くろやんの日記

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秋の風物詩、きのこのニュースをみると

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秋になると、毎年懲りもせず毒キノコにあたって病院に運ばれるニュースが流れる。

しかも山中だけでなく、都内の公園なんかからも事件は発生しているらしい。

 

秋だし、キノコ狩りに行ってみたい、と森ガールてきな、かもめ食堂てきなものを思い浮かべて、図鑑を片手に行く人もいるかもしれないけれど。

 

生粋の田舎育ちで、栗は大人になるまで買ったことがなく、拾いにいって栗ごはんをつくるくらい、山中に親しんだ私も、きのこで手を出せるのはなめこくらいだ。

なめこだって、本当の山中に生えているやつはおばけのように大きい(これが肉厚でおいしいんだけど)普通に売っているやつとは、似ても似つかないフォルムだ。

 

何が良いたいのかというと、

それくらい、きのこはハードルが高い。上級食物だ。ということだ。

 

わらびとかこごみとか、たらの芽とか。いわゆる山菜系は案外楽勝だ。覚えれば初心者でも採れる。だめな草系は分かりやすくドクドクしい色をしていることが多い。

 

けれどもきのこは、茶色いものに限ってかなり毒が強かったり、どくどくしいやつが食べれるというやつだったり。

見る方向が違うと、色が違って見えて食べられる茸と勘違いしたり。

きのこはその特徴的なフォルムが同じような形だからこそ、見分けるのがとても難しい。幼少の頃から地元の野山に入っている私でも、きのこを卸しているような、もしくはきのこに関して直感だけでなく、食べたときの対処方法まで熟知しているくらいのきのこ博士じいさんとかと一緒でない限り、きのこはなめこしか手を出さない。

 

自信を持ってこれは、といえるきのこがなめこしかできなかった私の能力は低い方かもしれないけど。

 

マグロを一本釣りに行きます、と行って、海に初心者だけで魚の本を見ながら行きます。という人はいないはずだ。

そもそも船がいるから、完璧な初心者だけにはならないんだけど。

 

山は初心者だけでも手軽に入れちゃうけど、図鑑だけで狩れる楽勝な獲物は基本的に山だってない。山奥に入るなら熊よけ、虫除けは必須。そしてきのこは確実に経験値も必要な狩りであることを、ニュースを見るたびに主張したい。