くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

映画感想:PERFECT DAYS

先日、北欧暮らしの道具店のラジオ「チャポンと行こう」を聞いていた時に、佐藤店長が「いい」と言っていた映画が気になって、観に行ってきました。

あまり前評判を見ずに、なんなら予告も見ずに、佐藤店長の感想だけを頼りに観に行ったので、とりあえず日常系の映画であることと、主人公がトイレ清掃員であること以外何も知らずの状態で映画の世界へ。

音楽もまた一つこの映画の中で重要な物なのですが、いい音楽が必ず持つ歪さ(必ずしも正確な、機械的なものが最高の音楽になるのではなく、適度なスィング、歪みによって、いわゆるいい音楽が生まれる)によって、ある種のPERFECTな音楽となるように、漏れ出る主人公の歪みも含めてPERFECT DAYSなのかもしれないです。

淡々と過ごしているようで、滲み出る歪みが「人間」って感じがして、これは好きな映画だなあと思いました。

 

そしてこういうことをじっくり、ゆっくり楽しめるくらいの速度で人生を楽しむことこそ、大事であることも思い出しました。

最近予定詰めがちでしたが、焦らず着実に生きたいと思いました。

 

いい映画だったなあ。

 

おやすみなさい。

 

 

2本目:劇場版「きのう何食べた?」

 

今年2本目はお家で劇場版「きのう何食べた?」

漫画で読んでいて、ドラマ未予習のいきなり翔んで映画にいってしまいました。ご飯ものなので、ご飯シーンがどんな感じで描かれるのだろうとワクワク。

筧さんの優しいナレーションでお料理がコツコツ進み、器も美味しそうで私の中で新たな飯映画としてお気に入りに入りました。ドラマも見てみようと思いました。

 

個人的に良かったのはぶり大根、ローストビーフ、アクアパッツア、そして黒豆。

(いや全部か?)

魚は都内だと高いなと感じることが多く、ぶり大根やアクアパッツアなど、魚料理をあまりお家でしないのですが、これを見てたまには魚料理もいいかもしれないと思いました。特にアクアパッツアは、魚を貝出汁で煮る料理だと理解したので、一度くらいやってみたいなと思いました。そういえば、ホットクックにアクアパッツアあったなあ。

 

ローストビーフは普段ホットクックでしか作らないのですが、なるほどこういう作り方もあるのかと勉強になりました。確かに素材が良くないとなかなか難しそうなくらい手間がかかっていないので、いいお肉を手に入れた時に挑戦してみようと思いました。

 

黒豆を見ながら、何かの作品で小豆を自宅で茹でて保管しておく料理を思い出しました。そしてそれをやりたくなりました。豆って乾物で、家に保存しておくには本当はいい食材なんですよね。

ミニマリスト的思考で生きたいと思いつつも、いざという時の備えも大事にしたいので、昔の暮らしの知恵みたいなものをうまく取り入れつつ、いざという時にも対応できるようながっしりとした日常を過ごしたいなと思いました。

 

おやすみなさい。

 

 

 

映画始め:翔んで埼玉

 

 

2日、昨年より一日早く、今日からオンライン英会話開始し、終了後は映画館へ。

翔んで埼玉〜琵琶湖より愛を込めて〜を鑑賞してきました。新年一発目、笑わせてもらいました。個人的はもっとニッチなローカルネタを知りたかった感はありますが、楽しいひとときを過ごしました。また続編あるかなー。

 

今年は映画をたくさん観る年にしたいので、たくさん心動かされたい。

おやすみなさい。

 

 

映画「君たちはどう生きるか」を観てきました

前情報なくこの映画は楽しんだ方がいいと思うので、がんばってネタバレしない感想レポにします。

 

何も前情報がない映画を観に行く、という体験自体が初めてだったかもしれません。そういう体験の上で観た、ということさえ貴重な体験だったようにも思うし、突然現れた目の前の事象、という意味ではかなり主人公を疑似体験できた部分もあるかも知れません。

 

そういう映画が始まる前からの、リアルへのしかけさえひっくるめて面白かったです。

 

映画自体は監督の思考の生々しさがかなりストレートに脳内に届く感じでした。意味がわからない(というか説明のない)、余白的な絵がとても多く感じる一方で、その余白の量はとても心地よくかんじました。

昨今は色々なものに情報量が多すぎるのかも知れません。音声言語でも書き言葉でもない、「言語」であるのかどうかギリギリのラインの情報が自分の中に入ってくる感じでした。パロールかエクリチュールか、それを行ったり来たりしているんだ、(どちらが始点ということはない)というような議論でさえ脱構築しちゃうような、そんな表現についての爽快な新しさをかんじました。

 

早くも忘れかけていることはたくさんあるのですが、じんわりと何かは自分の中に残っている。これはトトロやナウシカ、ラピュタなどなどこれまでのアニメーションでもじんわり感じていたことでしたが、今回もちゃんとそういう感じでした。

だからまた観ちゃうんですよね。

金曜ロードショーでナウシカが流れて、ラピュタが流れて、もう何度も観ているのになんか見始めると観切ってしまう。いわゆるジブリマジック。多分これもそういうやつです。

なんかやってんなーって思って、そのまま観ちゃう。何か自分が忘れている部分を補完できるのではないかと思っているかのように、もう一度見てしまう。

DVDを持っているわけじゃないのに観た回数めちゃくちゃ病的なんじゃないだろうか。金曜ロードショーは何回ナウシカやってるかな。

 

また出会う日まで、私なりに生きていきます。

 

おやすみなさい。

 

 

事実を指摘するという勇気について

 

ハンナ・アーレント(字幕版)

ハンナ・アーレント(字幕版)

  • バルバラ・スコヴァ
Amazon

今月は機会があって週一で映画を観ていたので、今週は予定がなかったものの自分で設定して観ました。

ずっと観てみたかったものの、ずっと観ていなかったハンナ・アーレントを鑑賞。

ハイデガーの弟子で、ユダヤ人で、ドイツから逃れてアメリカに亡命して、というなんとも情報量が多い人です。

本映画はアーレントがヒトラーの腹心としてホロコースト実行に関わったアイヒマンの裁判に出たのちに出された出版物に関わる部分が描かれています。

 

思考しないやつは人間じゃない!くらい今見たら結構マッチョなことを言ってるアーレントが、やつは思考していない凡庸な悪!と言ったのは、彼女なりの最大限の批判であり悪口みたいな感じだと、後世を生きる私はかんじますが、映画を見ると当時彼女がどれだけのバッシングを受けたのか、生々しく感じることができました。

彼女が現代を生きていなくてある種良かったのか。めちゃくちゃ炎上したし、攻撃も当時より過激だったかもしれません。

いやでも彼女もTwitterとかで反論できたかな?

 

研究していると、いやでもこれはまだ怖くていえないな、と思うことともぶち当たるのかもしれませんが、自分は言えるくらいになれるのか。でも言えるくらいはっきりとした事実であれば言えるのかな。

 

おやすみなさい。

 

 

 

ごほうびな週末

f:id:kuro-yan:20221205185338j:image

12月最初の週末です!ホリデーシーズン気分!

いただいたカフェチケットを使いがてら、バーガーマニアというハンバーガー専門店に行ってきました。

 

朝から豪華なハンバーガー+ビールまで飲んでしまったよ。これは美味しい〜。

朝イチで行きましたが数名既に行列が、その後も回転は早かったですが続々とお客さんが入っていました。日中はもっと混むのかな?

 

午後はそのまま映画鑑賞

久しぶりに映画館に行きました。

土を喰らう12か月、上記が原作です。ごはん映画好きとしては気になっていた作品。

実際観に行って、すごくよかったです。最近おうちばっかりでしたがたまには映画館もいいですね。灯りが最小限な感じの映画だったので、黒が綺麗な映画でした。おうちじゃこんなに黒が綺麗に見えないので、、、

 

f:id:kuro-yan:20221205185926j:image

帰宅後は購入したケーキをパクリ。

誕生日ウィークだったので祝ってもらいました。

 

美味しい週末の始まり〜

 

おやすみなさい。

 

 

 

夏に飲む赤ワインの美味しさを教えてもらった映画を久しぶりに観たい

 

夏が来ると、映画「しあわせのパン」の夏のシーンが恋しくなります。大泉洋が全然大泉洋ではないのですが、この世界観とここで出てくるお家が大好きです。

雰囲気はher86さんのお家にも似ているかも。結構ガッツリめの田舎暮らしを18年間しているので、体感としては人生の半分ど田舎暮らししたから、あとはあそことは違う都会の暮らしをしたいなあ、とは思いつつも、こういうお家は好きだなあ、と眺めてしまいます。ここまで大きくなくても(掃除が大変そうだから)、中古リノベで住んでいる今のお家を立て直すとしたらこんなテイストにしたいなあ、と色々考えたことをまとめてみたりしています。

youtu.be

 

しあわせのパンの夏は、沖縄に行こうとした女の子が北海道にきて北海道の夏を満喫するのですが、自分はやっぱり山と静かな感じが好きなのか、ああいう夏の過ごし方がいいな〜と思います。(だから新婚旅行で行った夏のスイスが忘れられないです)

夏に飲む赤ワインの楽しさと美味しさを学んだのもこの映画のおかげ。

 

今年の夏休みもお家にいる予定なので、何か楽しいイベントを考えたいです。

そうだ、今後のリノベのためにおうちの勉強をするのもありだなあ・・・。

 

おやすみなさい。

 

 

 

引き続き気分は沈んでいるものの

 

次に見るとしたら「きっとうまくいく」だな。と思いつつ、明日のゼミでの発表と仕事の準備。研究はやっぱり楽しい。

なんてことを考えていたら、かもめ食堂のサチエが「いやなことをやらないだけです」と言っていたのを思い出す。

そうだそうだ。いやなことから逃げても人生はどうにかなるし楽しいということを知っているではないか自分、と昨日よりもう少しだけ元気になる。

 

明日はもう一本映画を見て、もう少しだけ元気になって週末を迎えたい。

 

おやすみなさい。

 

 

落ち込んだ時の映画「プラダを着た悪魔」

 

落ち込んだ時に見たい映画は色々あるのですが、今回は仕事がらみだったのでプラダを着た悪魔を選択。

ディズニー+で視聴したら、字幕英語の音声も英語にできたので、ちょこちょことAll英語で鑑賞しました。

 

ちょっと元気出た。

 

おやすみなさい。

 

 

何気なく選んで観た映画、光のお父さんで号泣する夏休み7日目

f:id:kuro-yan:20210813220531j:image

今日も昼間からビール。料理はちょっと作ってみたかったイングリッシュブレックファースト。フライパン一枚でできるのは楽。

紅茶ではなくビールもめっちゃ合う一皿。

 

昨日同様昼寝もして、落ち着いてから何気なく気になっていてちょっと観てみようか、と観始めた映画、光のお父さん

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

現在朝ドラに出てる菅波先生じゃん!って思いながら夫婦で鑑賞。

飽きたら止めようって思って観始めたんですが、

私→FF赤ファミからのプレイヤー(すべて年上のいとこからのお下がり)プレステまではやっていたがPCに行ってしまってからは未プレイ。

FFという世界観に共感。

夫→ゲーム禁止の家で育つ。父は寡黙な仕事人間。なお過労もたたってか病気で早くに亡くなっている。主人公と父のコミュニケーションの取り方に共感。

 

という具合にお互いハマり、最後まで鑑賞。ラスボス倒すところで私は号泣してしまった。

 

これみてもう一回FFやりたくなりました。ゲームには小説みたいに終わりが欲しいと思っていたので、永遠に続いてしまうオンライン系のゲームってあんまり興味が持てなかったのですが、オンラインはオンラインの良さがあるんだなあ、と思いました。

 

夫はほとんどコミュニケーションがとれないままいなくなった実の父親を思い出した時間だったようです。生きてたらゲーム禁止とか言ってたけどゲーム渡したかも&自分の父親もめちゃお堅い感じだったけど、ぴょんとか言っちゃう素養はあったかも...だそうで笑

 

何気なく選んだ作品でしたがとても良い時間を過ごすことができました。

 

おやすみなさい。