くろやんの日記

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暗殺マンガなのに物理を勉強したくなる

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暗殺教室というジャンプのマンガにはまっている。というのも今ジャンプ+のアプリで無料話がいくつかあり、それを読んだのだ。

 

中学生に暗殺をさせている感じから、リアル鬼ごっことか王様ゲームみたいなやつを想像していたのに、全く違った。

暗殺という舞台の上で、様々な教育論がぶつかり合う、金八せんせーみたいなマンガだった。

しかも絵柄が結構女子中高生に受けているらしく、女子中高生の間で人気作らしい。普通の男性受けもジャンプだから重要なのかもしれないが、世の中の経済を回す存在として女子中高生、特に女子高生は大きい存在だ。そんな彼女たちに受けるということは世の中では勝ち組マンガなのかもしれない。

 

マンガ内では様々な暗殺方法が紹介されるし、殺せんせーの感動的な台詞も盛りだくさんで、様々な教育論について考えさせられたくなる、はずなのに、私がこのマンガを読んで一番思ったことと言えば「ああ、物理を勉強しておけば良かった」ということだった。

 

そう、殺しでも教育論でもなく、物理だ。

高校生から恐れられている物理だ。

アインシュタインだ。

 

このマンガを読んでいると、最大の謎は殺せんせーだ。

マッハ20で動けるという設定で、マッハ20であらゆる動きをこなす。

マッハ20あるから昼休みに中国に行って麻婆豆腐を食べて帰ってきたり、学校が終わるとアメリカまで野球を見に行ったり。

マッハ20のスピードで採点も終わらせて、さらに生徒一人一人に合わせた問題作成までしてしまう。

 

ここまで読むと、あらゆる疑問が浮かぶ

マッハ20で動ける、という設定だけれども、最高速度はマッハ20ではないのではないかと。

マッハ20で動けることよりも、マッハ20で動いた体にブレーキをかけられることのほうが、使うエネルギー量を考えてもすごいことなんじゃないかと。

マッハ20で採点ができるということは、マッハ20の状態で鉛筆を動かして止めることもできるということ。

なんでもそうだが、短距離走の選手も、飛行機も徐々にスピードを上げていき、最高速度というものが存在する。そして最高速度を急に止めるのは難しい。車が急ブレーキを踏むと道路には後が残る。エネルギーが放出された後だ。

 

でも殺せんせーは普通にマッハ20で行動する。つまり、マッハ20が私達の散歩速度と同じということだ。短距離走選手が全速力を急に止めることが難しくても、散歩速度であれば急でも止まれる。

 

ということは、殺せんせーの最高速度はいったいいくつなんだ?

殺せんせーがブレーキに使っているエネルギー量は?

 

知りたい。こんなとき、ネットで誰かに聞けば良いのかもしれない。

でもふと思い立つときって、本当にどうでもいい瞬間で、なんかお風呂はいりながら思いついちゃったりして、お風呂に上がってからスマホを手に取る頃には忘れちゃったりして。

 

ああ、自分に物理が少しでも分かれば、というか覚えていれば自分で求めることができるのに。

 

それがこの暗殺マンガを読んだ私の感想だ。