東京にいると、感じることがある。
高層ビルによる得体の知れない圧迫感。
大きな山は圧倒される感はあるけれど、圧迫感はないのは呼吸の問題かもしれない。なんだかんだ、木とか植物って生きているものだし。
でも東京のコンクリートの固まりにはなんだか圧迫感を感じてしまう。呼吸を止めたくなるのは私だけだろうか。
でも、そのコンクリートよりも気になるやつがいる。
圏外の場所から一気に都内まで来ると、何か脳内に響く物を感じる。
各駅で響くモスキート音。
これは何の嫌がらせか、と思うくらい響いている。特に地下鉄に乗るときが酷い。
歩いているとだんだん具合も悪くなってくる。みんな平気ですたすた歩いているけど、この街で生まれ育った人は平気なのだろうか。
調べると、ネズミよけ、若者避けのための対策音らしい。
ゴキブリ用のバルサンとかも、人間の体に本当はあんまりよくないように、こういう音も本当は人間にあんまり良くないのかもなあ。