最近、新しいACジャパンのCMが話題になっているらしい。
桃太郎の話の序盤を取り上げて、おばあさんが桃を拾ったことに誹謗中傷が集中する様子を描いて、ネットでの心ないコメントや誹謗中傷に警鐘を鳴らしている。と言われているようだ。
果たして本当にこれは、警鐘を鳴らすCMなのだろうか。
まず、これをみて、このCMには論点がたくさんあるな、と思った。
おばあさんに対する最初の一言が、(おばあさんが流れてくる桃を拾い上げる場面)
「窃盗だろw」
なのだ。
この「w」にこのCMの奥深さがある気がする。
まず、このCMを見た人から、ネットやテレビでこんな意見が出ていた。
・知らない人が勝手に自分の写真をみて、心ない一言を言われた。
・勝手に個人情報を友達に広められたことがあった。
・仲間内で盛り上がっていても、自分は悲しい気持ちになっていたりするのに気がついてほしい。
・でも、そういう発言ができるのがある意味ネット
・そういうつもりじゃないのに別の意図として伝わっていることもある。
個人情報を勝手にあげる、とかは論外だと思う。よく、最近街頭インタビューで面白い発言をした一般人の写真を勝手にアップしている人を見かけるけど、いい意味で使われるうちや、内輪で使われるうちはまだいいけど、悪用されたり、ジョークで使われ続けると怖い。
彼らは有名人ではなく一般人なのだから。
女性の場合(男性も0%ではないが)ストーカー被害に結びつくこともあるという。
個人情報を勝手にネットにあげるのは、もはやプレストーカーみたいなもんだと思った。
心ない一言を知らない人にいう、というのは、ネット特有のことだと思う。
私はネットにもTPOが存在していると考えている。
このような話が出ると、ネットはネットという一括りをしてしまうけれど、ネットにも色んな場所がある。
2ちゃんとか、フェイスブックとか、ツイッターとかインスタとか。
その場所によってカラーが違うし、性質も違う。
人によっては使い分けている人もいる。
2ちゃんでは言っていいことと、フェイスブックで言っていいことは、違うっていうところまでネットはもう成熟していると思う。
今、難しいのはツイッターだろうか。
2ちゃんはほぼ全員匿名だから、素直に面白いこともかなりブラックなジョークも流れていたり、言われても、自分も匿名だから傷も浅い気がする。
でも、本名に近い、あだ名で自分のリアルな世界の友達もつながっているツイッターで同じようなことを言われたら、とても傷つく。
傷つくなら言わなきゃいいじゃん、という論があるけれど、傷ついた本人は発言してみるまで、その発言が炎上するなんて夢にも思ってなかっただろう。というか、何がきっかけで何が炎上するか、本当のところは誰も分からないくらい不確かなものだ。
でも、ネットが全部そういうところなんだから、気をつけろ。
といっていいほどネットの世界は狭くはなくなった。
国会議員も大統領もネットで発信するくらい、公共性が高くなった。
AKBが秋葉原だけでライブしているうちは、あの結婚発表がこんなにみんなの話題になることはなかったと思う。でも、AKBが全国でライブをするようになったからこそ、あの発言ほか、メンバーの様々な発言が話題になった。
ネットが全部そういうところ、ではなくなったのだ。
だから、ネット上でのTPOを考えなければいけない時代になったのだと思う。
桃太郎のおばあさんに対する言葉も、
仲間内で、「あの話って冷静に考えて、現代の日本の法律に引っかかったりしないのかな」とか、そんな話だったら面白いんだと思う。
その中で、「窃盗だろw」が出てきても、仲間内の冗談の一つで終わると思う。
結構色んな論点が出てくるあのCMは、こんな世の中でいいのかという警鐘というより、やっぱりちょっと考えてみようよ、という疑問の色が強いのではないかと思った。
さて、今日の記録
◯英語の勉強
単語の勉強進めた。アプリが習慣化してきたか。やる頻度も高めたい。
◯2000字
今日は資料調べ含め2時間で書き上げた。最初に構想を寝る時間と推敲の時間も含む。
気がついたら今回のこの日記も2000字近い。書くスピードは確実に上がっている。
◯ジム
自転車マシーン15分。お風呂にゆっくり入った。
◯今日の朝ごはん
今日はフルーツグラノーラ。豆乳がけ。ヨーグルト、白桃ジャムかけ。
朝ご飯を作りながらお弁当を作るのも早くなった。
◯日経記事を読んだ感想
買って住みたい町が、都心部からその近郊、船橋とか浦和とかにうつっているとのこと。名より実を考える人が増えたのかもしれない。