本編は登場するごとに読み進めてきた。その後アニメもみた。

そして満を持して、今日外伝を読んだ。

 

読んだ感想はといえば、7年寝かせたかいがあったというもの。

熟成されて、とてもよかった。

7年前だったら多分自分自身が未熟過ぎて、このよさが分からなかったと本気で思う。

 

ああ読んでよかった。