くろやんの日記

思考・映画・ごはん・旅・自転車・読書・ライフハックのメモ帳

久しぶりの都会に思うこと

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最終日はのんびり過ごして、夜遅くなりすぎない時間に帰ってきました。

久しぶりに戻る都会は、台風接近のおかげか少し涼しいものの、東北ほどの爽やかさはないですね(笑)

 

また明日以降ゆっくり旅の記録はまとめていきたいと思いますが、全体として「豊かさとは何か」「幸せとは何か」を再確認、再思考させられる旅だったなあと思います。

 

都会にいると、次はいつ転職するのか(挑戦するのか)、新しいことにどんどんチャレンジすること、等がフューチャーされがちですが、何か一つをじっくり感じることも同じくらい大事だよね、ということを夫婦で再確認した旅行になったと思います。

お金を稼ぐだけ、色々なことに挑戦するだけ、では得られないものだってたくさんある。

そんな4日間。

 

得たものを明日以降の生活の糧にしていきたいです。

 

 

 

 

 

 

人類の好奇心の最先端

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岩手県岩泉町にある龍泉洞に行ってきました。

 

雨の日でも楽しめる貴重なスポットです。私は小さい頃一度行ったことがあったのですが、夫は初めて。

私の記憶にある龍泉洞よりもすごくオシャレでフォトジェニックな場所になっていました。

 

洞窟内は年間を通して気温が10℃くらいで安定していて、夏場は天然の冷蔵庫の中にいる気分。

今日はちょっと寒いくらいだったけど。

 

水深95mの湖とか見たんですが、人間の好奇心の行方に本当に驚かされました。

宇宙に行くのもすごいけど、こうやって地底に向かっていくのもすごい。

私は自分が知らない国に入ってみたいと思うけれど、未知の土地や洞窟の中を探検して行きたいかどうかはちょっと迷うかも...

洞窟はまだまだ研究の途中なようで、今後見られる場所はさらに増える可能性がありそうです。

 

 

よく喋る家にて思考する、“私”という存在

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写真の場所は、十和田美術館の外に展示してある美術品です。公園のようになっている場所なので、ここはお金もかからず見学できるのでしょう。

 

色々面白い展示が多い現代アートの美術館でしたが、中でも面白く、かつ自問自答させられたのがこの家です。

 

家の中に入ると、動画とともに家自身の声が聞こえてきます。

この家の独り言がなんとも哲学的なのです。

 

自分の周辺環境を理解し、

環境から知識を得て、考え、自分なりに意見を持つ、

そして最後には自分は何者なのか。という問いかけを始めます。

 

その工程は、人間の自我の芽生え、反抗期の抜け方、そして自分自身についてよく考え始める(大人に近づく感じ)という人間の思考そのもの。

 

大人であれば自分自身の思考過程を客観的に、子供であれば普段の自分の考え方の先に行くためのヒントを得られるような、そんな壮大な家の独り事でした。

 

すごく大きい施設ではないですが、興味深い展示が多い美術館でした。

 

それにしても、本日気温17℃という表示を見ました。先週の都内より20℃も低く、涼しいを通り越してちょっと寒いです(笑)

 

 

 

”豊かさ“について考える青森1日目

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夜行バスで到着しました青森県

夜行バスのお楽しみは美味しい朝ごはん。というわけで、駅近くの複合施設「アウガ」地下の市場内にある「市場食堂」に行ってきました!

「市場食堂」
017-774-0550
青森県青森市新町1-3-7 フェスティバルシティ アウガ 新鮮市場内
https://tabelog.com/aomori/A0201/A020101/2000641/

 

上は中落ち丼定食

こちらは三色丼定食です。

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地方でごはんを食べていると、豊かさとは?ということについて自分の中で考えさせられます。

この後カフェにも行ったのですが、都内ならケーキセットで二千円はするよね?ってクオリティが800円。

デフレしてると言われたらそれまでだけど、東京より全然空いてて(土曜の昼なのに)、美味しくて(魚類はもちろん、お水が美味しいので大抵カフェのクオリティも高い)、あと食事と一緒に吸い込む空気も美味しい(笑)

仕事さえきちんと確保できれば、地方の方が豊かな生活なんだろうなあとは思います。

(そのために最初は都会で力をつけるのが一ついい方法なんだろうな)

実際私自身も、学生時代沿岸出身の子が、実家から多量のウニ届いたーって言ってウニパーティーとかしてたけど、今思えばめっちゃいいもの食ってたな(笑)

コミュ力(人脈を築く力)、経済力を身につけて、いつかは灼熱のメトロポリタンから脱出したいものです(笑)

東京も好きなんだけどね。

私はご飯に弱いので、美味しいものを食べるたび、地方いいなーって思います(^∇^)

 

全行程の詳細はまた旅行が終わってからゆっくりまとめます。

いよいよ出発!我が家の夏休み〜青森・岩手旅行〜

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新幹線に乗るときと同じくらい、夜行バスもワクワクします。

(時間を最大限有効に使う為でもあります)

暑い東京を脱出するだけでも嬉しいのですが、行き先で新しい体験をするのも楽しみです。

今回の旅で訪れる予定を立てているのは以下の場所。

(あまり決めすぎず、柔軟な旅にはしたいので現地に到着するまであくまで予定です)

 

ねぶた祭りにはねととして参戦with友人たち

十和田湖奥入瀬渓流で涼しい気分に

*超絶コスパが半端ない、と話題の十和田の美術館

*種差海岸含む、三陸ドライブと美味しい海の幸

*夏でも涼しい龍泉洞(鍾乳洞探検)

*岩泉からついでに行けそう、浄土ヶ浜

 

ざっとこんな感じ。青森と岩手県の北部と沿岸を中心に旅行する予定です。

私は小さい頃の家族旅行で回った場所も多いのですが、親が関東・九州出身の夫にとってはほぼ未知の場所。涼しく、二人でのんびり楽しめたらなあ、と思います。

 

では行ってきまーす。

 

 

記録:Amazonプライムセール前に設定したマイルールと結果購入したもの

 

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もう2週間以上前の話になりますが、色々な方がAmazonプライムセールで買った物を記事にしていて、それを楽しく読ませて頂いている最近です。

ahiru8usagi.hatenablog.com

Amazonダッシュ、他にも買っている人いたけど、便利なのかなあ。ちょっと気になっているアイテム。それからギフト券を送り合って実質プラマイ0でポイントゲットというお得技を繰り広げられた方も。そんな買い物の仕方もあるのか!

 

www.monogama.space

こちらの方もAmazonダッシュめっちゃ買ってる。よくわかっていないので今度調べてみようかな……。

 

karaage.hatenadiary.jp

 他の方の物欲記事(笑)もまとまっていて読みやすかったです!

 

勉強になることも多く、次回のお買い物に向けての参考にしたいです^^

 

セールでの衝動買いは基本的にしないことを心がけている私ですが、今回はあらかじめマイルールを設定してセールに参戦してみました。

そのマイルールはこちら。

*半年以上前から欲しいと頭の中に思い描き続けているかどうか

*もしくは日常的に使用しているものかどうか

*量が多い、大きい、重たい、など自分で運ぶ労力があるものかどうか

 

 

このマイルールの中、私が特に狙っていたのが、

キッコーマンの豆乳

ウィルキンソンジンジャーエール

もしもこれらの商品が普段行くスーパーよりもより安かったら購入しようと思いました。二つとも我が家では日常的に料理、もしくはそのままいただく商品なのですが、飲み物なので重たいんですよね。家まで届いたら便利。

 

結果としてこの二つは買いませんでした。自分が思っていたより安くならなかったので(笑)

 

では何を買ったのか?こちらです。

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そうシーチキン。地味にこの食材、主婦の味方だと思っています。

マヨネーズとあえてもいいし、ごま油と和えても、そして醤油や麺つゆとあえても相性のいいタンパク質です。お肉使うより汚れ物が増えなくて楽チンだし。

炊き込み御飯にも突っ込めるし、パスタにもいける。なんて万能な食材なんだろう!

タイムセールで70g10缶で833円でした。大体シーチキンは一缶あたり、120〜140円と100円を切ったのをみたことがなかったので、なんだか嬉しかったです。

 

ネットショップは便利だし、クリック一つで買えるけれど衝動買いが心配という方は、あらかじめマイルールを設定しておくことをオススメします。

 

 

Gを一度も見ない夏への道のり

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規格外の暑さが続く今年の夏ですが、我が家ではまだ一度も、Gが姿を現していません。我が家は古めの一軒家に住んでいるため、Gとの対決は宿命。

4月下旬の頃、私が2週間ほど留守にした際に夫は一度見かけて退治したらしいですが、以後は私が家を守り、こまめにG対策をしているおかげか、今年は一度も出てきていません。

 

東北生まれ東北育ちの私にとって、Gは戦うのが非常に困難な敵の一種でしたが、今年でついにGとの戦いに一旦終止符がうたれそうです。

 

 

これまでの戦いについて

これまでのGとの戦いは"ズボラ"そのものでした。G対策グッズであるブラックキャップなどの置き型グッズを家の各地において、それを説明書通り使い、使用期限いっぱい使って交換する。私が使う労力は年1回の交換。

今の私からしたらありえないですね。そりゃ一匹、二匹、出ますよ。G。

 

 

夏の戦いに登場。Gを見なくなるスプレー。

Gを見なくなるスプレー。その名の通り、このスプレーがまいてあるところを通ったGはかなり弱りました。たまにみかけることはあっても既に虫の息。

夏場の必需品になり、なくなるとAmazonですかさず注文するように。

効果は1週間とのことですが、長期で旅行に行く前なんかに使用するようになりました。

 

 

そもそも見たくない。勝負は冬と春。

いろいろやってみたけど、そもそもG自体発見したくない。見た目も嫌だし、不衛生だし、なんかお前の家餌(ゴミ)がいっぱいあるぞ、の烙印を押された感じもなんかイヤ。

そこで、見ない為にどうすれば良いかを調べたところ、冬や春に夏に向けた仕込みをしておくことの重要性を学びました。

まずブラックキャップ。これは使用期限ギリギリまで使うのではなく、ちょっと余裕を持って使用する方向性へ。なので我が家は年を2期から3期に分けて、交換。

これで家の周りにあって我が家をねらうGたち、及びGたちの巣を攻撃しておきます。そんなに防御力高くないけど持続力はある魔方陣バリアみたいな位置づけですね。

次にゴキブリがいなくなるスプレー。春〜夏は週に一回。掃除機をかけて家中を掃除した日に使います。場所は窓際、玄関、お勝手口、各種排水溝付近(お風呂場はパイプユニッシュ)、ソファ・冷蔵庫等の家電の隙き間、など。雨の予報が出ていないときは外に出て室外機の周りにも。冬は2週、3週に一回くらい。

効果が切れるのは早いけれど、ちょっと強力な攻撃防御兼用魔法みたいな。

それからゴキブリ避けハーブ。この赤ちゃんがいる家庭でも安心のタイプのやつは食器やフライパン等の調理器具があるキッチン周辺のあらゆる場所に。(ここだけは寄せ付けたくないし、聖域。幸いまだここには一度も出たのを見たことがない)

いつでも身につけておける防御魔法具。

 私的なG対策における3種の神器です。

また、Gがいなくなるスプレーと併用して、家具の隙き間用のGがいなくなるスプレーもたまに使っています。

 

これらによって、今年はすごい暑い夏ですがまだ一度もGをみない、平和な夏を過ごしています。週末、夏休みでちょっと遠出をするので、対策を万全にして出かけたいです。

 

 

 

緩めの朝活を始めるコツを掴み始めました【7月振り返り】

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今日で7月も終わり。今月は、やりたいこと、やるべきことをコツコツ積み重ねた1ヶ月だったように感じます。

 

そんな中でも今月、新たに習慣にしたくて取り組み始めたことの一つが朝活

元々朝方で夜遅くまで起きている方が苦手なのですが、朝せっかく早く目覚めてもついつい布団に包まってしまいがちでした(笑)

朝時間もよく見るし、朝を充実する系のブログ記事も大好物で、ネットサーフィン中も朝を有効活用するHow to記事をよく読みあさっています。

asajikan.jp

 

体の調子が良いときや、やる気に溢れているときは、朝目覚めたらコップ一杯のお水を飲み、ゆったりした音楽をかけながら朝食とお弁当作り。簡単な掃除も済ませてしまったりします。

そう、調子がいいときは。

習慣にはなかなかならず、波がありました。

……が、先日耳にした一言から、ほぼほぼ“朝活が習慣化した“状態に近づいてきたように思います。

 

その一言が、

「平常時より30分早く起きて、好きなことをしよう」

ホント、これまでもこういう類いの台詞はたくさん聞いているはずなんですけどね。

朝活記事において、とてもよく見かける言葉です。

けれどもこの言葉の「好きなことをしよう」が、私の中で、「あ、こういうことだったのか」といつもとは違う方向にストンと落ちました。

そう、朝早く起きて、その日にやりたい自分の好きなことをするのです。

「好きなこと」という言葉とともに、

ヨガ、ティータイム、読書、豪華な朝ご飯(スムージー)、気持ちのよいカフェ、

の文字と爽やかな写真が並んでいます。

そして私は、自己を高める、意識高いことをしなければいけないような思いを潜在レベルで思っていたようです。

「好きなこと」といったら、自分の好きなこと、何でも良いのです。

ツイッターのタイムラインを覗いて面白いニュースを見る、インスタで素敵な写真を探す、最近ハマっているスマホゲームをやる、夜に食べるのを憚られた頂き物の甘いものをおめざ代わりに食べる(急激に血糖値を上げないようお茶と一緒に)、

などなどそんな些細なことでいいんだ。と思えるようになってから、ほとんど毎日早起きがきちんとできるようになりました。

 

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ポイントは、目覚めて布団の中で過ごしても大丈夫、というハードルの低さだったのかもしれません。(この日記もめっちゃハードルを下げてスタートすることによって継続できるようになった)

 

布団の中でツイッター、布団の中でブログサーフィン、料理アプリでめぼしいレシピ検索、好きなWEBサイトの閲覧。

布団の上でゴロゴロはしているわけですが、頭は完全に起きています。

自分の脳力の消費が激しい文字だけの読書で寝起きをスタートするよりも、ほぼ受動的でいい動画や漫画から一日を始める方が、脳への負担も程よいのかもしれません。

イメージはマニュアル車のギア1、2状態の運転。

思考がクリアになる朝活。「好きなことをする」という言葉に加えて、「特別な集中力がいらないことから始める」というのも重要なポイントなのかもしれません。

 

《2018年の目標》〈継続〉〈思考力のレベルアップ〉

《目標リスト》

・映画150本鑑賞(今月5本/78本)  ・本を100冊読む(今月5/44冊)

・日記を毎日書く(毎日書いた) ・英語トレ(6回) ・—3kg(—0.5kg現状維持)

 

 

 

品物やお金と同じように、運も”やり取り”可能と感じた6日間

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火曜日からお仕事で我が家に泊まりにきていた、西海岸からの友達が昨日飛行機に乗って次の場所へと旅立ちました。

何でも、せっかくアジアに来たということで、周辺の国を色々見てから帰国するとのこと。アメリカから日本って遠いもんね。私達がヨーロッパ行くと大抵色々巡る感覚と似たもんでしょう。

 

食事は基本別なのですが、毎朝朝ご飯だけ一緒に食べました。日本食が好きとのことで、おにぎりにみそ汁、お茶漬け、などなど。

色々な会話の中で、前回来日の際に“うな重”がお気に入りになった話を聞いて、たまたま今の時期って、スーパーで鰻安いことも重なったので、土曜日の朝にはミニ鰻丼andお吸い物を出しました。めっちゃ喜んでもらえたので嬉しかったです。

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日曜日は地元の人が遊びに行くようなところのおすすめスポットの紹介を求められ、たまたま私達の予定がなかったので、車でドライブしながら成田空港まで送る提案をしました。

午前中だけで、ローカル民がよく行くおもしろい場所。ということから、夫婦でどこに行くか緊急会議!

浅草など、実は東京住んでいても遊びに行く、外国人ウケも良いスポットをほぼほぼ封じられた私達ですが、結局こんなコースに。

 

ドライブで首都高走る

海ほたるに行く

*車でしか行けないため基本日本人しかいない

*お土産品が千葉と神奈川の物が多く、東京でみかけないものが見られる

*眺めが気持ちよい

*足湯体験ができる(ついでに足湯入れるという東京近郊では貴重なスポット)

珍しかったようでかなり楽しんでました。足湯でああ〜極楽〜って思うのは世界共通な模様。これから飛行機乗るし、ちょうどよかったかもね!

千葉でラーメンを食べる

(我が家が一蘭大好きなので一蘭へ)

*カリフォルニアでもよくラーメン屋に行くそうですが、一蘭は人生一旨いラーメンだったとのこと

*しっかりスープも全部飲み干す程の旨さだった模様

*NYにも店舗あるようなので、しっかりオススメしてきました(笑)多分ここより高いと思うけど……。

彼希望「ローカルスーパーでお土産とか買い物したい」

という要望から成田のイオンモールで買い物

空港

 

 

イオンなんてほぼ行かない我が家ですが、安くて、とりあえずなんでも揃っていて、海外から来た人が迷わずお土産品なんかをお買い求めするのに便利な場所だなーと思いました。

成田空港まで15分くらいの場所の立地なのでギリギリまでお買い物楽しめたし、和雑貨屋さんが充実していて、お土産探しにも困らず。次回からも海外からの友達が来たらこの技使えそうです。

 

 

滞在中とドライブ旅で、結構色んなことをおしゃべりしました。

彼と、今まで訪れた国の中でめっちゃよかった国どこ?

っていう話をした時、流れで人生変わった出会い、みたいな話になったのですが、友人の人生変わった話を聞きながら、

「品物やお金と同じように、運も”やり取り”可能そうだな」

と思いました。

 

 

友人が人生変わった、という旅の一つがコロンビア旅行でした。

砂漠のとあるカフェで、まだ若い一組の夫婦に出会ったそうです。

彼らは金融機関でガリガリ働いていたようですが、一旦会社を辞め、今は自由に世界を旅している途中だったとのこと。

友人はそんな彼らに、いつかは自分もそうやって世界を回ってみたい、と言ったところ、カップルたちに今やらないの?

と聞かれました。お金が貯まってからかな、という話をすると、カップルたちは大体どれくらいのお金が必要になるかその具体的費用、その後のライフプランの選択肢、などを教えてくれたそうです。

その時友人は会社にお勤めの身でありながらも、個人的にも仕事を請け負っていたこともあり、帰国後にすぐ会社を辞めて、その後はずっと自分の身一つで仕事をするようになりました。

そんなライフスタイルを始めてみると、個人的に請け負っていた仕事は倍に増えて、自分が思っていたより生活にも困らない上に、仕事で世界中に行けるようにもなったそうです。

ここまでのことを書いていると、なんかインスタとかでよくみるフリーランス最高!!旅をしながらお仕事♡みたいなアカウントを思い出しそうになります(笑)

(綺麗な画像をアップし続けている彼らがどんな価値を世界に生み出しているのか私は分かりませんが)

 

友人は専門家として、各国のその手の専門家ともたくさん繫がり、さらに仕事を増やしています。それもこれも、今思えばあのコロンビアの砂漠のカフェで出会った夫婦がきっかけだったとのこと。

 

 

私が思うに、友人はコロンビアの砂漠のカフェで、“運”を手に入れたんじゃないかな、と思います。“流れを引き寄せる””自分にとって良いものに気がつくカン“と言ってもいいのかもしれません。

 

よく自己啓発本コーナーで、「引き寄せの術」とか、「人生は鏡」とか、そういう本をよく見かけますが、あれって結構真理だと私は思っています。

つまり、「習慣」なんですよね。

大抵の人の「習慣」って親とか家族から引き継いだもので、たまたまソレが自分に合うもの、自分が求める生活の「習慣」であれば、そのまま続ければ良いと思うのですが、そうじゃない時は変える必要があります。

 

例えば分かりやすい例が「消費行動」でしょうか。例えば同じくらいの収入の家庭でも、外食一つでも色んな選択肢があるかと思います。

*毎月一度、家族で外食に出かける(ファミレス、お手軽な回転寿司など)

*外食は半年、もしくは年に一度だけ(ただし、普段は絶対行けない高級な鉄板焼きとか回らない寿司屋に行く)

*外食はほぼしない。代わりに自宅でめっちゃいい食材をたまに仕入れて、調理して食べる

何を求めているか、どう暮らして行きたいか、でどっちの生活スタイルを取るか、きっと違います。

 

 

友人は、砂漠のカフェの一件以来、きっと、自分が大切だと思うことをよく考えるようになって、何か選択肢が目の前に現れた時、自分に取ってどっちがいいか、という判断を瞬時に選べるようになったんじゃないかと思います。それが”運”。

 

今回だって、友人は仕事であれば、特別我が家に泊まらずとも、ホテルを取って余計なことは一切考えず、仕事に集中するという選択もあったはずです。

ホテルであれば、クリーニングのサービスもあるし、24hなにかあっても大抵対応してくれます。(我が家もできるだけ困ったときは助けるけど、24hは無理(笑)

 

けれども友人は我が家に泊まることを選びました。(そして我が家も大歓迎しました^^)

同じ時間を過ごして、これまで以上に親密な仲になり、普通の外国人観光客では体験しにくいことも体験しました。

友人は自分に取って最適な、幸福になれることを選ぶことができる、引き寄せることができる習慣、つまり”運”を手に入れて磨いて、さらに今回もまたこの旅を通して磨きをかけたと思います。

 

 

我が家も素敵な体験ができました。

友人の生活スタイルを垣間みて、素敵な西海岸スタイルの勉強になったし、親密度もアップして、次は私達が西海岸に行った時、彼の家に泊めてもらうことになりそうです。

また、彼の専門分野はなかなか面白く、私達が普段の自分の仕事の中で、その分野について何か困ったことがあれば、友人か、または友人を通じて世界中の専門家が助けてくれるかもしれません。
我が家もまた、運を引き寄せているのかもしれないです。

 

運はちょっとした“心遣い“のやり取りから生まれる“信用”が積み重なって、磨かれていくことを考えると、品物やお金を交換したり、働いて結果を出してキャリアアップをしたりするのと同じように、運も”やり取り”可能なんだと思います。

 

自分たちにとってよい運を引き寄せられるよう、日々の選択肢に敏感でいたいものです。

 

そういえば、"運"でこの本を思い出しました。

中学生のときに出会った、自分自身の思考の方向についてとてもよく考えさせられた本です。

kuro-yan.hatenablog.com

 

 

 

映画『未来のミライ』感想:現代版トトロっていう印象をもちました

前評判の賛否がかなり分かれていたので今観るか、後日レンタルされるのを待つか、かなり悩みました。

というのも、IMAXとか3Dとかなら映画館でしか観られないし、大画面で観る価値もある、と自分の中で腑に落ちるのですが、ジブリを始めとするアニメ映画とか(もちろん絵のカットを大画面で観る楽しさもあるけど……)、まったりした家族系の邦画とかは、テレビで観られるようになって(=もう少し安価になるまで待って)もいいかなって思っちゃうんですよね。

だからストーリー展開なんて読めてしまうマーベル系は映画館に行っても、邦画は本当に「今観る方が良い」とか「この監督の次の作品も見てみたい」とか思う人でないと、なんとなく足が向かない。

 

が、先週と先日の金曜ロードショーで改めて細田監督の作品を観て、「ああ、今作は微妙だったのかもしれないけれど、私はまだこの監督の作品を観てみたい」と思って鑑賞してきました。

(たまたま映画館のポイントが貯まっていて安くみることができる、という状況も後押しするきっかけとなりました)

 

 

じゃあ観てみて、実際私はどうだったかというと……

前評判で言う程、全然悪くない。むしろ、結構良いなって思った派です。

良いな、面白いなって思ったポイントをまとめてみました。

 

★子供たちは爆笑。現代版トトロとしての一面

休日かつ夏休みの日中に見に行ったせいか、幼稚園、保育園児くらいの子から高校生まで、とにかく子どもが多かったです。

そしてファミリーや小学生くらいまでの子は要所要所で爆笑してました。めっちゃ楽しんでました。

この映画を、「大人向け」と言っている感想をチラホラみかけたのですが、私は「実は子供向け」なのでは? と思いました。(私が観た回の子たちにたまたま合っていたのかもですが)

「子供向け」で思い出すのが、そうトトロ。もしくはポニョ。

大人にも楽しいトトロやポニョですが、あの映画が基本的にずっと子供の視点で映画が進行するように、未来のミライも基本的にはずっとくんちゃん視点で進みます。

ここでふと考えさせられたのは、今時の、というか都会に生まれ育った団地の二世、三世とかの生活範囲を見事に表現している映画なんじゃないかな、ということでした。

 

トトロが描かれている一昔、いやもう二昔くらい前、子供たちの遊び場の範囲は山一つ分あるのは当たり前でした。現代でも0ではありませんが、山一つが遊び場で育つ子は少数派でしょう。私は山一つで育った派ですが、夫は違います。くんちゃんが幼少期を過ごした環境ととても良く似た環境で育っています。

すると、そうやって育った子にとって、何となく故郷(ではなくても)を思い起こす田園風景と家の庭に生えている樫の木って同じレベルで郷愁、今ドキに直すなら“エモさ”を感じるキーワードなのかもしれない、と思いました。

樫の木のところには、それぞれ自分の実家の夢の戸建てマイホームの庭に生えていた、何らかの木、とか。お母さんが手入れしていた花壇、とか。

 

 

※この先ちょっとネタバレ注意

★『未来のミライ』タイトルの意味の思考アレコレ

これは大人がアレコレ考えさせられて面白いポイント。みんなの解釈をサーフィンするのもまた面白いです。

そのアレコレ考えさせられるポイントで私が一番面白いな、と思ったのが作品タイトルについて。

未来のミライそれぞれ何を指しているのでしょう?

未来→未来ちゃん時間軸としての未来

ミライ→未来ちゃん時間軸としての未来複合的な意味としての「ミライ」

 

単純に考えたら、「時間軸としての未来からやってきた未来ちゃん

というところが妥当なのでしょうけれど、

前半の「未来」が漢字で、後半の「ミライ」がカタカナなことと、途中、未来ちゃんの命名の半紙がデカデカと登場するシーンを踏まえると、

未来ちゃん時間軸としての未来の話」、「未来ちゃん時間軸として先に存在する未来ちゃん&その世界の話」、みたいな捉え方もできるのかなあ、なんて思いました。

 

映画を観ていると、あんなにポスターででかでかと目立っている未来ちゃんは、全然主人公感がありません。それは物語の半分以上、小さいくんちゃんの視点で、小さいくんちゃんの時間軸の場面がメインになっているから。

けれどもラストの方で、未来ちゃんが今の自分の時間軸、というところに存在して、そこに迷い込んできた過去の小さい頃のお兄ちゃん、という場面があります。

特別このシーンが長い訳ではないのですが、最後の大事な時間にこのシーンがあることによって、「未来の未来ちゃんが過去にやってきた話」ではなく、「未来ちゃんのところに過去のくんちゃんが迷い込んだ話」という印象がすごく強くなります。

途中までだと、くんちゃん主役っぽいのに、どうしてタイトルでこんなに未来ちゃんフューチャーしてたの?と思ってしまうのですが、最後のこのシーンによって一気に未来ちゃんに引き込まれました。

 

 

★監督が描く、現実世界×異世界(仮想世界)の交錯

時をかける少女サマーウォーズおおかみこどもの雨と雪バケモノの子、あとデジモンなんかも含めて、改めて細田監督が描く現実と異世界の交錯は絶妙で好きだなあ、と思いました。

程よいお互いの干渉具合で、「本当にありそうでない」ギリギリのラインだからこそ、魅入ってしまう世界感。

そしてその世界感を不思議なまま、でも心地よい締めくくりをしてくれるなあ、と感じます。不思議系な世界感って、めっちゃ説明的に世界感を駆け足で通り抜けきっちゃうやつになってしまうか、不思議が残りすぎて「えっ、そこでおわる?」みたいな後味になるか、みたいな部分があって、その辺の塩梅がうまいのが宮崎駿監督、っていう自分の中でのイメージだったのですが、今回細田監督の作品を見て、改めてこの監督もその辺の塩梅がちょうどいいなーと感じました。

デジタル的な感覚が強い分、ちょっとSFちっくで、なんとなく藤子不二雄手塚治虫好きな人にもハマりそう。

 

 

今回評価が分かれたっていうネットでの声もあるし、映画館での興行収入の心配をしてしまいますが、上手くお金が回ってまた次も素敵な作品をみせてほしいな、と思います。

 

追記

また、細田監督の作品はいつも原作も細田監督な訳ですが、書籍の方に書いてある設定を読み込んで、なるほど、と思うことも結構あります。

今回もしばらくしたら原作も本屋さんで買って読んでみようかな。