くろやんの日記

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本当にプレミアムフライデーでいいのか

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最近ワークライフバランスという言葉が流行っている。働きすぎよくない、みんなもっと早く帰って自分の時間を持とうぜ、みたいな運動。

 

だらだら残っている職場には適切だけれども、経営陣の怠慢によりそもそも仕組みがうまく回っておらず現場の仕事量がそのままなのに早く帰りましょうはムリーという声もチラホラ。

 

実際今までより仕事が完遂される量を減らせば会社収益も減るわけで、回り回って社員の給料も減る。

 

そもそも残業というのをロボットに当てはめるのであれば、朝9時から5時までの稼働プログラムを組んでいて充電もそれしかしていなかったのに突然それ以上になるということ。
そこでロボットなら充電されたり、プログラム再設定(働く手法、場所の変更)がされる。というかしてもらえないと働けない。
そこを人間だから動けるよね、という人間最強説を唱える人たちの思想によって、何も与えられずにそれ以上を求められるというのが問題なんじゃないだろうか。

 

 

求めるなら対価を。これはビジネスだ。

 

 

けれどもこれは働く側にも当てはまる。最近の働く人たちは、働く前から会社に要求する。働いてもいないのに、あんたは給料これしかでないのか、とか。福利厚生をやたらと気にしたりする。会社に依存する気満々だ。

 

まず与える。これは会社は当たり前に持つべき思想で、給料も福利厚生も頑張るけれど、働く側も、まず与えるという同じ姿勢にならないとフェアじゃないと思う。

 

もちろん特殊能力者や事前に相手の実力が分かっているなら対価はアップしなければいけないとも思う。英語も中国語もフランス語もできて、法務に強いです、とか。スペックにはそれ相応の対価が出て来なければとも思う。

 

そもそも英語をはじめとする他の言語が話せるのであれば、日本でなくても求められる人材になれる可能性はある。

 

でもそれは支払う対価になりうると思う。

 

しかし、どちらにせよ、ワークライフバランスは働きすぎよくない、みんなもっと早く帰って自分の時間を持とうぜ、みたいな運動。

 

プレミアムフライデーでみんなを帰らせてるけど、業務量が合わない。

つまり本当に努力すべきは管理職、つまりマネジメント層なはずなのに、なぜか問題の所在を働く実働側に置いて、実働側早く帰れやっていう。

そもそも問題の所在地が違うから、解決しないんじゃないかな。

 

もちろん全部が全部そうだとは思わないけど、プレミアムフライデーが広がらないことからこれは証明されたんじゃないだろうか。

増えたのは居酒屋のフェアだけじゃないかな。実際の利用者は、定年退職した人たちが早めの時間に飲みに行ってる的な使われ方が多い気がするのは私の周りだけだろうか。