くろやんの日記

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マンガアプリを使って分かったジャンプの偉大さ

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最近色々なマンガアプリが登場している。今や音楽に続きマンガも無料で読める時代になった。今時の中高生は、こうした制作物は無料が当たり前と思っていて、有料だと文句をつけたりしている、といった問題も起きているようだけれども、資本主義が続く限り、そういう文句の立場は低いままだろう。

むしろそこよりも私が心配になってきたことがある。それは、無料に慣れすぎて有料の内容が良い物とか質の高い物に触れようとする意識が低くなっていくんじゃないかということ。

 

そんな私もご多分にもれず、無料のマンガアプリをいくつかDLして、毎日はしごしてよんでいるんだけれど、ある日、ジャンプのアプリをDLしてはっと気がつかされたのだ。

 

ジャンプおもしろい。

 

無料のマンガアプリでは大抵絵柄の好みやあらすじで読みたい物を決める。ジャンプも通常に連載しているものではなくアプリ内で公開されているのであろうマンガもあるので、そういったものはやっぱり同じようにあらすじと絵柄の好みで決める。

 

ここまでは無料のアプリでもジャンプのアプリでも同じだ。

 

けれども読んでみてから分かれ道がある。無料のアプリの方は、たまにはずれ、がある。多分好きな人もいるんだろうけど、ぶっちゃけあんまり面白くなかったなーとか、終わりが見えてしまう話とか。

一方ジャンプはというと、別にメジャーでもないマンガだと思うのに、初めて読むのに、なんなら別に好みではない絵柄なのに、基本的におもしろさの基準が高い。

なんだろうこれは。編集の力なのか?

そう、ジャンプのアプリで読むと基本ハズレと感じることがない。

 

もちろん世の中にはジャンプつまんないと思っている人もいると思うから、100%そうであるとは言えないけれど、普段特段マンガに対して思い入れを持っている訳ではない私が普通におもしろーいって思える。

 

そしてさらに、単行本が欲しくなる。これは仕組みもあるかもしれない。中盤の気になるところが課金か毎日じゃんけんでもらえるコインで読める仕組みのせいなのか。

でも面白いと思わないと単行本買おうかな、なんて購買意欲丸出しの想いなんて出てこない訳で。

やっぱり長年冊子で出しているだけあって、マンガとして成立させるプロの技が敷き詰められているのかなーと勝手に想像。

 

とにもかくにも、ジャンプ面白い。と思った。

 

けれども、無料でそこそこが読めるということは、ジャンプを含む往年の名作を読み逃す人が増えているんじゃなかろうか、とも思う。

ある意味本当に好きな人はそれにお金かけるからいい、と思えるけれど、本当に良い物に触れようって想いがなくなったら、良い物作れる人は減っちゃうんじゃないかな。

 

たまに駅前でギター弾いて歌っている人達も、ちょっと年配くらいの人が圧倒的にうまい。もちろん年の功もあるけれど、ちょっと話をしてみたりすると、若い人は音楽知識がほぼ皆無だったりする。ちょろっと学生時代にサークル内で勉強して、1ヶ月に1度友達と遊びがてらスタジオ練と称して集まる程度の私に、音響知識聞いてどうする。と突っ込みたくなったのはつい先日のことだ。デビューを狙ってるなら、今はネットがあるんだからそこはがんばって勉強して欲しい。するきないなら生声でもうまい人はうまい。

 

先日会った彼はともかく、今のご時世、自分のなけなしのお金をみんな何に使っているのだろうか。いいものにはきちんとお金払って自分に吸収させておきたい。